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バドミントン日本リーグ2004スコア

  • 2004.11.20 - 2004.12.26
  • 試合結果


【 2004年12月26日 東京大会 】    勝敗表


日本ユニシス
1-2 トナミ運輸
劉  永
池田 信太郎
1 15-11
08-15
08-15
2 ハルモノ ユウォノ
大束 忠司
山田 英孝 1 07-15
15-03
04-15
2 舛田 圭太
仲尾 修一
坂本 修一
2 15-12
15-06
0 酒井 将之
木下 政彦




[試合リポート in 東京大会]



●第1複:


第1ゲームは日本ユニシスペアが先制。初優勝に燃える劉永・池田組は高速のドライブ戦を大事な場面でことごとく制し連続ポイント。負けられないプレッシャーのせいか、トナミペアはシャトルをネットにかける場面も多い。15-11で大事な先手を取り第2ゲームへ。
だが試合巧者の大束選手も黙っていない。代々木第二体育館特有の、上空に生じる空気の流れを上手く使ってユニシスペアのペースを徐々に狂わせ、ハルモノ選手の強打に結びつける。8-15と1ゲームオールとなり、勝負は第3ゲームにもつれる。
ファイナルゲームに入っても、緩急を駆使したトナミペアのゲーム運びが勝る。劉永選手らしくないクロスネットのミスで8点目を奪われると、低いロブを前衛につかまるなどして失点。ユニシスペアらしい鋭い打球を放つものの、なかなか思うように点に結びつかない。
それでも8-11と、もう少しのところまで迫る劉永・池田組だったが、最後のスマッシュがネットにかかり試合終了。今期初めて団体戦のポイントをトナミ運輸に奪取される形となった。

●単:


後が無くなった日本ユニシス。シングルスは、山田選手と舛田選手との一戦だ。まず山田選手はじっくりとラリーをつないで5点を先取する。しかし不可解とも思える判定が2度に渡ると会場は騒然。その影響もあってか山田選手のレシーブに微妙なずれが生じ、舛田選手のスマッシュが決まりだす。7-15とゲームを失った山田選手だが、その心中にはすでに次のゲームの策が用意されていた。
第2ゲームに入ると山田選手は頭脳的なプレーを見せ舛田選手を引き離す。高々とクリアー・ロブを上げ、ダブルスで劉永・池田組が苦しんだ上空の風、また天井の照明を利用すると、前日から熱を出していたという舛田選手はスマッシュミスを連発。山田選手は集中したプレーを続け、3本でゲームを取って意地を見せる。
しかし5分間のインターバルを挟むと、舛田選手は驚異的な集中力を発揮する。山田選手もサービス権は奪うものの、ポイントを強硬に阻まれ0-8でチェンジ・エンド。さらに1点を取られたところから反撃し4本を返すが、スマッシュのネットインで不運な14点目を奪われると、最後はバックサイドにスマッシュを決められた。会場に響き渡る舛田選手の咆哮とともに、トナミ運輸のリーグ4連覇、日本ユニシスの準優勝が確定した。

●第2複:


勝敗は決定したものの、来期へつなげるためにも第2複は何としても奪い、一矢を報いたい日本ユニシスチーム。仲尾・坂本組が登場し、2003年全日本総合準優勝の酒井・木下組とあいまみえる。
チームの勝利の余勢を駆って奮闘する酒井・木下組。しかし仲尾・坂本組は冷静にゲームを進め、ポイントをリード。酒井選手の前衛や木下選手の粘りがかみ合って、終盤詰め寄られる場面もあったが、15-12で第1ゲームをしっかりとキープする。
すると第2ゲームは序盤からユニシスペアのペース。縦横無尽の攻めを見せ、守っても至近距離からのスマッシュも防ぎきりポイントにつなげるなど、するすると点を重ねて15-6で勝利。他の試合が全て終わり観客の注目を一身に浴びる中、素晴らしいパフォーマンスを示した。

惜しくも悲願の初優勝はならなかった日本ユニシス。だが優勝のトナミ運輸との力の差はほとんど無かったと言える。来期は長くチームを引っ張った矢部選手、藤本選手が業務に専念するが、選手たちは強い思いを受け継いでぜひ優勝を勝ち取ってほしい!

