ユニシス研究会の新春フォーラムは、毎年1月に関東支部が主催するもっとも大きなイベントです。基調講演、特別講演には、分野を問わず、著名な方々をお招きし、ご講演いただいています。また、会員企業様に加え、入会を検討中の企業様にもご参加いただいています。
今年も1月15日にステーションコンファレンス東京で開催し、50社・81名の方々にご参加いただきました。
オープニングでは、関東支部支部長を務める鉄道情報システム株式会社坂田元嗣氏から新年のご挨拶と2015年度のユニシス研究会関東支部活動をご報告いただきました。
続く基調講演では、映画字幕翻訳者の戸田奈津子氏から「字幕の中に人生」と題し、ご講演いただきました。翻訳家としてデビューするまでに20年の月日が流れたことや、翻訳や通訳の仕事を通じて出会ったハリウッド映画の監督のこと、スターたちのプロ意識と自分の仕事に対する深い情熱などが分かるエピソードにも触れ、華やかな映画の世界の裏側も垣間見ることができました。
特別講演では、ボストン美術館所収蔵庫に眠っていた「浮世絵」のデジタル化に成功したNHKプロモーション上席執行役員牧野健太郎氏が登壇。プロジェクターに美しい色づかいの浮世絵を映し出し、当時の江戸の生活が詳細に描かれていることなどをご説明いただきました。圧巻だったのは、現在の日本橋の地図と江戸時代の地図を重ね合わせると本会場が当時は「北町奉行所」だったことです。参加した皆さんも驚かれていました。