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Foresight in sight

ニュースリリース

2002年5月9日

郵船航空サービス、日本ユニシス
XML Webサービスを用いた倉庫業在庫管理のプロトタイプシステムを発表

〜 5/13 ,14開催の「the Microsoft Conference + Expo 2002/SPRING」日本ユニシスブースに出展。 〜

 郵船航空サービス株式会社(社長=田中道生 東京都中央区日本橋箱崎町30-1)と日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、このたび、倉庫業務において貨物の在庫確認や出荷指示を行う「在庫管理のプロトタイプシステム」を共同開発しました。本システムは、Microsoft .NET*注1による次世代XML Webサービス*注2を用いており、5月13日、14日に開催される「the Microsoft Conference + Expo 2002/SPRING」の日本ユニシスブースに出展されます。

 今日、企業間連携(B2B)ビジネスのための、インターネットを利用したシステム構築のニーズが高まっています。その中で日本ユニシスは、平成13年11月から、XML Webサービスを用いた「卸売業における受発注システム」の実験サイトを公開するなど、既存システムのXML Webサービス化のソリューション提案を行ってきました。

 郵船航空サービスは、国際航空・船舶貨物輸送業を中心に、複数の戦略的な物流サービスを展開しています。その中の一つである倉庫業務には、次のような課題を内包した従来型Webアプリケーションが使用されていました。

荷主は、受けた注文データを出荷指示Web画面で手入力し、倉庫からの出荷を確認した後、再び売上管理システムなどの社内システムにも手入力しなければならない。
荷主側の在庫DBと倉庫業者側の在庫DBの整合性を保持するためEDI接続が必要となる。

両社はこれらの課題を解決し、より柔軟な企業間連携の実現を目指して、今回のプロトタイプシステム(関連資料の「プロトタイプシステム概要図」を参照)を開発しました。

 本システムの稼働環境および開発環境は、以下のとおりです。
<荷主側稼働環境> Windows XP他OS、Excel、Office XP Webサービスツールキット
<倉庫業者側稼働環境> Windows 2000 Server、IIS、.NET Framework、SQL Server 2000
<開発環境> Visual Studio .NET

 本システムの特徴は、以下のとおりです。

荷主側の注文受付Webアプリケーションが倉庫業者の出荷指示Webサービスを呼び出し、在庫確認・出荷指示を行うため、「注文データ確認→倉庫の在庫確認→出荷指示」という一連の作業が、手入力なしに行える。
在庫DBを荷主と倉庫業者で二重管理する必要がないため、整合性を保持するためのEDI接続が不要である。
売上管理システムや在庫管理システムなどの荷主の社内システムが倉庫業者の在庫管理Webサービスと連携しているため、同様のデータを複数回手入力する必要がない。
セキュリティ対策として、初期アクセス時に企業をインターネット上のアプライアンスサーバで認証チェックする。
アクセス制御対策として、荷主側担当者の作業実施権限の有無は日本ユニシスBizaction*注3の権限管理コンポーネントでチェックする。

 また、本システム導入により、荷主側、倉庫業者(郵船航空サービス)側それぞれに、以下のような業務効果が期待できます。

<荷主側>
会計システムや顧客管理システムなど、他システムとの連携による業務効率化
在庫管理をアウトソーシングすることによるコアコンピタンス強化
<倉庫業者側>
倉庫業者から荷主へのサービス向上による、世界規模の新たな顧客拡大

 さらに双方に、注文顧客や配送先などを含めたシステム連携の拡張による、ロジスティックス全体の連携が期待できます。

 郵船航空サービスは、今夏、本プロトタイプシステムをWeb上に公開予定です。また、日本ユニシスは、今後も Microsoft .NETによる企業ソリューション開発を推進していきます。

 なお、本件に関して、マイクロソフト株式会社より以下のエンドースコメントをいただいています。
<マイクロソフト株式会社  取締役  エンタープライズビジネス担当  鈴木 和典>
「マイクロソフトは、郵船航空サービス株式会社と日本ユニシス株式会社によるMicrosoft .NET Frameworkを採用した在庫管理システムの開発を歓迎致します。今回の実証システムが、XML Webサービスによる企業間連携の先進的な事例となるとともに、郵船航空サービス株式会社のビジネス拡大に必ずや寄与できるものと確信しております」

*注1: Microsoft .NET
マイクロソフトが2000年6月に発表した次世代インターネット戦略。
*注2: XML Webサービス
XMLやSOAPなどのインターネット標準を利用したシステム間連携技術の呼称。
*注3: Eビジネス・アプリケーションを構築するためのテンプレート/サービスの集合体。Bizactionはビジネス・パターンを包含したテンプレートと各種サービス群を組み合わせてEビジネス・アプリケーションを作成する手法を採るため、従来のシステム開発より高い生産性と均一な品質を得ることができる。。


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