掲載日:2005年1月5日

ユーザー事例

[クローズアップ]アイワイバンク銀行

Windowsサーバで勘定系システム刷新へ

新しいタイプの銀行として事業基盤を着実に拡大しているアイワイバンク銀行では、次期勘定系システムについてWindowsサーバをベースに構築することを発表した。

同社では、柔軟性に富み、コスト面でも有利なオープン系のシステムを採用することで、多様化する顧客のニーズにすばやく対応できる基盤の確立を目指している。

システム開発は、金融機関の基幹系システム構築で実績が豊富な日本ユニシスが担当、またシステムインテグレーションは野村総合研究所が担う。

新システムは2006年にスタートする予定で、稼働すると、Windowsサーバをベースにした銀行勘定系システムとしては、国内でこれまでにあまり例のないケースになる。

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基盤のオープン化で柔軟、迅速な新サービス提供を

2001年5月に開業したアイワイバンク銀行は、流通小売業から誕生した新タイプの銀行。セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどへのATM設置を推進する一方で、他の金融機関との提携を進めてATMネットワークの拡大を図り、顧客の利用しやすいATMサービスを提供している。また、24時間365日利用可能なATMサービスとインターネットバンキングサービスを合わせて提供、利便性の高い金融サービスによって着実に業績を拡大している。2004年3月期の決算では、開業3年目にして早くも黒字化を達成している。

こうしたサービスを支える基盤として、同社ではメインフレームを中心とした勘定系システムを開業時から運用してきたが、2006年にリース期間の満了等の時期を迎えることもあり、次期勘定系システムの検討を進めてきた。

同社では、多様化する顧客ニーズに柔軟、迅速かつ効率的に対応するためには、オープン系システムの採用が最適と判断し、システムサービスプロバイダ各社から提案を募った。その結果、日本ユニシスが提案したWindowsサーバをベースとした勘定系システムの採用を決めた。

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信頼性の高さ、稼働実績などで選択

Windowsベースのシステムを選択した理由について同社では、柔軟性が高くコスト面でも有利であることはもちろん、今回採用するWindows Server Datacenter Editionが可用性、信頼性の面でUNIXと比較しても同等と判断したことを挙げている。また、同社ではすでにインターネットバンキングで Windowsベースのシステムを運用し、安定した運用実績があることも選択理由の1つだったという。

さらに、日本ユニシスのミッションクリティカル・エンタープライズサーバ「ES7000」とWindows Server Datacenter Editionの組み合わせによるシステムが、三井住友銀行の都銀キャッシュサービス(BANCS=BANks Cash Service)やカブドットコム証券のオンライントレーディングシステムなど、大規模で高度なミッションクリティカル・システムで数多くの実績があること、日本ユニシスとマイクロソフト社との連携による特別なサポート体制(HARQ=High Availability Resolution Queue)によってメインフレームと同等レベルのサポートを提供されることなども、採用を決める際の参考になったという。

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先駆的なWindowsベースの銀行勘定系システムに

新システムについては、すでに開発がスタートしており、2006年には本番稼働となる予定で、Windowsベースの銀行勘定系システムとしては先駆的なケースとして大きな注目を集めている。

同社の新システムの特長として、第1に、新しい金融サービスや商品の拡充を迅速かつ柔軟にサポートするシステム基盤を確立できること。同社では現在、 ATMサービスに注力しているが、今後は多様な金融サービスの展開を構想している。新システムでオープンなシステム基盤とコンポーネント化された業務パッケージを採用することで、スピーディーな商品・サービスの開発と提供が可能になる。

2つ目には24時間365日のサービス提供が可能になること。新システムではメンテナンスの際にもオンラインサービスを停止させないシステム基盤を採用しており、完全に24時間365日のサービスを提供することができる。

3つ目はサービス継続性のレベルアップだ。新システムでは遠隔地に配置したバックアップ用データベースを本番データベースとほぼ同じ状態に保持する仕組みを採用しており、万一の災害発生時にも迅速にオンライン取引が再開できる。

最後に、中長期的なコスト削減の実現。オープンなシステム基盤にすることで、初期投資コストを低減化するとともに、将来的にわたってTCOの削減が期待できる。

同社では、Windowsベースのオープンなシステム基盤が、今後のビジネスの成長、規模の拡大と環境変化への迅速な対応において、確かな効果をもたらすものと期待している。

日本ユニシスでは、アイワイバンク銀行の新勘定系システムの構築に全力を注ぐとともに、これを通じて一層のノウハウや技術の拡充を図り、今後、銀行以外の金融機関や金融機関以外の企業・団体のミッションクリティカル・システム構築に活かしていくことにしている。

アイワイバンク銀行トップページ

アイワイバンク銀行トップページ

http://www.sevenbank.co.jp/
(平成17年10月11付けで「株式会社セブン銀行」に社名変更)

日本ユニシスの.NETソリューション
http://www.unisys.co.jp/dotnet/

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※本事例に掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。なお、事例の掲載内容はお客様にご了解いただいておりますが、システムの機密事項に言及するような内容については、当社では、ご質問をお受けできませんのでご了解ください。

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