2014年1月20日掲載

ユーザー事例

トーエネック 様 「高圧一括受電」と「電力の見える化」を融合し、お客様に積極的な節電を促すMEMSサービス「EneTOC(エネとっく)」を開発。

電力そのものの節約につながる新サービスを模索

高圧一括受電サービスの提案を進める一方で、トーエネック様は2012年からサービスのさらなる進化に向けた取り組みを開始しました。その大きな理由は、2011年3月の東日本大震災を契機とした事業環境の変化でした。大震災後、原子力発電が止まり電力の需給バランスが崩れたことで、全国的に需要ピーク時における節電の要請が広がりました。また、環境面でも火力発電の割合が高まったことで、地球温暖化の原因となるCO2排出量の増加という新たな問題が生じました。

「社会状況の変化のなかで、当社も従来以上に使用電力の削減、つまり『節電』に寄与するサービスを提供していく必要があると考えました。当社の高圧一括受電サービスは、マンション入居者の電力料金節約にはつながりますが、これによって電力使用量そのものが減るわけではありません。個々の入居者に『節電』を促すような仕組みをどう提供していくかが、新たなテーマとなったのです」(高木氏)

一般に、節電に高い効果を発揮するのが、「電力の見える化」システムです。これは電力の使用場所にスマートメーターなどを設置し、ネットワークを介して管理者が使用状況を監視して無駄な電力をカットしていく方法で、実際に多くの企業のオフィスや工場が、こうしたシステムの導入によって効果的な節電を達成しています。しかし、一般企業とは違って全体を統括するエネルギー管理者がいないマンションの場合、企業と同じシステムを導入するだけでは高い効果は期待できません。

「環境意識の高まりや行政の動きによって、以前に比べれば多くの人が節電を意識するようになりました。しかし、より大きな効果を求めるなら、単に『見える化』して住人一人ひとりの環境意識に訴えるだけでは不十分だと考えました。そこで、入居者がより積極的に節電に取り組める新たな仕組みの開発を始めたのです」(高木氏)

MEMSアグリゲータシステムの概要の図

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