[中條監督のコメント]



第1複の昨年度MVPハルモノの確実なプレーに対し、劉永コーチは、日本リーグの雰囲気にまだ慣れきっておらず、緊張のうちにミスを重ねてしまった結果でした。
単では多少のトラブルはあったものの、トナミ舛田選手の意地が勝ったゲームでした。
第2複は、坂本・仲尾ペアが伸び伸びとプレーし実力差をみせつけました。
優勝を最終戦まで持ち込んで、準優勝に終わってしましましたが、選手達は監督の作戦通りに動いてくれて、よくやったと思います。
この悔しさを今後に生かしていきたいと思います。



【 2004年12月23日 金沢大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 NTT東日本
劉  永
池田 信太郎
2 15-07
15-12
0 松本 徹
川口 馨士
山田 英孝 2 09-15
15-07
15-09
1 清水 裕
仲尾 修一
坂本 修一
2 17-14
13-15
15-07
1 新開 裕介
川前 直樹




[試合リポート in 金沢大会]



●第1複:


先手をどちらが取るのか、注目の集まる第1複は劉永・池田組と松本・川口組との対戦となった。スロースターターの劉永選手の隙をつくように、NTTペアは序盤から得点を重ねる。
激しいドライブ戦から川口選手の柔らかく落とすプレーが冴え、ユニシスペアは守勢に回ることもしばしば。しかし2-6とされたところで劉永選手のエンジンがかかってきたか、一気に7-6、9-7と逆転・リードを得る。
ペースは日本ユニシス。池田選手のフェイントの利いたロングサーブでノータッチエースを奪うと、NTTペアのネット前からのプッシュを懐深くレシーブして13-7。最後は劉永選手のドライブに松本選手が対処しきれず15-7でユニシスペアが先手を取る。
今日のNTTペアは緊張のせいか大事なところでネットにかけてしまったり、攻めきれずに上げたところをユニシスペアに打ち込まれたりと精彩を欠く。しかしこれで気落ちしないのがNTT東日本の怖さだ。第2ゲームに入っても攻めの姿勢を崩そうとしない松本・川口組に対し、劉永・池田組はリードするもののなかなか引き離せない。
ゲームは終盤までもつれ、14-12と迫られる。ここで劉永選手のサービスに川口選手のプッシュが痛恨のネット。追いすがるNTTペアを破り、日本ユニシスが大事な先制点を手にした。

●単:


シングルスは山田英孝選手と清水裕選手との対戦。順当に行けば山田選手の圧勝で、日本ユニシスの6連勝が決まると誰もが思っていた。
しかし勝負はわからないもの。今日の清水選手はヘアピンの出来が素晴らしく、あれよあれよと言う間に14-5とオリンピック代表の山田選手に対し大量リード。この流れのまま第2ゲームに行かせるわけには行かないと、山田選手もロングレシーブやドライブレシーブなどでラリーに変化を与えて9点まで粘り、次のゲームへとつなぐ。。
第2ゲームは4分近く0-0のスコアから動かないなど、根比べの様相を呈する。18分を経過して山田選手3点、清水選手7点。だが清水選手の快進撃はここまでだった。
山田選手が清水選手のヘアピンを読み、ネットを越えた瞬間にプッシュで襲いかかる。この印象が清水選手のネットプレーを封じる結果となったか、試合は山田選手のペースに変わり15-7。勝負の行方はファイナルゲームへ。
集中力を増す山田選手は清水選手のわずかなミスを見逃さず、的確なジャッジで7-1とする。清水選手も持ち直し鋭い打球を放つが、山田選手はダイビングレシーブを連発、会場中を惹きこむ。
清水選手も食い下がり9点を取るも、最後はスマッシュをサイドアウトしてしまいジ・エンド。80分に及ぶ大熱戦を制し、山田選手が日本ユニシスの勝利を掴み取った。

●第2複:


