2014年8月25日掲載

ユーザー事例

コニカミノルタ 様 グローバルな成長戦略の実施に向け、グループ各社の情報をスピーディに収集・分析する経営情報IT基盤を統合・刷新。

従来システムで1時間4分かかっていた処理をわずか4分1秒で

今回のような大型案件の場合、同社では2回の選考を経てパートナーを決定します。今回、1次選考を通過したのは、2社。第1位で通過したのは、従来システムの開発・保守を担当していた企業で、状況理解が深く、実現性の高さが評価されました。

そして、第2位で通過したのが、日本ユニシスです。日本ユニシスは、その前年度に同社のグループ企業で、会計システムや基幹システムから収集したデータを分析して経営計画の策定や営業戦略の立案に活用する統合BI(ビジネス・インテリジェンス)システムの構築・移行プロジェクトを担当。その内容をふまえたプレゼンを行いました。

「グループ企業での取り組みということで、内容にリアリティを感じることができ、目標の達成レベルが具体的にイメージできました。さらに、そのプロジェクトのマネージャーが今回のプロジェクトもマネジメントするということで、プロジェクトの遂行に期待をもてたことが、評価のポイントになりました」(田井氏)

2次選考では、POC(プルーフ・オブ・コンセプト)を実施。現実データを提供し、実質2週間という短い開発期間の中で、本当に提案内容での高速化が可能なのかを検証しました。

「提供したデータは、従来システムでの処理に1時間4分かかっていたものです。期待値としては、それが2分の1から3分の1になれば、と考えていました」(木南氏)

第1位で通過した企業の提案は、コンバートツールの開発により、現行システムのソースをそのまま活かしたかたちで新基盤を実現するという内容でした。そして、処理にかかった時間は、23分29秒。十分期待に応えるものでした。しかも、現行システムのソースを利用するので移行のリスクが低く、安心感もある。8つある評価項目のうち、開発・生産性については圧倒的に高い評価を獲得しました。

一方、日本ユニシスが提案したのは、同社グループ企業でのシステム構築にも使用したマイクロソフト社の『SQL Server®』を利用して新基盤を実現するというもの。そして実現した処理スピードは、なんと4分1秒という期待をはるかに超えるものでした。

「最初にこの数字を見た時は、信じられませんでした。何か処理が足りないのではないかと思い、情報子会社とともに、いくつも質問を投げ、内容を精査しました。そして、この数字に間違いはないと分かった時は、本当に驚きました」(木南氏)

ただ、日本ユニシスの提案では仕組みを全面変更するため、未知の問題が発生する危険性があり、その克服に手間取ってしまうと、翌年4月に予定している稼働スケジュールが大幅に遅れてしまうことも考えられます。リスクを回避するか、効果への期待を優先するか――。

経営情報IT基盤への統合の図

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