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論文成果発表
論文成果発表
ユニシス研究会は、日本ユニシスグループのユーザ会として、発足以来さまざまな活動を行っています。なかでも経営やICT活用に関して毎年20テーマほどで実施される研究活動(グループ研究)は、経営層から担当者層まで全国で約200名の幅広い層のみなさまに参加いただき、人材育成の場としても利用いただいています。
また、相互交流の場としては、毎年開催される全国カンファレンス(共催BITS)や全国フォーラムでの著名人、有識者による記念講演や地域見学会のほか、全国9支部主催による独自セミナー、企業見学会などが実施されています。
エッカート賞※受賞者のみなさま
※エッカート賞:コンピュータの生みの親として著名なエッカート博士にちなみ、毎年、論文、グループ研究報告などのなかでとくに優れたものに対して贈られる賞


 製造流通システム本部
中部サービス統括P
鈴木 久美子
日本ユニシスグループのユーザー会として約600社のユーザー企業から構成される「ユニシス研究会」。企業の経営課題やICT活用などさまざまなテーマについて、企業の経営層から担当者まで幅広い層を対象としたグループ研究を行っています(2009年度は全国で29グループ189名の方々が参加)。
日本ユニシス 鈴木 久美子がテクニカル・アドバイザー(以下、TA)として参加した中部2グループでは、「女性のワークライフバランス〜生涯賃金 今の時代、働き続けてなんぼ!〜」を活動テーマに掲げ、業種や職種の異なるさまざまなメンバーが活発な議論を重ねてきました。
その成果は2009年度研究活動の優秀賞ならびにエッカート賞(審査委員特別賞)を受賞するなど、大変実りの多い研究活動となりました。
“素朴な疑問”から始まった研究活動
私たち中部2グループは、会員企業の女性メンバー9名により、「女性のワークライフバランス」、なかでも「生涯賃金」をテーマにした活動を行いました。
「国民生活白書」(内閣府)の統計をもとに試算すると、女性が正社員で働き続けた場合と、結婚後パート勤務になる場合とでは、生涯賃金で2億2,732万円もの差が生じることになります。これだけの賃金差にも関わらず、結婚・出産後も正社員として働き続ける女性が全体の2割にも満たないのはなぜだろう? 多くの女性が結婚や育児など人生の選択を迫られたときに「生涯賃金」という観点を見落としているのではないか? そうした素朴な疑問から私たちの活動はスタートしました。
活動の方向性としては、働く女性・男性を対象としたアンケートを行い、その調査結果をもとに、個人や企業に“働き方の見直し”を提言していくことになりました。アンケート実施に向けた会議では、長時間にわたり設問設計に悩みましたが、回答にWeb形式を取り入れることにより、目標の1,000件を上回る、「1,158件」もの回答を集めることができました。
動いて!話して!楽しんで!
私自身は、TAの経験が初めてで、すべて手探りの状態でした。参加メンバーも社外活動の経験者が1名のみだったこともあり、活動当初は、驚くほど沈黙が多かったですね。そこで、リラックスして会議に入れるよう、アイスブレイクや30秒プレゼンといった“準備体操タイム”を取り入れました。また、議論が進まないときは小グループに分かれてみることや、各自付箋に意見を書き出してみるなどの方法もお薦めしました。せっかく研究活動に参加したのに「座って・頷いて・帰る」のではなく、「動いて!話して!楽しんで!」いただきたかった。そうした会議の様子について「バランス良好☆通信」というかわら版を作成し、メンバーにフィードバックするようにもしました。小さな試みですが、メンバーの個性や長所をグループ内で共有できるきっかけになった気がします。
研究活動が進むにつれ、会議も活発になっていき、徐々に9名の女性パワーで一つの目標に向かって走り出しました。論文執筆というハードな時期もありましたが、リーダーを中心に力を合わせ乗り越え、メンバーの会社の方々や事務局からの熱いサポートのもと、全員が完走、そのうえ「優秀賞」をいただきました。表彰式で、メンバーの達成感いっぱいの笑顔や涙を見て感じた喜びは、いつまでも忘れられないと思います。TAに求められる役割はグループのメンバー構成やテーマによってさまざまですが、このグループをどのようにサポートしていくか考えトライし続けた1年間、振り返れば、私自身の方がメンバーのみなさんに育てていただいていたのかもしれません。貴重な機会にめぐり会えたことに心から感謝しています。
私は、ユニシス研究会とは、お客さまとユニシスがともに成長していくことのできる「企業の枠を越えた人材育成の場」であると考えています。そうした意味で「Users &Unisys」の「&」を改めて強く感じた1年でしたし、活動後においてはメンバー同士のつながり(=User & User)をも提供していける場であると感じました。これからも多くのみなさまに積極的に参加いただきたいと思います。

ユニシス研究会にご参加いただいているお客さまから
ユニシス研究会の活動に、さまざまな立場で参加いただいているお客さまより、「ユニシス研究会」および「日本ユニシスグループCSR活動」に対するご意見・ご感想を頂戴しました(CSR報告書2009より)。
ティーメディクス(株) 福島 雄治 様
ユニシス研究会には15年以上前から参加していますが、業種を超えた人々との交流を通じ、視野を拡げられる貴重な存在です。日本ユニシスのCSRは先進的でありながらも地に足を着けた組織的な活動をされていると感じます。
(株)日本トラフィック コンピューターセンター 田辺 秀明 様
日本ユニシスの「ICTが人と社会にできること」をテーマとしたCSR活動は、本業を通じた取り組みであることに意味があると思います。これにより社員一人ひとりが自然体で活動に参加していけるのだと思います。
フコク情報システム(株) 末田 浩一 様
ユニシス研究会はいろいろな業種の方と研究活動を進めるため、社外の人とのネットワークを拡げられるメリットがあります。日本ユニシスには、CSRの対応など先進的な取り組みについての情報発信を期待しています。
(株)ニコン 竹鼻 博美 様
ユニシス研究会は、日本ユニシスの自由闊達な社風を反映し、透明性の高いユーザー会だと思います。私自身、イベント参加や応募論文の審査を通じ、自社で得られない情報が得られるので、視野が広がり大変勉強になっています。
(株)三陽商会 三島 涼子 様
企業見学会やセミナーでは新しい知識だけでなく、「目からウロコ」(!)な異なる着眼点に出会えることがあります。「CSR」は私自身の研究テーマでもあり、ユニシス研究会を通じ、他社事例を参考にしていきたいと思います。
東京電力(株) 齊藤 敦 様
日本ユニシスグループには、多様なフィールドの知見を社会に還元できるような活動―例えば、地球温暖化防止に向け、オフィスで自然体にエコを実現できるようなソリューションの提供などを期待しています。
エスエス製薬(株) 古仲 圧人 様
ユニシス研究会は、知識・理解を深める自己研鑽の場であり、さまざまな方と知り合い、情報交換できる交流の場です。研究活動をとおして得た「知識・人脈(仲間)」は、何物にも代えがたい貴重な財産だと思っています。
生活共同組合連合会 宗方 あさの 様
研究活動での議論を通じ、新たな視野と挑戦する自信、大切な知己を得られました。ICTの社会的影響が大きくなるなか、日本ユニシスには、人間の知恵と情熱を結実できる取り組みを、最先端で牽引し続けていただきたいです。
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