こうなると3-0で勝ち、トナミ運輸との最終戦に向けて勢いをつけたいところ。第2複は仲尾・坂本組と内定選手の川前・新開ペアとの対戦となった。
シングルスとはうってかわって、双方ともハイペースで得点を重ねて、試合は8-9、11-10とシーソーゲーム。続けざまにドライブ戦を制して13-11とすると、一時は13-14と逆転されるが、すぐさま仲尾選手のジャッジで14オールに。そのまま相手のミス、スマッシュネットインでゲームポイントを奪い、最後は低いロブを新開選手が見逃し17-14。第1ゲームはあっさりと仲尾・坂本が取る。
第2ゲームも第1ゲーム同様に点を取っては取られてという展開。両ペアともに連続ポイント・連続ミスが出て、5-0から5-10、10-10ともつれる。
13-14とゲームポイントを握られたところで新開選手のサービスがネットを越えずにサービスオーバー。逆転のチャンスが訪れたかに見えたが、ユニシスペアも球を置きに行くようなプレーをしてしまい、決め切れずに再びサービスはNTTへ。2回目のゲームポイントでゲームを奪われる。
ファイナルゲームは、しかし、内定選手ペアには荷が重かったようだ。最後に来てさらに調子を上げる仲尾・坂本組の前に次々と点を献上。仲尾選手が素早いネット前への入りを見せれば、坂本選手の強打が思うように決まり、14-5。2点を返されるがそのまま無事に15-7で勝利を収めた。

さすがの強豪NTT東日本に苦しみながらも、終わってみれば文句なしの快勝。日本ユニシスとしてはこれまでNTT東日本に2勝しているが、3-0で勝ったのは過去に例がない。 昨年1-2で敗れた雪辱を充分に果たしたと言えるだろう。

これで26日に行われる最終戦は、日本ユニシス、トナミ運輸というライバル同士による全勝対決となった。日本ユニシスが悲願の初優勝を勝ち取るのか、はたまたトナミ運輸が4連覇の野望を果たすのか。代々木決戦を制し、栄光の優勝旗を手にするのは?

[中條監督のコメント]



劉コーチが元世界チャンピオンの貫禄を示し、パートナーの池田選手も劉コーチに引っ張られていいプレーをし、1ポイントをとりました。
シングルスの山田は緊張していて1セットを落としましたがさすが、国際経験ゆたかでオリンピック選手の意地をだして立ち直り、ファイナルへ持ち込み勝ちを決めました。
第3ゲームは相手の若い選手が頑張ったものの、日本ユニシスペアの貫禄勝ちで、3-0でいよいよトナミ運輸と全勝対決になりました。



【 2004年12月19日 甲府大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 ジヤトコ
劉  永
坂本 修一
2 04-15
15-01
15-13
1
本田 和裕
山下 豪
中西 洋介 2 15-04
15-02
0 栗 佑貴
福井 剛士
池田 信太郎
2 15-01
15-01
0 長谷川 篤志
福島 竜也




[試合リポート in 甲府大会]



●第1複:


会場となった甲府市民会館は、観客席が片側にある変則の会場。第一ゲームはまず劇場の観客席を舞台から見る形で、坂本・劉永組が本田・山下組と対戦することとなった。
シャトルが観客に重なって見にくい中で、スタートからペースがつかめず微妙なプレースメントが狂う。ネットから落としたシャトルが次から次へとサイドを割る、甘く入ったドライブを出会い頭にカウンタされるなどであっという間に1-8とリードを許す。
4-8と立ち直ったかに見えたものの、勢いに乗った元全日本2位・本田選手がサウスポーから繰り出すカウンタに最後までタイミングが合わず、なんとそのまま4-15で最初のゲームを失ってしまう。
第2ゲームは見やすいコートで落ち着きを取り戻した坂本・劉永組が、あわやラブゲームかという一方的な展開で盛り返してファイナルゲームへ。
ファイナルの出足は第一ゲームと同じ重苦しい展開となり、5-5から5-7とリードを許す。ここで3本を連取し8-7でコートチェンジ、ポイントを重ねて14-10とマッチポイントを握るが、今日の坂本・劉永組はいつものようなシャトルコントロールが出ない。相手のショートサービスをたて続けにネットにかけ、あっという間に14-13と追い上げられる。
嫌なムードになったが、ジヤトコもプレッシャーの中で痛恨のサーブミスを犯し、ラッキーなサービス権がユニシスに転がり込む。気落ちしたジヤトコペアに坂本選手の渾身のスマッシュが決まり15-13でゲームセット。日本リーグ始まって以来のハラハラ混戦をものにして、貴重な先取点を得た。

