2015年6月5日掲載

ユーザー事例

大日本印刷 様 日本ユニシスとの戦略的協業で実現した強力なクラウド情報基盤を活用して多彩な「P&Iソリューション」を提供。

自社データセンター開設に向けてクラウド技術で先行する日本ユニシスと協業

小高 将裕氏の写真

このように、顧客企業や生活者の視点に立った多彩なICT事業を展開するDNP様において、2010年頃から重要な課題として浮上してきたのが、自社データセンターの開設でした。早くからDNPグループのICT事業に携わり、クラウド基盤の構築プロジェクトリーダーとして新センターの開設を担当したDNPデジタルコム DCサービス本部 本部長の小高将裕氏が説明します。

「DNPのICTサービスは、多くの顧客企業や生活者からお預かりした機密性の高い情報を取り扱っているため、情報が決して外部に漏れることのない強固なセキュリティが要求されます。また、ネットワークは今やビジネスや社会生活に欠かせないライフラインですから、その基盤となるデータセンターには、高い信頼性・可用性が求められます。東日本大震災のような大規模災害によって万一機能が停止した場合も、早急にサービスを復旧できる体制、すなわち事業継続性が重要となります」

もちろん、DNP様では、これまでも情報セキュリティや信頼性には十分に配慮し、必要な対策を講じてきました。しかし、より一層のセキュリティ・事業継続性を確保するためには、建屋やインフラ設備まで含めた総合的な対策が必要であり、それを外部のセンターで実施するのは困難でした。

「そこで、お客様により一層安心してご利用いただけるサービスを提供するためにも、自社データセンターの開設を決断したのです」(小高氏)

新センターの計画段階において、DNP様は、今後の技術トレンドを考慮した結果、システムリソースを柔軟かつ効率的に活用できるクラウドシステムの採用を決定。クラウドサービスで実績をもつICT企業と提携することにしました。

「単にクラウド基盤を構築して動かすだけなら単独でも可能だったのですが、もっとも重要なのは、その基盤を用いて長期間安定したサービスを提供し続けることにあります。そこで、企業向けクラウドサービスの構築・運用で定評のある複数のベンダなどにお声がけして、どのようなかたちで提携できるかを検討しました」(小高氏)

その結果、DNP様のデータセンター事業のパートナーに選ばれたのが日本ユニシスグループでした。斎藤氏は、その理由として、日本ユニシスが展開する『U-Cloud®サービス』の技術や実績などに加え、両社による協議によって「受発注の関係を超えた戦略的な協業体制」が可能になったことを強調します。

「新データセンターは、DNP向けの新たなシステム基盤を構築してもらうのではなく、日本ユニシスの『U-Cloud®』と同一設計のシステム基盤を導入しました。運用についても、日本ユニシスグループのユニアデックスの運用サポート部隊に当社のエンジニアを加えた共同チームを編成して、日本ユニシスのデータセンターを含めて統合運用するかたちにしました。つまり、業務の受発注ではなく、両社の共同事業としてデータセンターを運営していくことにしたのです」(斎藤氏)

また、このプロジェクトと相前後してDNP様と日本ユニシスとの業務提携プランが浮上し、2012年8月にサービス事業基盤の強化やマーケティング・販売連携、グローバル展開など広範な分野にわたる業務提携計画が発表されたことも、データセンター分野での協業を加速させる大きな追い風となりました。

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