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Foresight in sight

ニュースリリース

2001年9月26日

凸版印刷、ラティス・テクノロジー、日本ユニシス、
建材・住設機器データの流通サービスを開始

〜 ハウスメーカ、ハウスビルダー、工務店に対し「DigiD®」ASPサービスを2002年より提供開始 〜

 凸版印刷株式会社(社長=足立直樹氏 東京都千代田区神田和泉町1)、ラティス・テクノロジー株式会社(社長=鳥谷浩志氏 東京都千代田区九段南3-8-11 飛栄九段ビル)、日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲 1-1-1)の3社は、Webによる建材部材/住宅設備機器のデータ配信を開始するため、技術協力することになりました。

 凸版印刷は、建材/建設設備中心の商品情報配信サイト「MediaPress-Net(メディアプレス・ネット)」を運営しています。「MediaPress-Net」は、建築メーカサイトや工務店支援サイト向けに商品情報データベースを提供しており、同サイト上での各建材メーカの商品情報検索/閲覧が可能です。「MediaPress-Net」にはすでに建材業界、家電、照明器具メーカなど21社の商品情報が自社開発フォーマットMediaScript-CGにより約97,000点登録されています。この充実した商品情報データベースを管理、運営し、建材メーカサイト、工務店支援サイトが利用しやすい形態(CD-ROMまたはネットでの配信)で提供することにより、建材/建設設備業界情報の流通促進を図っています。このサービスは、2001年6月20日より開始されています。

 ラティス・テクノロジーは、1997年に慶應大学の千代倉教授(現会長)が中心となり設立されたソフトウェアベンチャ企業です。設立以来、同社は、XVL®(eXtensible Virtual world description Language)技術の研究開発と標準化を推進し、CAD/CGデータをXVLフォーマットに変換、編集してネット上で配信可能にするグラフィックス・ソリューションを開発してきました。超軽量3D表現XVLは、Webの次世代記述言語といわれるXML(eXtensible Markup Language)をベースに開発されており、既存の大容量ポリゴンデータをXVL表現に変換することで3Dデータの軽量化を実現しています。また、XVL表現に変換した3Dデータに、ネット上のテキスト、イメージ、音声、映像などのマルチメディアデータを融合し、ネット上のメディアデータの一つとして表現することも可能にしています。

 日本ユニシスは、20数年間におよぶハウジングCADの経験をもとに、1998年3月 Windowsベースで稼働する3次元住宅設計システム「DigiD」を発表しました。発表以来、同システムは大手ハウスメーカの基幹システムに採用されてきました。また、大手販売会社を通じ地場のハウスビルダーや工務店への間接販売も開始、現在までに 7,000本の稼働実績があり、住宅営業プレゼンシステムから、設計システム、性能表示対応システム、生産系連動システムまでトータルなシステム提供を行っています。

 このたび、凸版印刷と日本ユニシスはWebによる建材部材/住宅設備機器のデータ配信を開始するため、ラティス・テクノロジーのXVLをベースに技術提携することになりました。凸版印刷は、自社開発フォーマットMediaScript-CGに加えXVLフォーマットで作成された「MediaPress®」をユーザに提供します。日本ユニシスは凸版印刷の「MediaPress-Net」からAPIサービスを受け、提供されたデータに「DigiD」の固有な属性データを付加し、2002年4月から住宅メーカ、ハウスビルダー、工務店を対象にASPサービスの提供を開始します。

 今まで、CAD開発会社、CADユーザは、住宅設計CADで使用するデータを自前で作成する必要があり、これが大きな負担となっていました。今回、住宅設計CADの仕様にあったデータ形式での配信サービスが開始されることで、エンドユーザのデータ作成工程が不要になり、よりスムーズなCADの導入ができます。また、住設メーカ、建材メーカの商品改訂と同期を取った最新のデータや情報を提供することも可能になります。


注) XVL(eXtensible Virtual world description Language):

「XVL」(eXtensible Virtual world description Language)は、Webの次世代記述言語XML(eXtensible Markup Language)をベースにした超軽量3D表現として、ラティス・テクノロジーが提唱する言語形式です。インターネット上の3D表現としてISOで制定されたVRML97は、データ量が巨大になりかつデータの精度が低いという問題があり、普及には成功していませんでした。「XVL」はこのデータ量と精度の問題を同時に解決しました。なお、ラティス・テクノロジーでは、この「XVL」技術をWeb上の3次元標準化を推進するWeb3Dコンソーシアムの中で、次世代3D規格であるX3Dの拡張機能として提案、2000年7月から、世界標準としての議論が始まっています。

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