●単:


続く単はインドネシアオープンに参加して出場できない山田選手に代わっての中西選手が登場。第1複の苦戦ムードをいとも簡単に振り払い、15-4、15-2と2ゲームとも栗選手を圧倒。大活躍で団体戦の勝利を決め、社会人選手権の優勝ペアである福井・池田組へバトンタッチ。

●第2複:


その福井・池田組は打ってよし、落としてよし、守ってよしの理想的なコンビネーションを、つめかけた甲府の観客に存分に披露する。ジヤトコの若手ペア長谷川・福島組を完全に抑えこみ、あわやラブゲームの15-1、15-1の圧勝で第5戦を締めくくった。

いよいよ、次は12月23日の金沢大会。昨年苦杯をなめた宿敵NTT東日本に雪辱し、是非とも全勝で12月26日の最終戦を迎えてほしい。フレー・フレー・日本ユニシス!!

[中條監督のコメント]



危なげなく順当勝ちしました。いよいよ正念場を迎えます。全員優勝に向けて集中していますので、病気、怪我のないようにコンディションづくりをしてまずは宿敵NTT東京との対戦に望みます。ご期待ください。



【 2003年12月12日 仙台大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 NTT北海道
劉  永
福井 剛士
2 15-11
15-08
0
一宮 孝一
中村 寿史
山田 英孝 2 15-07
15-02
0 吉川 勇司
坂本 修一
池田 信太郎
2 15-06
15-04
0 水澤 直哉
三上 裕司




[試合リポート in 仙台大会]



●第1複:


日本ユニシスは劉永選手と今期初出場・福井選手のペア。しかし序盤から細かいミスが続き、リードはするものの、NTT北海道・中村選手と今期大阪から移籍してきた一宮選手のペアを振り切れない。
第1ゲームが中盤から終盤に入っても食らいつく北海道ペア。しかしユニシスペアは追いつくことを許さず必ず一本突き放す。13-11で幾度もサービス・オーバーを繰り返した後、ここでも勝負強さを見せて15-11。第2ゲームでも粘る北海道を振り切り15-8。劉永・福井組が2-0で初戦を飾った。

●単:


続くは山田英孝選手と吉川勇司選手とのシングルス。山田選手の早稲田大学時代の2年後輩にあたる吉川選手は、昨季大接戦の末に中西選手を破り北海道に一点をもたらした。日本リーグでは初の顔合わせだが、先輩に成長の証を見せられるか。
しかし絶好調の山田選手の勢いは止まらない。序盤こそ5-4と競り合うが、鉄壁のレシーブで相手の攻撃をブロック。攻めに転じれば強打に加えキレの良いジャンピング・カットなどで次々にエースを重ね、15-7で第1ゲームを奪う。さらに第2ゲームも9-0と大量リード。ダイビングレシーブも見せるなど、最後まで集中したプレーで会場を沸かせ、15-2でチームの勝利も決めた。

●第2複:


第2複は坂本選手と池田選手が組んで登場。対するは全日本総合で仲尾・坂本組にファイナル13本まで迫った水澤・三上組。NTT北海道として96年以来のAクラス入りを果たすためにも、何とか1ポイントを奪っておきたいところだ。
そんな願いを打ち砕いてしまうほど今日のユニシスペアの出来は素晴らしかった。どんどん前へと出て行きドライブ戦を制し、上がってきたシャトルを相手コートに叩きつける。さらには坂本選手がガットの切れたラケットをラリー中に交換・その間池田選手が一人でレシーブするという離れ業も見せ、12-3とリード。14-6とゲームポイントを握り、最後は池田選手のネット前から柔らかく落とすショットに北海道ペアが届かず、第1ゲームを制する。第2ゲームも圧倒的にゲームを支配して15-4。第4戦も3-0の快勝で締めくくった。

男女一試合づつと比較的小規模での開催にもかかわらず、立ち見が出るほどの大盛況となった仙台大会。2006年トマス杯・ユーバー杯の開催地となる当地のバドミントン人気は高く、日本ユニシス選手の周りはサインを求める中高生がとり囲み、控室前まで押し寄せるほどだった。

