2012年10月15日掲載

ユーザー事例

日本中央競馬会 様 トレーニング・センターの坂路タイム自動計測システムにICタグを導入し、計測精度の向上とコスト削減を実現。

バーコードの課題を解決する新たな方式としてICタグが浮上

尾崎 準一氏の写真

今回のシステム更改を担当した統合情報システム課 統合情報システム係長の尾崎準一氏は、バーコードからICタグに変更した背景について、次のように語ります。

「従来のセンサー部の仕組みは、競走馬のゼッケンに装着したバーコードを、コース上の高さ10mに設置した専用機器から読み取るというもの。雨や濃霧、雪などの天候の影響を受けやすく、視界が悪い環境では計測できないケースが少なくありませんでした。また、バーコードが騎乗者の着衣や影などに隠れて計測できないこともあり、計測成功率は平均して97〜98%、悪いときで90%前半程度にとどまっていました」

こうした精度面での課題に加え、もう1つの課題がランニングコストでした。

「従来方式は、坂路コースの10m上から高速で通過するバーコードを読み取るという高度な技術を要するため、設置やメンテナンスに多大なコストがかかっていました。また、バーコードを読み取る専用機器自体も高価で、落雷などで故障した場合の修理費用などが大きな負担となっていました」(尾崎氏)

こうした理由から、より確実かつ低コストである測定方法を模索していた同会に対して、ALISのアプリケーション部を構築した日本ユニシスはICタグへの代替を提案しました。しかし、その提案がすぐに受け入れられることはありませんでした。

ページの先頭に戻る