2012年5月21日掲載

ユーザー事例

佐賀県 様 柔軟なシステム構成が可能なクラウドを活用し県内すべての救急車にiPadを配備して救急医療現場の見える化を実現。

改善された救急医療現場の課題さらに運用コストは年間4,000万円を削減

こうした取り組みの結果、新システムでは1回の電話で搬送先が決まらなかった件数は、2011年上期で月平均10件減少。伸び続けてきた搬送時間も2011年10月は33.1分と、2010年平均から約1分短縮できました。3次医療機関への搬送件数も、2010年の平均搬送率32.7%が2011年上期平均は29.6%に減少し、2次医療機関への分散が進みました。

この結果について、佐賀大学医学部の救急医学講座教授で、救命救急センター長を務める阪本雄一郎医師は、「大量出血、心筋梗塞、脳卒中など、救急医療は時間と勝負になることが多く、救急現場の時間短縮は大きなテーマです。今回、ICTの力で時間短縮に取り組み、成果をあげたことは、とても大きなことだと思います」と話しています。

また、U-Cloudの採用で、運用コストは年間4,000万円削減。5年間の使用で、トータル2億円のコスト削減になります。

「さらに、取り組み開始からわずか5カ月で運用が実現できたのも、U-Cloudを採用した成果の1つです」(円城寺氏)

こうして佐賀県様の救急医療状況が見える化できたことを受け、円城寺氏は今後、得られたデータを分析し、「その結果を消防、医療、行政で検討し、救急医療を改善する新たなポイントを見つけ出したい」と言います。また、受入不可の理由分析から招聘する医師の専門分野を割り出したり、搬送地点情報から交通事故が多発する道路を明らかにして改善を進めるといった取り組みも考えられています。

1回で搬送先が決まらなかった件数(※2,000件ごとの発生件数)のグラフ

搬送時間のグラフ

3次医療機関への搬送件数のグラフ

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