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「ドイツオープン2014」女子ダブルス高橋礼華・松友美佐紀組、 女子シングルス高橋沙也加 優勝!

  • 2014.02.25 - 2014.03.02
  • 試合結果


2014年2月25日〜3月2日、ドイツ、ミュルハイム・アン・デア・ルール市にて「ドイツオープン2014(GPG)」が行われ、日本ユニシスから出場した女子ダブルス高橋礼華・松友美佐紀組と、女子シングルス高橋沙也加選手が優勝を果たしました。

優勝選手コメント
試合結果

女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組(世界4位)は第1シードで登場し、順調に3試合をストレート勝ち。準決勝のオランダペア戦でも第1ゲームの序盤こそリードを許しますが、落ち着いて追い上げ、ストレート勝利で決勝進出を果たします。
決勝戦の相手は、昨年のこの大会準決勝で敗れた韓国のJUNG/KIM組(6位)。過去5回の対戦で一度も勝てていない相手に対し、立ち上がりから積極的に仕掛けてリード。終盤、相手の猛烈な追い上げでジュースに持ち込まれゲームポイントを握られますが、松友選手のネットプレーと高橋選手の前後の揺さぶりで再逆転し、最後は松友選手が前衛で決め23−21と先取。第2ゲームは逆に追いかける苦しい展開から、粘ってラリーをつなぎ追いつくと、またもジュース。互いに粘ってジュースを繰り返しますが、相手の攻撃をしのいでチャンスをつかむと、最後はまたも松友選手が前衛から叩き込んで24−22で勝利。この相手からの初勝利をもぎ取ると共に、17か月ぶりとなる国際大会のタイトルをつかみました。

一方、女子シングルスでは妹の沙也加選手(13位)が第6シードで出場。初戦のYIP(香港、22位)にストレート勝ちして波に乗り、2回戦もストレートで勝つと3回戦は韓国のBAE(6位)との対戦。昨年の世界選手権ではストレートで敗れた相手に序盤から積極的な攻撃でリードを奪ってゲームを先取します。 第2ゲームは逆に終始リードされながらも離されず、17−19から連続ポイントで一気に勝負を決め貴重な勝ち星をつかみました。
準決勝はスペインのMARIN(14位)と序盤から1点を争う接戦。共にサウスポーからの攻撃力を武器にした戦いは1ゲームずつを取り合い、ファイナルゲームももつれますが、終盤に5連続ポイントで突き放して勝利。
迎えた決勝の相手は第1シードの SUNG(韓国、5位)。28年前にSUNG選手の母親がこの大会で優勝しており、母娘2代での優勝を狙う相手と、直前に優勝を決めた姉との姉妹優勝を狙う高橋選手という面白い顔合わせ。
立ち上がりスロースターターの相手に対し、軽快に動き回ってリードすると、追い上げを振り切って17本で先取。しかし、第2ゲームは序盤のミスで流れを掴まれ一方的に奪われます。ファイナルゲームは、ラリーをつないでリズムを取り戻そうとしますが互いにミスが出て競り合いが続きます。それでも次第に落ち着きを見せて鋭い切り返しでリードを奪い、インターバル後は集中力を取り戻し、動きに鋭さが加わり連続ポイントを挙げると、相手のミスも重なり大きくリード。会場の拍手にも後押しされ、最後はコントロールされたショットがストレートに決まり12本で勝利。コートサイドに駆け寄った礼華と並んで記念撮影とインタビューに応じ、81年の湯木博恵さん以来となる日本人の女子シングルス優勝を姉妹同時優勝で飾りました。

男子ダブルスの第1シード早川賢一・遠藤大由組(3位)は1、2回戦を順当勝利。3回戦のマレーシアGOH/LIM組(14位)には第1ゲームを奪われますが、第2ゲームは中盤から流れをつかんで取ると、ファイナルゲームも終盤突き放して勝利。準決勝のタイJONGJIT/PUANGPUAPECH組(13位)にも1ゲーム先行を許しますが、続く2ゲームを16本、12本で取り決勝へ進出。決勝はトナミ運輸の嘉村・園田組との日本人同士の対戦。互いに手の内を知り尽くした対戦は序盤リードするも、中盤やや慎重になったところを追いつかれ、第1ゲームを失います。
第2ゲームは中盤からのリードを守り切って1ゲームオールとなりますが、ファイナルゲームは立ち上がりにリードを許してしまい、勢いに乗って動き回る相手に追い切れず、14−21で敗退。ユニシスチームによる3冠は惜しいところで逃し、準優勝に終わりました。

男子シングルスの上田拓馬選手(17位)、混合ダブルス 早川・松友組は2回戦で敗れています。
女子ダブルス優勝の高橋礼華・松友美佐紀組
女子ダブルス優勝の高橋礼華・松友美佐紀組

女子シングルス優勝の高橋沙也加
女子シングルス優勝の高橋沙也加

姉妹で優勝を飾った高橋礼華、高橋沙也加
姉妹で優勝を飾った高橋礼華、高橋沙也加

【優勝選手コメント】

[高橋 礼華]
「今回のドイツオープンは、第1シードだったため、優勝したい気持ちがありました。
決勝では、1度も勝ったことのない韓国ペアに、自分たちらしいプレーで勝って優勝できたので、本当に嬉しく思います。
翌週の全英オープンでは、準々決勝で苦しい試合をしましたが、ベスト4まで行くことができました。中国ペア相手には、なかなか自分たちの良いところが出せず、悔しいです。
しかし、ヨーロッパ遠征はとても価値ある2週間でした。
これからも日々成長できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

[松友 美佐紀]
「決勝戦では、これまで勝ったことのない韓国ペアに勝利しての優勝だったので、少しずつではありますが、成長を感じられた大会だったと思います。 国際大会では久しぶりの優勝でしたので、ほっとしました。
翌週の全英オープンは、昨年初戦敗退していたので、準決勝まで進むことができ、二大会を通して、収穫の大きい大会となりました。
これからもスーパーシリーズ優勝を目標に頑張っていきたいと思いますので、どうぞ応援よろしくお願いします」

[高橋 沙也加]
「昨年のドイツオープンでは、準々決勝でロンドンオリンピック金メダリストに勝つことができ、とても嬉しかったのですが、その後の準決勝で負けて悔しい思いをしたので、今年は、昨年の思いを忘れずに試合に臨みました。
今回は、初戦から強い相手で不安もありましたが、勝ち進むにつれて調子も上げていくことができ、準々決勝では1度負けていた相手にリベンジすることもできました。
今後も、この勢いを止めることなく、1つ1つの試合を大事に、そして、いつも応援していただいている方々に感謝して、頑張りたいと思います」

【試合結果】

女子シングルス 高橋 沙也加 優勝
女子ダブルス 高橋 礼華
松友 美佐紀
優勝
男子ダブルス 早川 賢一
遠藤 大由
準優勝
男子シングルス 上田 拓馬 ベスト16
混合ダブルス 早川 賢一
松友 美佐紀
ベスト16

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