2009年10月6日掲載

ユーザー事例

ノバルティス ファーマ株式会社 様

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DWHの運用コスト削減と開発リードタイム短縮をめざして

生沼 洋二氏の写真

近年、製薬業界や医薬品卸業界では、M&Aなどによってグローバルレベルでの再編が進み、企業間競争がますます激化しています。

こうしたなか、スイスの大手製薬会社であるチバガイギーとサンドの合併によってノバルティスが誕生。わが国にも1997年、日本法人のノバルティス ファーマ様が設立されました。同社は、循環器、移植・免疫、呼吸器、中枢神経、眼科、オンコロジーなど、幅広い領域で、革新的な医薬品を次々と日本市場に提供し、ビジネスを着実に拡大させてきました。

そんな同社のマーケティングや営業戦略の立案・策定を支えているのが、2000年に構築されたDWH「MAXIM」です。これは製品の販売実績をはじめとするさまざまなデータを蓄積し、戦略の立案・策定に必要な情報を抽出・分析するシステムであり、今や同社のビジネスに不可欠のシステムとなっています。しかし、年月の経過にともなうアーキテクチャの陳腐化に加え、組織変更や戦略の見直しに対応して改修を続けるうちにシステム構造が複雑化していったため、運用・保守コストの増大や改修リードタイムの長期化が大きな悩みになっていました。

「発足以来、私たちは事業戦略をフォローアップするために、数多くのITプロジェクトを推進してきました。その結果、このMAXIMをはじめ、度重なる改修によって構造が複雑化したシステムも多くなり、いずれは当社のシステム全体を見渡して最適化を図る必要があると考えていました。折しもノバルティスグループでITの全体最適を図ろうという取り組みが始まったこともあり、当社でもITアーキテクチャの刷新プロジェクト『MIRAI』を立ちあげたのです」

プロジェクトの経緯をこう解説するのは、情報システム事業部 マーケティング情報システム推進部 営業支援システムグループでグループリーダーを務める生沼洋二氏です。

谷内 和信氏の写真

このアーキテクチャ刷新プロジェクトMIRAIの一環として、2007年、同社が運用する各種のITシステムでもっとも大規模なMAXIMの再構築がスタートしました。

「MAXIMは、どこから手をつけていいか見当がつかないくらい、非常に大規模なシステムです。そこで、まずしっかり現状のシステムを把握し、あるべき設計ポリシーを導き出すプランニングのプロセスが必要だと考えました」

こう振り返るのは、マーケティング支援システムグループの谷内和信氏です。日本ユニシスは、同社のサポートベンダーとしてこの事前検討段階から参加し、設計ポリシーの策定を支援しました。

「検討の結果、従来のように事業戦略や組織体制の変化に合わせてプログラムを変更するのではなく、これらの変化に柔軟に即応できるシステム構造を採用して、効率的な運用を実現するという設計ポリシーを固めました。そのために必要な項目の洗い出しと、実行に向けた詳細なポリシー設定に約3カ月間をかけました」(生沼氏)

そして同社は、策定したポリシーを提示し、海外企業を含めて開発フェーズのパートナーを選ぶベンダーセレクションを実施。最終的に日本ユニシスをパートナーに選定しました。

「日本ユニシスには、すでに当社のシステムを良く知っているというアドバンテージもありましたが、それ以上に、製薬業界についての知識が豊富で細かなところまで考えて提案してくれたことが最大の決め手となりました。またMIRAIの方向性についても十分理解してくれていたので、開発フェーズに入ってからもスムーズにプロジェクトを進められるという確信がありました」(生沼氏)

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