ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

2008年8月20日

日本ユニシス
事業継続計画(BCP)に新型インフルエンザ対策を追加
〜社会インフラとしての情報システムを、お客さまとともに安全を確保しながら最善の方法で維持する〜


本文

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、従来から策定してきた事業継続計画(以下 BCP:Business Continuity Plan)の対象災害に新型インフルエンザを加え、企業グループとしての新型インフルエンザ基本方針として新たに規程を作成、全関連会社と連携してパンデミック(全世界流行)に対処する体制を整備します。

 日本ユニシスグループでは、2006年度から代表取締役常務を責任者にユニシスグループの関連組織で構成するBCPプロジェクトを設置、人事、総務、営業、サービスなど各担当部署から代表者の参加による月1回の全体会議で進捗の報告と課題の確認をしています。2008年5月には新型インフルエンザ発生をシミュレーションした「新型インフルエンザ対策本部」の机上訓練によって、対策の検証とさらなる課題の洗い出しを行いました。

 こうした検証を経て作成した新型インフルエンザ対策の基本方針は次の通りです。
 1)人命を最優先とする。2)国・地方自治体の指導・勧告に従い、社会のパンデミックに対する取り組みに協力する。3)安全を確保しながら業務の継続・再開を行う。

 この基本方針に則り、WHO(世界保健機構)の新型インフルエンザのフェーズ定義に合わせて、グループ内での対策規定を以下のように定めました。万一、想定する事態が発生してしまった際には、規定に準じて行動していきます。また日頃からの一般社員への啓発も重要と考え、イントラネットを中心とした情報発信と、eラーニングを活用した新型インフルエンザに関する知識と社内規程などへの認識確認を行っています。

■新型インフルエンザ規定
 日本ユニシスグループとしての方針は、WHOが定義するフェーズに従い次のように規定しています。

  1. 事前の対策
    各組織において、フェーズ4となった場合に備えて連絡体制を整備しておきます。

  2. フェーズ4(小さな集団でヒトからヒトへの感染が確認される状態)宣言
    日本ユニシスグループに、日本ユニシス株式会社の経営会議メンバーを本部長とする「新型インフルエンザ対策本部」(以下 対策本部)を設置します。これ以後、対策本部から逐次対策が発令されますので、全社はこれに従います。

  3. フェーズ5(大きな集団でヒトからヒトへの感染が確認される状態)宣言
    フェーズ4での発令・指示に加えて、以下の追加が想定されます。
    【主要な徹底指示の発令】
    ・お客さまへの当社方針説明、在宅勤務への移行強化、海外出張・国内出張禁止
    ・相手の安全確保も考慮して、お客さま、取引先との対面を可能な限り回避

  4. フェーズ6(パンデミック、世界的大流行)宣言
    フェーズ5での発令・指示に加えて、社会インフラなど継続必須業務要員は、以後の外部接触を遮断して勤務場所に集結、その他社員は自宅待機とする予定です。
    なお政府・自治体の勧告などに基づき、対策本部は「全事業所封鎖、全業務停止」を宣言することも想定しています。

  5. ポスト・パンデミック期
    完全な終結までは、再度流行することを前提に対応します。即ちポスト・パンデミック期には、フェーズ4の状態での対応となります。政府による「完全終結宣言」が出された場合は、「業務再開宣言」を発令して対策本部を解散します。

 このようなBCP 策定と事業継続管理(BCM:Business Continuity Management)を行うことはお客さまからの信頼を高め、結果として日本ユニシスグループの企業価値を高める「企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)」として最も重要な活動の一つと考えており、今後もより一層強化していきます。

以上

《参考資料》 WHOによる新型インフルエンザのフェーズ定義概要
フェーズ1ヒトから新しい亜種のインフルエンザは検出されていないが、ヒトへ感染する可能性をもつウィルスが動物に検出
フェーズ2ヒトから新しい亜種のインフルエンザは検出されていないが、動物からヒトへ感染するリスクが高いウィルスが動物に検出
フェーズ3ヒトへの新しい亜種のインフルエンザの感染が確認されているが、ヒトからヒトへの感染は基本的にない
※2008年7月現在は、「フェーズ3」です。
フェーズ4ヒトからヒトへの新しい亜種のインフルエンザの感染が確認されているが、感染 集団は小さく限られている
フェーズ5ヒトからヒトへの新しい亜種のインフルエンザの感染が確認され、大きな集団発生が見られる。パンデミック発生のリスクが高まる
フェーズ6パンデミック発生、世界の一般社会で感染拡大
ポスト・パンデミック期パンデミックが終息して、発生する前の状態へ回復する時期

注)フェーズ4あるいはフェーズ5から世界的なパンデミックへの移行が1〜2週間程度で行われると指摘する専門家もいます。ポスト・パンデミック期はWHOでは定義していませんが、日本ユニシスグループの対策としては、完全終息ではない(再流行が起こる前提で)期間の定義は有効と考え追加しています。


注釈/リンク

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