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掲載日:2008年2月29日

High-Score Making コースを制する“知と戦略”

欧州という“未知の世界”で戦った経験が諦めない、タフな心を育ててくれた。

プロゴルファー 手嶋 多一プロ

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ベストな状態を維持するために選んだ「練習をしない」という方法

――初優勝の要因は、プレッシャーと上手く付き合えるようになったことが大きかったのですね。
もう1つ、自分なりに分析してみると、練習をしなくなったことも要因の1つかもしれないと考えています。これも先ほどの話と似ていますが、私の場合、練習すればするだけ悩んでしまうんです。調子が悪いからといってそれを修正しようと何百球も打っていると、あれこれと考えてしまい、逆に深みにはまってしまいます。
私の中でベストなプレーの状態は、「ボールとピンだけを見て、無心でクラブを振れる状態」なんです。その状態を維持するために何が一番良いのか試行錯誤した結果、「練習をしない」という方法にたどり着きました。
もちろん、初めは怖かったですよ。ジュニア時代からずっと「練習をすればその分だけ上手くなるんだ」と思って、ひたすらボールを打ってきたわけですからね。クラブを握らなくなることは非常に不安でした。でも、慣れてくると次第に良いリズムでプレーできるようになったんです。
――手嶋プロには「プレーの間だけ集中力を高める」という方法が合っているわけですね。
目標や目的をもたずにひたすらボールを打っても上達は望めません。クラブを握る前に、「自分にとって何が最善か」を考えてみることが大切なのでしょうね。とくにアマチュアの方の中には、ボールをたくさん打つことだけで満足してしまっている方も多いのではないでしょうか。大事なのは、ボールをどれだけ打ったかではなく、プレーで良い結果を出すことなんですから。

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