掲載日:2009年5月20日

Close Up!

リアルクラウド型データセンター構築の取り組み

グローバルに設置するデータセンターを連携させ、可用性が高く安全なシステムインフラを提供

FOCUS

  • 仮想化技術によって、障害発生時にもお客様にストレスを感じさせることなく処理を続行
  • 秘密分散法技術を導入することで、セキュリティを確保
  • 電力使用量削減効果を証明するサービスやお客様サポートなど、多彩な付帯サービスを提供

国内外の複数のデータセンターを連携させお客様の事業継続に貢献

日本ユニシスでは、ICTサービス充実の一環として、仮想化技術や秘密分散法技術など、当社グループが長年にわたって蓄積してきた技術やノウハウを駆使することで、可用性が高く安全な“利用型”システムインフラ――「リアルクラウド型データセンター」の構築に取り組んでいます。リアルクラウド型データセンターは、国内外の複数のセンターをネットワークで結び、万が一、障害が発生しても止まらないシステム基盤です。

また、これに合わせて、お客様サポート体制の整備を進めるとともに、リアルクラウド型データセンターの利用による環境保全効果を証明するサービスの提供も計画しています。

可用性の確保と自動化運用を実現する仮想化技術

リアルクラウドを実現する仮想化

リアルクラウド型データセンターを実現するキーテクノロジーが仮想化です。一般に仮想化は1つのハードウェアに複数の処理を実行させたり、複数のハードウェアで1つの処理を行う時に用いられますが、日本ユニシスでは、サーバやストレージ、ネットワークなど、すべてのITリソースの仮想化を推進。これにより、障害が発生しても、お客様にストレスを感じさせることなくほかのセンターで処理を続行します。

この仮想化の技術は、メインフレームの中でCPU(中央処理装置)の効率をあげる技術と共通のものです。日本ユニシスが50年間にわたってメインフレーム開発で培ってきた技術力がこの仮想化に活かされています。

仮想化が可能にする自動化運用

仮想化技術はデータセンターの管理・運用の自動化も実現します。個々のITリソースで必要とされる機能などを自動的に設定することから、お客様の要件に応じたリソースをリーズナブルな価格で素早く提供することができます。

近年、オープン化の流れのなかでコンピューターシステムはますます複雑化しており、ひとたび障害が発生すると、その原因を特定することも困難になりつつあります。

そこで、日本ユニシスでは、これまでさまざまなお客様のシステム構築で培った高度な障害対応ノウハウを活かして、障害時への対応でも自動化を推進。障害が発生したさいには、システムが自ら原因を特定するとともに、解決できるケースについては自動的に復旧し、できないケースについては他センターのリソースに処理を継続させたり、担当の技術者に自動通報する仕組みを整えます。

センターのセキュリティを確保する秘密分散法技術

リアルクラウド型データセンターでは、セキュリティを確保するために、「秘密分散法」という技術を導入します。

秘密分散法とは、データを複数に分割して保管し、仮に1つのセンターに保管されたデータを取り出しても情報として意味をなさないものとする手法です。すべてのデータがもち出されない限り、データを復元することは不可能なため、お客様に安心してデータセンターをご利用いただけます。

また、セキュリティが保たれていても、保管データの性質やコンプライアンス上の理由から、「国内にデータを置いてほしい」と希望されるお客様もいらっしゃいます。そのためご要望がある場合は、国内のデータセンターのみを使ってサービスを提供することも予定しています。

リアルクラウド型データセンターの利用を促進する付帯サービスも提供

電力使用量の削減効果を証明

リアルクラウド型データセンターは、環境保全に貢献するグリーンITです。複数のお客様でITリソースを効率よく利用いただくことは、各企業が個別にハードウェアを所有する場合に比べ、電力量は少なくなります。また、省エネ型の最新鋭のITリソースを導入するので、電力消費量はさらに減少します。

日本ユニシスでは、リアルクラウド型データセンターの構築と合わせて、お客様の環境保全計画や環境目標の策定・設定にお役立ていただけるよう、リアルクラウド型データセンターの利用による電力使用量の削減効果を証明するサービスも提供していきます。

お客様サポート拠点を全国に開設

また、日本ユニシスでは、サーバやストレージの容量、ネットワークの速度などをお客様にご提案したり、データの移行やネットワーク構築といった作業を支援する、お客様サポート拠点「ICTサービスカフェテリア」を全国に開設することにしています。

日本ユニシスでは、ICTサービスカフェテリアでリアルクラウド型データセンターのテスト利用にもお応えするなど、人的なサポート体制を充実させていきます。

水や電気と同じように、システムリソースも“必要なときに、必要なぶんだけ利用できる”。日本ユニシスでは、そうした環境の実現をめざして、今後、2008年の世界サーバ購入台数上位4社のうちの1社である米国アマゾン社のデータセンターとの連携を進め、クラウドの相互利用を可能にする“バーチャルクラウドiDC(インターネット・データセンター)”構築の取り組みも並行して始めるなど、ICTサービスのさらなる充実を進めています。

こうしたICTサービスの利用は、コストを削減しながら、さらなる成長のために情報システムの高度化を進める多くのお客様にとって、有効な解決策になると考えています。今後の展開にご期待ください。

リアルクラウド型データセンターの概念
図:リアルクラウド型データセンターの概念(クリックで拡大pdfファイルを開きます

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