ユーザー事例

2016年5月掲載

西日本旅客鉄道株式会社様

「指令記録配信システム」の構築で指令所での
オペレーション負荷軽減と各現場での迅速なダイヤ修復作業を実現。

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現場、指令員のオペレーションの効率化と迅速なダイヤ修復に大きく貢献

試行システムの運用によって要件を整理していたこともあり、新しいシステムの開発工程は非常にスムーズに進んだとJ-WITSの北林佳浩氏は振り返ります。

「指令業務に関する専門用語や記号を理解してもらうなど、日本ユニシスさんにはいろいろと苦労をかけましたが、ユーザーを交えた忌憚のないディスカッションを通してこちらの要望を伝え、求めるシステムを短期間で開発してもらいました」

こうして完成した「指令記録配信システム」は、2010年4月から運用が開始されました。同システムでは、スキャナで読み込んだ指令記録が配信側パソコン画面にアイコン表示され、画面上のボタンで記録種別を割り当て、相手先を選択するだけで配信が完了します。配信先は路線や関係拠点ごとにグループ化されているので、配信ミスや漏れの心配はありません。また、受信側のパソコン画面には「受領」ボタンが表示されており、指令記録のプリンタ出力を確認後に受領者名を入力し、ボタンを押すだけで受領連絡も完了します。

「受信先で受領ボタンが押されると指令所の配信側パソコン画面に『○』マークが表示されるので、受領されたことが瞬時に確認できます。万一、用紙切れなどで出力できなかった場合は、『×』マークが表示され、状態が確認できる仕組みになっています」(北林氏)

このシステムを運用するようになって以来、指令所でも配信先の各拠点でも業務効率が格段に向上していると藪上氏は言います。

「指令所では従来のようにファックスの前に行列ができたり、受領電話の応答に張り付きになったりする必要がなくなって、スタッフが本来業務に集中できるようになりました。大規模な輸送障害が発生した時の待機時間も大きく短縮し、ダイヤ修復に向けた的確な行動に素早く移れるので、お客様の不便を最小限に抑えられます。タイムロスによる計画のやり直しも大幅に減ったと聞いています」

また、後藤氏も次のように話します。

「とくに、かつてのファックス時代を知る駅などの現場社員からは『便利なものをつくってくれた』と高い評価をもらっています」

システム構築の背景と効果

Before
  • 大規模輸送障害時は指令記録の配信に時間がかかり現場が迅速な行動をとれない
  • 配信先の選択漏れや用紙切れなどで連絡ミスが生じるリスクがある
  • 受領連絡を電話で行っていたため配信側・受信側ともに大きな業務負荷が発生
After
  • システムで指令記録の配信を高速化
    迅速なダイヤ修復作業が実現
  • タッチパネル操作で配信業務を省力化
    関係拠点に漏れなく一斉配信
  • 受領連絡が容易になり配信側もパソコン画面でリアルタイムに確認

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