ユーザー事例

2016年5月掲載

西日本旅客鉄道株式会社様

「指令記録配信システム」の構築で指令所での
オペレーション負荷軽減と各現場での迅速なダイヤ修復作業を実現。

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トラブル発生時における各拠点への運転取り扱いの指示伝達を担う
「指令記録配信システム」

近畿エリアの列車運行にかかわる現場などで使われる「指令記録配信システム」も日本ユニシスが開発をサポートしたソリューションの1つです。「指令記録」とは、列車の運行に何らかのトラブル(列車が遅延する事象)が発生した時、その路線を管轄する指令所から、各駅や乗務員区所、車両区所などの関係拠点に送られる運転取り扱いの指示文書です。ダイヤを正常に修復するオペレーションにおいて、この指令記録は情報伝達の根幹を担っています。

多くの社員の協力で成り立つ鉄道の運行業務では、トラブルが発生した時に「現場がバラバラに動かない」ことが鉄則。駅員や乗務員など現場の社員は、指令所の担当者(指令員)の運転計画に沿って行動することが基本ルールとして定められています。鉄道本部運輸部において課長代理を務める久保和正氏は、次のように説明します。

「指令所の指示は電話や列車無線でも伝えますが、緊急を要する時にすべての関係拠点に電話している余裕はありません。トラブル発生時には、担当の指令員が状況を総合的に判断して、関連する全列車の動き方や各駅の対応方法に関する計画を立てます。これに基づいて関係拠点すべてに各々の運転取り扱いを指示する指令記録を作成して送り、各拠点はこれを受け取って初めてダイヤ修復やお客様へのご案内のための行動に移れるのです」

こうした事情から、近畿エリアを管轄する大阪総合指令所だけでも、1年間に配信される指令記録の数は約6万枚にも上っています。

「例えば、踏切の降下直前に通行者が横断したことなどで列車が一時停止したといったトラブルの場合でも、後続の列車や沿線の各駅、支線での運行などに影響する場合があるので、各拠点へそれぞれの運転取り扱いを指示する指令記録を送る必要があります。台風や大雨で広範囲にダイヤ乱れが発生した時などは、数百枚の指令記録を配信することもあります」(久保氏)

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