[中條監督のコメント]



元世界チャンピオンの劉永のうまさと、山田英孝のオリンピック選手としての意地が相手を寄せ付けませんでした。
また、公式戦初登場の坂本修一・池田信太郎ペアが意気の合ったプレーで、試合巧者のNTT北海道ペアを抑えたという試合で、今回も快勝でした。
一試合毎にチームの結束がますます固くなってきているので、このペースを崩さず、最後まで頑張ります。



【 2004年12月05日 船橋大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 JR北海道
仲尾 修一
坂本 修一
2 15-13
15-06
0
松本 章
竹村 純
山田 英孝 2 15-05
15-05
0 橋村 竜彦
劉  永
中西 洋介
2 15-04
15-04
0 小野 敏和
関野 有起




[試合リポート in 船橋大会]



●第1複:


今季初のトップダブルスに立った仲尾・坂本組は竹村・松本組との対戦。22歳、24歳と若手ながら02年社会人3位入賞などの実績を持つ侮れない相手だ。
JRペアは仲尾・坂本組の攻撃を警戒し、ドライブ・ネットを駆使してシャトルを高く上げない作戦に出る。これが功を奏した形となり仲尾・坂本組は8-11と苦戦。それでもミスを上手く誘い11-11と追いつくが、相手も気落ちせず13オールともつれる。
ここで仲尾の巧みなロングサーブに竹村選手が痛恨のスマッシュミス。JRペアはこの一本で集中が切れたか、仲尾・坂本組がこのまま15-13で第1ゲームを奪うと第2ゲームはなんと11連続ポイント。その後も順調に点を重ね、15-6でゲーム・セット。まず日本ユニシスが先勝した。

●単:


続いて登場したのは不動のシングルス・山田選手。対するJR北海道からは山田選手の高校の後輩にあたる橋村選手が出場する。
試合は序盤から山田選手のペース。素早くネットに入りヘアピン・ロブで相手を振り回すと、チャンスにはライン際へのスマッシュを決めて橋村選手を寄せ付けない。終始リードを許さず15-5、15-5の快勝を収め、トリッキーパンダース戦、YKK戦に続き団体戦のウィニングポイントを挙げた。

●第2複:


第2複、劉永選手とペアを組んだのは中西選手。1、2戦の劉永選手のパートナー池田選手が台北オープン出場のため、10月の埼玉国体に続きダブルスで出場となった。一方のJR北海道は来春法政大から入社が内定している関野選手とベテラン小野選手のペアで一点を奪いたい。
堅さの見られるJRペアに対し劉永・中西組はのびのびとプレーする。中西選手は巧みなサーブで相手のプッシュミスを誘い、また劉永選手は打球にもフットワークにも緩急をつけるなど巧さを見せJRペアを圧倒。時には笑みもこぼれる余裕の戦いぶりを示し、観客席からの応援も受けて両ゲームとも相手に4本しか与えない完勝を果たした。

第3戦も3-0の勝利と、優勝へとまた一歩近づいた日本ユニシスチーム。隣のコートではライバル・トナミ運輸がNTT東日本との戦いを2-1で制し、全勝をキープしている。
来週12日、日本ユニシスの第4戦の相手は今期まだ一敗と好調のNTT北海道チーム。この試合もぜひ全勝で折り返し、後半戦に向けてさらに勢いをつけたいところだ。

[中條監督のコメント]



今回は快勝で、試合時間も全部で1時間20分しかかかりませんでした。
「取りこぼしのないように」との部長の指示を全選手が意識して、緊張感をもって素早い動きと絶妙の配球で相手を寄せ付けませんでした。
あと4戦、体調管理と怪我防止に努め、全勝で最終日にトナミ運輸と優勝をかけて、対戦できるように頑張ります。



【 2004年11月28日 倉敷大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 くまもと八代YKK AP
劉  永
池田 信太郎
2 13-15
15-09
15-12
1 リオニー マイナキー
花田 政文
山田 英孝 2 15-02
15-01
0 平松 孝浩
仲尾 修一
坂本 修一
2 17-14
15-08
0 山下 大介
小林 広季




