2010年11月30日掲載

ユーザー事例

株式会社スタートトゥデイ 様

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高い処理能力と拡張性を備えたクロスビームXシリーズを採用

こうして始まったプロジェクトは、10Gbpsのネットワーク構築が最大の目的ではあったものの、回線速度さえ実現できれば良いというものではありませんでした。ネットワークに求めた要件について、プロジェクトリーダーを務めた荻原直也氏が語ります。

荻原 直也氏の写真

「1つは拡張性です。当社はまだまだ発展途上ですから、これからも成長スピードに合わせて柔軟にネットワークを変更・拡張していかなければなりません。また、変更や拡張にあたって、システムを一時的に停止する『ダウンタイム』をいかに短くできるかも大きなポイントです。ダウンタイムは売上のロスに直結しますから」(荻原氏)

この観点から、同社はこれまでもネットワーク増強時のダウンタイムを短くするために工夫してきました。それが「ネットワーク機器を丸ごと買い換える」という方法です。通常、ネットワークは、ファイアウォールやWAF(注)が搭載された単機能のネットワーク機器を複数台つなぎ合わせて構成されており、拡張にあたっては一部の機器を変更・追加する方法が一般的です。この場合、既存の機器との接続検証やテストが必要となるため、ダウンタイムが生じます。

しかし、機器をすべて買い換えれば、既存のネットワークを動かしながら同時並行で新しいネットワークを組み、一気に切り替えることが可能です。同社はこの方法によってダウンタイムを数時間から1日程度に抑えていました。

「つまり、拡張というよりは、何度もネットワークを再構築してきたという方が近いかもしれません。ただし、この方法もそろそろ限界だと感じていました。一番の課題はコストです。当然ながら、毎回ネットワークを丸ごと買うとそれなりのコストがかかりますし、10Gbps以上のスペックをもつネットワークはミドルクラスとは比較にならないほど高額ですから、1Gbpsから10Gbpsに拡張すればなおさらです。従って、今回は、拡張の方法自体を見直せるような提案を期待していました」(荻原氏)

しかし、各社から上がってきた提案は、抜本的な解決策とはなり得ませんでした。そもそも、10Gbpsという回線速度を実現できるハイスペックな製品は市場に出ている種類が限られているため、各社の提案は、それらをどう組み合わせるかという違いにとどまったのです。

「もちろん、提案が似通ってくることは予想していましたし、私たちもそれ以外の選択肢はないと思っていましたから、あとはコスト面の比較だと考えていました。そんなときに、ユニアデックスから『クロスビームXシリーズ』の提案があったのです」(荻原氏)

クロスビームXシリーズは、「箱の中にネットワークをつくる」という画期的な発想で設計されたネットワークシステムで、ファイアウォールやWAF、侵入防止システム、ロードバランサーなどが1つの筐体に統合されています。筐体の中にファイアウォールやWAFのブレードを差し込むだけで機能を追加することができ、拡張時にネットワークを止める必要がありません。また、ネットワーク機器が1台にパッケージ化されているため、電力消費量も約半分に削減することができます。海外では、通信や金融、製造などの大企業を中心に、900社を超える導入実績があり、国内でも通信事業者に採用されています。

しかし、提案された当初は「戸惑いを感じた」と荻原氏は話します。

「クロスビームという名前も知らなかったし、大手の通信キャリアや金融機関が採用していると聞いて『そこまでのハイスペックが必要か』という意見もありました。正直、最初はまったく眼中になかったといえるでしょう。しかし、ユニアデックスの説明を聞くうちにその能力の高さに興味をもちました。とくに拡張性とダウンタイムのことを考えると、ブレードを差すだけで機能を追加できるという点は何物にも代えがたい魅力でした。また、差し込むアプリケーションを選択することができ、既存のネットワークで使っていた信頼性の高いWAFを使えるところも安心でした」(荻原氏)

(注)WAF:Webアプリケーションファイヤーウォールの略。一般的なファイアウォールでは防ぐことができないWebアプリケーション層への攻撃を専門に防御するソフトウェア。

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