2009年5月20日掲載

ユーザー事例

JR九州病院 様

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食品物流の品質向上に向けてカゴ台車の出入荷管理を実施

星川 隆氏の写真

紀文グループの物流会社として、百貨店やスーパーなどを対象としたチルド食品などの広域共同配送事業を展開する株式会社紀文フレッシュシステム様(以下、紀文FS)。全国をカバーする広範な拠点ネットワークと、長年蓄積した物流ノウハウをもとに構築した高度な情報システムを武器に、高品質のロジスティクスサービスを提供しています。

在庫管理や配送などにおける一層の業務効率化をめざす同社にとって、食品配送に欠かせないツールである「カゴ台車」の管理は長年にわたる課題でした。カゴ台車とは物流倉庫.トラック.店舗などの間で商品を運ぶキャスター付きの金属製搬送器具であり、使用後は所有する物流会社やメーカーに返却され、繰り返し利用されるリターナブルな物流機材です。しかし、実際は、その取り扱いルールが物流・小売業界で標準化されていない事情もあって、店舗や倉庫内で他社のカゴ台車と混ざってしまうなど、外部への流出や劣化したカゴ台車とのすり替わりが日常的に起こる可能性がありました。東京営業部部長の星川隆氏はこう語ります。「物流業界の長年の慣例としてカゴ台車は消耗品感覚で扱われており、1つひとつのカゴ台車がどの会社の所有物なのか識別して管理されることはありませんでした。そのため流出先を特定することが困難でしたし、見つかったとしても当社のカゴ台車だと証明できず、カゴ台車の補充に毎年相当なコストを費やしていました」(星川氏)

実際、同社の平和島センターでは、その損失は無視できないものでした。そして何よりも、カゴ台車が不足すると円滑な出荷作業ができなくなり、物流サービスの品質低下を招きます。

そこで同社は、2007年、カゴ台車の流出防止を図るため、出入荷管理とトレース(行き先追跡)を実現するシステムの導入検討をスタート。各社システムの比較検討を実施するとともに、カゴ台車の入出荷管理によってどれだけの流出抑制効果があるかを検証するため、2008年7月から平和島センターにおいて、まず紙台帳による入出荷管理を開始しました。

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