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Foresight in sight

ニュースリリース

2003年9月1日

日本ユニシス、シンプレクス・テクノロジー
金融機関向デリバティブ商品総合管理システム「sp_Deriv」を大分銀行に納入

 日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1)と株式会社シンプレクス・テクノロジー(社長=金子英樹 東京都港区虎ノ門4-3-13)は、このほどシンプレクス・テクノロジーが開発した金融機関向けデリバティブ商品総合管理システム「sp_Deriv(エスピー・デリブ)」を、株式会社大分銀行(頭取=高橋靖周氏 大分市府内町3-4-1)に納入、同行において8月から稼働開始します。
 なお、日本ユニシスとシンプレクス・テクノロジーは、平成13年に「sp_Deriv」の販売提携を結び共同販売を展開しています。

 金融機関では、自己運用および対顧客取引の1つとして金利・通貨スワップ取引注1)や通貨オプション取引注2)などのデリバティブ取引を行っています。
「sp_Deriv」は、デリバティブ総合管理システムとして、デリバティブ取引の約定管理、時価評価、期日管理、損益管理、リスク管理などを総合的に管理することができます。市場環境取込み機能やレポーティング機能なども有し、ヘッジ会計にも対応しています。さらにフロント・バック注3)に牽制機能も取り入れています。

 「sp_Deriv」は、シンプレクス・テクノロジーが証券会社・銀行向けに開発、販売していたデリバティブ管理システムをベースに、日本ユニシスとの販売提携に伴い主に地方銀行向けに再構築したものです。

「sp_Deriv」の特徴は以下の通りです。
  • 標準の金利デリバティブ商品をはじめ、短期プライムレートや長期プライムレートにも対応するなど、ほぼ全ての複合商品を扱うことが可能
  • 外部インタフェースや追加商品などのカスタマイズへ柔軟に対応
  • プライシング・モデル注4などの外部向け情報開示に対応
  • Windows®上で稼働し、データベースにSQLServerTMを採用することによってコストを極めて低く押え得ることが可

 今回、大分銀行(頭取=高橋靖周氏)ではデリバティブ商品管理システムの更新時期を迎え、後継のフロント・バック一体型システムとして、「sp_Deriv」の金利・通貨スワップおよび基本機能モジュールの導入を決定、機能要件の検討、発注から約1ヶ月で同システムの稼働を開始しました。同行では導入効果として、『業務の効率化』、『ディーリング業務支援』、『新規商品への迅速な対応』などを見込んでいます。

 シンプレクス・テクノロジーは、平成9年に設立された金融フロンティア領域に特化した金融ハイテクベンチャーです。特にデリバティブ・債券などのディーリングシステムは、大手証券会社を始め延べ十数社の導入実績があります。「sp_Deriv」は、これまでのノウハウを活かし開発されたものです。
 日本ユニシスは、平成8年から銀行向け資金証券管理システム「Siatol®21」を販売しており、同システムは、現在までに地方銀行26行に採用されるなど業界トップシェアを誇っています。

 今後、日本ユニシスとシンプレクス・テクノロジーは、今回の大分銀行への「sp_Deriv」導入実績をベースに、「Siatol21」を導入している金融機関を中心に「sp_Deriv」の拡販を推進、2年間で10システム以上の販売を計画しています。

 
注1):スワップ取引
性格の異なる債権・債務やキャッシュフローを、あらかじめ定めた方法によって当事者間で交換する取引。
注2):オプション取引
  あらかじめ定められた価格(行使価格)で、将来の一定期限までに、証券などを買う権利、売る権利を行使して行われる取引。
注3):フロント・バック
  フロントとは取引自体を実施する部門を意味し、バックとは取引の決済および記録などの事務処理を実施する部門を意味する。
注4):プライシング・モデル
  オプション・スワップなどのデリバティブ取引のベースとなる価格を算出するための、複雑な金融数式を用いた計算モデル。



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