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掲載日:2005年12月19日

High-Score Making コースを制する“知と戦略”

努力の積み重ねが、勝利への自信を生む。

(社)日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長 島田 幸作氏

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いつかはジュニア選手や学生のチャンピオンをプロツアーに参加させたい

さてここからは日本の男子ツアーについて、少しだけお話したいと思います。ご存知のように、最近の国内ツアーは女子ツアーの人気が高く、男子ツアーは少々押され気味です。しかし、それぞれの試合は、高いレベルでの争い、プロらしい熾烈なデットヒートなど、面白い試合が行われているという自負はあります。そうした魅力をうまく伝えられていないのではないかという気がしています。

これまでもJGTOはツアーを盛り上げるための新しい取り組みを行ってきましたが、今後は「ゴルフファンなくして、プロゴルフツアーは存在しない」という原点を見直し、ファンサービスの充実を図っていきたいと考えています。また、選手のプレー中の喫煙問題など、ツアーの罰則規定を厳格に適用し、選手の意識とモラル向上を徹底したいと思います。こうした考えについては、横田真一選手会長にも賛同してもらい、選手会でもさまざまなアクションがなされるようです。

また、これは私の個人的な考えなのですが、もっとジュニアなど実力のある選手をプロツアーに出場させるようにしたらいいのではないかと思っています。
現在の男子ツアーには柱となるようなスター選手が存在しません。女子では宮里藍選手がアマチュアの立場で優勝し、今や不動裕理選手を脅かすまでに育ちました。そして宮里選手に続き、さらに若手の有望選手が次々に台頭してきたことが、女子ツアーの人気を高めた大きな要因だと思っています。

男子でも将来のスターを輩出するために、ジュニアや学生のチャンピンを男子ツアーに出場させ、経験を積ませることも大切ではないかと思います。もちろん、1試合の出場選手数は限られているので、アマチュア選手が一人出場すれば、その分プロが出場できなくなります。恐らく異論も出てくることと思いますが、日本のゴルフとツアーの将来の発展を考えた場合、必要なひとつの手段ではないかと考えています。

また、選手とファンの触れ合いとは違ったファンサービスのひとつとして、トーナメントの観戦環境を向上していくことも必要だと感じています。 現在、日本ユニシスさんの協力で「ウィンドスティック」という、ホールの風向きと強さが一目瞭然に分かる表示をトーナメント中継で行っています。選手のプレーしている状況をお茶の間のファンにも臨場感をもってお伝えできるという点で大変にありがたいシステムだと思います。また、プレー中の選手のスコアがオンタイムでわかる「スコアリングシステム」を構築できたのも、日本ユニシスさんのおかげです。
思えば、JGTO立ち上げの時も、日本ユニシスさんの協力で、それまで未整理だったトーナメントデータをデータベース化することができました。ゴルフは長い歴史と伝統をもつスポーツですから、過去のデータや選手データをしっかりと整理し、必要な時にそれを取り出せるようにすることはJGTOの責任だと感じています。

さらに今後は、こうしたデータをテレビ観戦者だけでなく、トーナメント会場を訪れるギャラリーの方、インターネットなどからでも簡単に取り出せるようになれば素晴らしいと考えています。もちろん、JGTOだけではできないこともたくさんあります。日本ユニシスさんをはじめ、多くの方々にお力をお借りしながら、ゴルフファンに喜んでもらえるツアーをお届けしていきたいと思っています。

(社)日本ゴルフツアー機構(JGTO)新しいウィンドウで開きます
日本の男子ツアーを管理・運営し、男子のツアープレーヤーを統括する組織。1999年に日本プロゴルフ協会(PGA)から独立し、今年7月に社団法人としての認可を受け、公益法人化した。JGTOのオフィシャルスポンサーである日本ユニシスは、男子ツアーの過去のデータや選手個々の情報を蓄積・検索するシステムを構築。また、試合会場の風向きや強さを表示する「ウィンドスティック」を提供するなど、ツアーをサポートしている。

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