2009年5月20日掲載

ユーザー事例

JR九州病院 様

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『PalleTracer®』とICタグ取り付け器具「輸きち(ゆきち)」でカゴ台車管理の省力化を実現

鈴木 徹氏の写真

同社がシステム導入にあたって重視したのは、(1)非接触で迅速・確実に情報を読み取れるRFID(無線ICタグ)を使用したシステム、(2)必要機能を実装したシンプルなパッケージ、(3)短期間での導入、(4)ソリューション力が高く実績あるベンダであること――などの要件でした。これらを満たすものとして、2008年9月、日本ユニシスの搬送器具管理ソリューション『PalleTracer®』が選定されました。

PalleTracerは、パレットやカゴ台車などのリターナブルな搬送器具を管理するRFIDソリューションです。個々のカゴ台車1台ごとにICタグを取り付け、出荷時にはハンディ型リーダライタで各個体の行き先データをシステムに入力します。入荷時には固定式リーダライタを備えたゲートの下を通過させることで、返却されたカゴ台車のICタグを自動的に読み取ります。これらのデータはシステムで管理され、カゴ台車の所在や在庫数、各個体の使用回数などをリアルタイムに確認することができます。こうした優れた機能に加え、神谷氏は日本ユニシスを選んだ理由を次のように語ります。

「日本ユニシスさんは、営業の段階から倉庫の現場作業に密着し、熱心に最適なソリューションを一緒に考えていただいたので、安心して任せられるパートナーだと実感しました。また今後のシステム拡充を視野に入れた場合、物流ソリューション分野での豊富な実績も評価の大きなポイントでした」(神谷氏)

一方、カゴ台車へのICタグ取り付けには、物流現場でラフに取り扱われても外れない堅牢性・耐久性と、カゴ台車を重ねた状態でゲートを通過させても正確に情報を読み取るための工夫が必要でした。このICタグ取り付けの手法に関しては、システム開発と並行して株式会社紀文産業様が新たに開発した「輸きち」という取り付け器具が採用されました。「輸きち」を開発した株式会社紀文産業様の資材部マネジャー鈴木徹氏が語ります。

「『輸きち』は内部構造に工夫があって破損に強く、物流現場でのハードな使用条件下でも劣化しにくいICタグ取り付け器具です。カゴ台車の上部にICタグをしっかり固定でき、容易には外すことができません。また、カゴ台車を重ねてもゲートから確実にICタグを読み取れます。この輸きちとPalleTracerとを用いることによって信頼性の高い管理システムが実現したのです」

こうして2008年10月からシステムの導入が始まり、約2カ月という短い開発期間を経て、12月に平和島センターの食品搬送用器具管理システムが稼働しました。

「手記入の台帳管理に比べて作業負荷は格段に軽減されましたね。カゴ台車の返却は、店舗から回収してきたトラック運転手がゲートをくぐらせるだけで入荷完了となるので、現場でも混乱なく対応できました。毎月の棚卸しも、システムから出力したデータをもとにハンディで『輸きち』をなぞり在庫照合すれば作業が済むので、所要時間が3分の1以下に短縮されました」(須藤氏)

「紙台帳で管理を始めたさい、将来のシステム化を見据えて、あらかじめカゴ台車管理の業務フローを構築しておいたことが、スムーズなシステム導入と運用開始に役立ちました。さらに、単なる人的な工数削減にとどまらず、システムに合わせて現場の動きを見直すことで、オペレーション改善のきっかけにもなると期待しています」(神谷氏)

カゴ台車業務フロー

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