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日本ユニシスについて ICTが人と社会にできること2011(日本ユニシスグループCSR報告書)
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ICTを通じた取り組み

日本ユニシスグループは、ICT企業としての特徴を活かし、地域・社会の豊かで健全な発展に寄与したいと考えています。


情報化社会における子どもたちの“安心”に貢献したい---「e-ネットキャラバン」への社員ボランティア派遣

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写真:システムサービス推進部  システムサービス企画室 樋口 洋子
システムサービス推進部
システムサービス企画室
樋口 洋子
日本ユニシスグループは、総務省・文部科学省と通信業界団体から構成される「e-ネットキャラバン協議会」に協力し、2007年度から定期的に、同協議会の主催する「e-ネット安心講座」へ、社員ボランティアを講師として派遣しています。2009年度も、50名を超える社員が講師認定講座を受講するとともに、携帯電話やインターネットを子どもたちが安全に利用していくために必要な知識について、多数の社員が全国各地の小中学校等で啓発活動を行いました。

ちゃんと大人が守ってくれる

参加のきっかけは会社のイントラネットに掲載された講師募集の案内。私自身、小学校6年生の子どもがいますが、案内を読んで、子どもを守るために最新の情報を得ておきたいというのが最初の動機でした。現在、子どもには携帯電話を持たせていませんが、いずれ子どもの友人の多くが持つようになったとき、いつまでも接点を持たずにはいかなくなるだろうと考えていました。また、自分の子どもだけでなく周りの子どもたちにも正しい知識を教えてあげたい、資格をきちんと取ったうえで地域の保護者の方々にも伝えていきたい、という思いから参加しました。
講師認定講座を受講してみて、大半の内容については知識がありましたが、実態として悪い大人がたくさんいて、多くの子どもたちがそれに巻き込まれているという事実に驚きました。また、プロフィール紹介サイト(プロフ)などの詳細を知ることにより、子どもがいろいろやりたくなってしまう気持ちもわかり、だからこそ、子どもたちには安易に触れさせたくないと感じました。
講座受講から数ヵ月後のある日、子どもの通う小学校の先生に「e-ネットキャラバン」のことを話してみたところ、情報関係の授業でぜひ実施して欲しい、と言っていただき、5・6時限目を利用して、自分の子どもの学年の児童約90名を対象に授業を行うことになりました。長時間の講義で子どもたちが集中力を切らさないよう、クイズ形式の授業をするなどの工夫を取り入れましたが、盛りだくさんの内容のなかでもとくに伝えたかったことは二つ。なんとなくでもいいから、“怖い世界”があるのだと知って欲しい。そして、困ったことがあったら、ちゃんと大人が守ってくれるから、一人で抱え込まないでまずは大人に相談すること―。


手遅れになる前に、社会や大人が手段を講じていく

子どもたちは積極的に参加してくれ、自分としても充実した楽しい時間を過ごせましたが、予想外だったのは携帯電話やインターネットの利用率が非常に高かったこと。さらに驚いたのは、家庭でとくにルールのないまま、自由に使えてしまえる子どもが多いことでした。
現在のネット社会においては、「必要な情報を簡単に手に入れられる」、「携帯で友だち同士のつながりを実感しやすい」など、子どもにとってのプラスの点も多くあります。しかし一方で、有効な年齢制限・認証がないまま有害サイトにアクセスできることや、掲示板での誹謗中傷や悪意に満ちた言葉を目のあたりにしてしまうなど、大きな“闇”の世界が身近なところに潜んでいます。最近では、ネット依存症やネット上のいじめなどで子どもが心身ともに蝕まれることが増えていますが、そうなる前に社会や大人はどのような手段を講じていくことができるか。
私たちICT企業や社会が、携帯電話のフィルタリングなど効果的な情報の制限を「仕組み」として確立していくこと。家庭においては、親子できちんとした「ルール」を決めない限り、携帯もインターネットも使わせない。また、何か問題が生じたときに、親子の間で包み隠さずにコミュニケーションできる信頼関係・雰囲気を日頃からつくっておくことが大切だと思います。次回、子どもの通う小学校で、保護者の方全員を対象とした講義をさせていただくことになりました。これからも身近なところから、大人と子ども双方に求められている大切なことを広めていきたいですね。

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