2009年5月20日掲載

ユーザー事例

JR九州病院 様

前へ| トップ | 1 | 2 | 3 | 4 |次へ

効率的で確実な管理をめざしてITシステムの導入を決定

神谷 智武氏の写真

同社が着手したのは、出荷の時にカゴ台車の個体番号と行き先を手書きで台帳に書き込み、入荷時に返却確認のチェックを入れる管理方法です。カゴ台車の出荷情報・行き先情報を共有するために、台帳の控えが取引先にも送付されます。この試みを開始したところ、従来に比べて流出するカゴ台車の数が激減しました。その理由を、同社で営業企画課課長を務める神谷智武氏はこう分析します。

「当社がカゴ台車をきちんと管理していることを周知することによって、カゴ台車は紀文FSの資産であり、紛失・破損したら責任を問われ、円滑な搬送にも支障をきたす備品であることを、お客様や配送担当者に意識していただけたのが大きいと思います。つまり管理すること自体が『きちんと返却してください』という無言のメッセージになるのです」

ただし、紙台帳による出入荷管理は、多くの労力を要するうえに誤作業の危険性を抱えていました。出荷待ちのカゴ台車が連なるピーク時にも個体番号・行き先を1つひとつ記入するための時間を要するほか、入荷時にも五月雨式に返却されるカゴ台車の番号をチェックするための人員を待機させなければなりません。そして最大の問題は、管理品質のバラツキでした。

須藤 敏夫氏の写真

「カゴ台車の番号や行き先の書き間違い、チェック漏れ、走り書きの数字が判読できないといった問題が起こり、1件1件検証しながらカゴ台車の行先を調べる作業に半日を費やしたこともありました。また、毎月の棚卸しのさいも、カゴ台車の入出荷状況をチェック、集計するために3.4日は忙殺されました」(須藤氏)

そう振り返るのは、平和島センターでオペレーション管理を担う東京営業部百貨店共配担当サブマネジャー須藤敏夫氏。さらに、手書きの場合は誤記入の可能性もあるため、行先不明のカゴ台車の返却を求める場合の根拠として弱いという弱点もあります。そこで、より効率的で確実な管理を実現するためにITシステムの導入が決定されたのです。

前へ| トップ | 1 | 2 | 3 | 4 |次へ

ページの先頭に戻る