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Foresight in sight

ニュースリリース

2003年3月25日

日本ユニシス
グンゼの新経営判断支援ポータルシステムにリモート・ポートレットを使用

〜 ITコンサルティングサービス「LUCINA® for .NET」を適用し、経営層向け総合ポータルサイトを構築 〜

 日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1、以下ユニシス)は、4月から稼働開始する、グンゼ株式会社(社長=小谷茂雄 氏 大阪市北区梅田1-8-17、以下グンゼ)の新しい経営判断支援ポータルシステム「e-G Cockpit」構築に際し、Webサービス技術を適用した情報部品リモート・ポートレットの活用支援と、Microsoft®.NET Framework注1を用いたシステム開発技術の提供を行いました。

 グンゼでは2003年4月に衣料事業部門を中心とした、グループ全体の組織再編を開始します。再編のポイントは以下のとおりです。

  1. 顧客起点
    顧客の声により近づき迅速・的確な対応を図ることで販売リード型事業組織への脱皮を図る。
  2. 全体最適
    販売・生産統合による一気通貫体制により拡販ベクトルを強化し全体最適化を図る。
  3. スピード
    販売に軸足をおいた迅速な意思決定により、方針・戦略の現場への浸透を図り、スピード経営を目指す。

 グンゼは、これらの目標を達成するために、グループ内で保有している情報から各経営層に必要なものを抽出し、迅速に経営判断の場に提供することが重要であると考え、新経営判断支援ポータルシステム「e-G Cockpit」を構築することになりました。

 日本ユニシスは、グンゼの「e-G Cockpit」構築に際し、リモート・ポートレットや「LUCINA®テクニカルキット」の適用など、それぞれの要件に最適なサポートを行いました。

 グンゼの経営判断支援ポータルシステム「e-G Cockpit」開発の特徴は、以下のとおりです。

  1. リモート・ポートレットを使用し、グループ間での情報利用の利便性を向上
    Microsoft® .NETによる次世代XML Webサービス注2 とWebサービス技術を利用した情報部品リモート・ポートレットを使用することにより、各システムに点在する情報を利用側と提供側で独立した形で管理できます。

     今回「e-G Cockpit」開発に用いられた、リモート・ポートレットは、ユーザインタフェースを持つ情報部品で、データと表示スタイルおよび対話機能で構成されています。現在、XML技術の応用方法について標準化を推進する米国OASIS(Organization for Advancement of Structured Information Standards)は、Webサービス技術を適用したリモート・ポートレットの標準規格「WSRP(Web Services for Remote Portals)」の策定を行っています。日本ユニシスはリモート・ポートレットを「ポートレットWebサービス」と呼び、他社に先がけてWebシステム構築の適用支援を開始しています。

     例えばグループ企業で、「e-G Cockpit」で表示している情報を流用したい場合など、リモート・ポートレットとしてドラッグ&ドロップで自グループ内の任意のWebページやアプリケーション画面に貼り付けることができ、またその表示スタイルを簡単にカスタマイズすることができます。
    このように、リモート・ポートレットを使用することにより、グループ間での情報共有を独立性の高い形で、しかも短時間で開始することができます。

  2. 「LUCINA®テクニカルキット注3」を適用し、保守が容易で変更に強いシステムの構築をサポート
    .NET Framework 上でのシステム構築を最適化した開発方法論として、日本ユニシスの「LUCINA®テクニカルキット」を適用し、設計・開発者を強力にサポートしています。

    その結果、次のような効果が期待できます。
    ・システム構築の均質性と高生産性が維持可能
    ・仕様変更に対し柔軟に対応可能
    ・処理追加時の影響を最小限に留め、保守フェーズにおける高生産性・変更容易性を実現
    ・「LUCINA®テクニカルキット」に含まれるイージーオーダーフレームワーク「LUCINA® Web Foundation for .NET」注4を利用することで、グンゼ独自のフレームワークを容易に構築可能。開発者は、本来のビジネスロジックの開発に専念することができる

  3. 開発ツールをVisualStudio.NETで統一、システム稼働環境にはMicrosoft® .NET Frameworkを採用
    「e-G Cockpit」を含む各種システムの全てのWebアプリケーション開発ツールをマイクロソフト社のVisualStudio.NETで統一し、システム稼働環境にMicrosoft®.NET Frameworkを採用しました。
     これにより、成果物の再利用性が向上し、VisualStudio.NETの利用による高い開発生産性の維持が可能になりました。

 グンゼ「e-G Cockpit」は、2003年4月に稼働する、経営情報を中心とした意思決定支援ポータル機能の一次フェーズに続き、同年10月には、ナレッジマネージメント機能充実を目指した二次フェーズの稼働が順次予定されています。
 日本ユニシスは、今後もWebサービス技術を使用したリモート・ポートレットの作成、管理、およびポータルサイトの構築支援を、LUCINA®ソリューションコンサルティング「ポートレットWebサービス構築支援」および「EIP導入コンサルティングサービス」(詳細は、関連資料を参照してください)として実施していきます。

注1:Microsoft® .NET Framework
マイクロソフトが2000年6月に発表した次世代インターネット戦略「Microsoft .NET」の中で、ソフトウェアを開発・実行するための環境をして提供されるもの。.NET Frameworkでは、特定の言語に依存せず、かつメモリ管理やセキュリティ管理などの煩雑な処理を提供するCLR(Common Language Runtime)と呼ばれるしくみを利用してアプリケーションが実行される。
注2:XML Webサービス
XMLやSOAPなどのインターネット標準を利用したシステム間連携技術の呼称。
注3:LUCINA®テクニカルキット(.NETプロファイル版)
Microsoft® .NET Framework 上でのアプリケーションの開発作業を効率的に進めるための開発方法。
注4:LUCINA® Web Foundation for .NET
実装の枠組みとしての、業務に依存しないアプリケーション制御フレームワーク。 .NET Frameworkを直接利用してアプリケーションの開発を実施する場合、アプリケーション開発者に高い自由度がある反面、品質がばらばらになることが予想される。 これに対し「LUCINA® Web Foundation for .NET」は、開発者にクラスライブラリ、共通部品、サンプルコード、などを提供することでアプリケーションの品質を均一にするだけでなく、本来のビジネスロジックの開発に専念することを可能にした。

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