[試合リポート in 倉敷大会]



●第1複:


始まった第1複、元インドネシア代表・リオニーのスタートダッシュにより、劉永・池田組は1-9と劣勢。そこから持ち直して11-11に追いつくも、ホッとしたかミスを連発し13-15で1ゲーム目を奪われる。しかしインターバルの間に落ち着きを取り戻し、2ゲーム目は15-9と取り返す。
流れが日本ユニシスに傾いたと思われたファイナルゲームだが、元MVPペアも粘り強くラリーを展開して食い下がり12オール。ここから劉永・池田組が勝負強さを見せて3本連取し、価値ある先制点を手にした。

●単:


シングルスでは昨年に引き続いて山田英孝選手と平松孝浩選手の対戦となった。昨年は3本、6本で山田選手が快勝しているが、平松選手はジヤトコ戦で日本リーグ初勝利を手にするなど好調だ。
しかし第1複の勝利、そして会場の応援を受けた山田選手の勢いが平松選手を凌駕する。1ゲーム目で相手に与えた点はわずかに2点。そして2ゲーム目も圧倒的に攻めまくり、今度は1点しか与えず勝利。これで団体戦も2-0とし、勝敗が決した。

●第2複:


一矢報いたいYKKからは、第2複に山下・小林組が登場。対する日本ユニシスはエース仲尾・坂本組が迎え撃つ。
第1ゲーム、仲尾・坂本組は着実にポイントを重ね13-8とリード。しかしここから左利きのスマッシャー山下選手と185cmの長身を誇る小林選手のコンビネーションが冴え、13-14と逆転される。あわやという場面だったが、仲尾・坂本組が落ち着いて1本を取り14オール。セティングに入ってからも3本を連取しゲームをものにする。
今期限りで引退を表明している山下選手は、上位チームからポイントを奪って有終の美を飾りたいところ。第2ゲームも粘りを見せ8-8と競り合うが、ここから日本ユニシスペアがさすがの連続ポイントでゲームセット。日本ユニシスがチーム戦を3-0で勝利し、倉敷を後にした。

初戦に続き第2戦も土つかずの快勝を収めた日本ユニシス。関東に帰ってきての第3戦は、12月5日に千葉県船橋市で行われる。

[中條監督のコメント]



第1複は見ごたえのある大接戦となりました。日本リーグのベテランであり、実力者でもあるリオニーペアに対し、劉永が世界チャンピオンの意地をみせて、巧みにリオニーペアをかわしました。
第1複激戦の余勢を駆って、単、第2複も危なげなく押し切りました。選手たちは優勝への自覚も高まってきたようです。



【 2004年11月20日 高岡大会 】    勝敗表


日本ユニシス
3-0 大阪トリッキーパンダース
劉  永
池田 信太郎
2 15-6
15-6
0 黄善鎬
櫻井 勝仁
山田 英孝 2 15-5
15-6
0 古川 裕輔
仲尾 修一
坂本 修一
2 15-7
15-9
0 平井 達也
草ノ瀬 公一郎



[試合リポート in 高岡大会]



第一複 劉永・池田組は韓国から補強で入った黄選手(シドニーオリンピック単16強)のペアと対戦、劉選手の絶妙のシャトルコントロールで作ったチャンスに池田 選手のスピードあるスマッシュで圧倒し、6本、6本とまずは危なげなく1ポイントをものにする。
続く単の山田選手も余裕のある玉回しで古川選手を翻弄、5本、6本と一蹴する。
第二複の 仲尾・坂本組も平井選手の高い位置からのスマッシュに苦しみながらも、ここぞというところでは確実にラリーを制して7本、9本で日本ユニシスの開幕戦を3-0で飾り幸先の良いスタートを切った。
トナミ運輸もJR北海道に3-0、NTT東日本もジヤトコに3-0と順当勝ち。いよいよ12月26日の最終戦に向けて、1ヶ月にわたる長いサバイバル戦が開始となった。

[中條監督のコメント]



日本リーグ初登場の劉永が池田信太郎との絶妙のコンビによって順調な滑り出しをし、チームとしても非常に良いスタートがきれました。





* 関連リンク

・バドミントン日本リーグ2004勝敗表