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Foresight in sight

ニュースリリース

2004年2月26日

日本ユニシスとマイクロソフト
カブドットコム証券のオンライン・トレーディング・システムの
データベース・サーバを、大規模64ビット版Windows®
サーバ「ES7000/430」を採用し、本番稼働開始

 日本ユニシス株式会社(社長=島田精一、本社=東京都江東区、以下日本ユニシス)と、マイクロソフト株式会社(代表執行役 社長=マイケル ローディング、本社=東京都渋谷区、以下マイクロソフト)は、カブドットコム証券株式会社(代表取締役COO=齋藤 正勝 氏、本社=東京都中央区、以下カブドットコム証券)のオンライン・トレーディング・システムのデータベース・サーバを、32ビットシステムから64ビットシステムに移行し、性能を大幅に向上させて、2月7日(土)から本番稼働を開始しました。

 移行したカブドットコム証券のオンライン・トレーディング・システムの、データベース・サーバは、HW(ハードウェア)にインテル® Itanium® 2プロセッサを32個搭載した「Unisys Enterprise Server ES7000/430(以下ES7000/430) *注1」、OS(オペレーティングシステム)に「Microsoft® 64bit version Windows Server™ 2003, Datacenter Edition*注2」、データベースソフトウェアに「Microsoft SQL Server™2000 Enterprise Edition (64-bit)」を採用しています。

 今日、金融マーケットにおけるネットビジネスは、手数料の自由化やインターネットを中心とする技術の進歩により急成長を遂げる一方、さらなる競合力の強化や顧客サービスの向上が求められています。いまや個人投資家からの売買注文の8割がネット経由となり、益々競争が激化しているオンライン・トレード業界においても、顧客のニーズに応えるサービスをいかに早く効率よく提供できるかが成長の鍵を握るようになってきています。

 リスク管理追求型取引をコンセプトに顧客本位のサービスを提供し、投資家の支持を集めて急成長を続けているカブドットコム証券は、2001年4月9日に、インテル Pentium® III Xeon™ プロセッサを32個搭載した、日本ユニシスの32ビット版Windows サーバ「ES7000/100」によりオンライン・トレーディング・システムを稼働させ、その後プロセッサをアップグレードし性能を向上させています。

 「Microsoft Windows 2000 Datacenter Server」と、「Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition」を搭載した「ES7000/100」は、オンライン・システムのデータベース・サーバに求められる信頼性や可用性を実現してきました。

 稼働実績を計測した2002年7月から12月までの間に、注文データベース・サーバは100%、顧客データベース・サーバは99.995%の稼働率を達成しています。この間に一度発生した顧客データベース・サーバのフェールオーバ時には、別ノードが業務を引き継ぎ業務への支障は発生しなかったため、実質的には無停止だったと言えます。この高い信頼性と可用性が、国内証券会社として初めての「SLA(Service Level Agreement=サービス品質保証制度)」などの戦略的なサービスの提供を支えてきました。

 カブドットコム証券は、急増するアクセスや新しい顧客ニーズに応えるサービスメニューの追加に対応するため、さらなる性能向上が必要となり、当初の計画通り、「Microsoft 64bit version Windows Server 2003, Datacenter Edition」および、「Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition (64-bit)」を搭載した、「Unisys Enterprise Server ES7000/430」にシステムを移行することを決定しました。

 今回のシステム移行は非常にスムーズで、2004年1月17日に新システムを導入し、
  • 日本ユニシスの経験とノウハウを活かした徹底的な事前検証の実施
  • Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition (64-bit)の32ビット版との高い互換性
 により、約20日で本番稼働を開始しました。

また、今回のシステム移行により、
  • 移行前のシステムに比べ1.7倍の性能向上
  • 障害発生時のフェールオーバ時間が4〜5分から1〜2分に短縮
という効果が得られました。

 日本ユニシスとマイクロソフトは、「Windows Datacenter Program」に基づくWindows 2000 Datacenter Serverユーザー向サポートセンター「JSQ(Joint Support Queue)」を、2001年2月に日本で最初にマイクロソフトの笹塚オフィス内に設立し、密接なサポートを実現してきました。JSQにはES7000を常設し、両社の常駐専任技術者が共同でWindows 2000 Datacenter Serverユーザーに対し24時間365日のサポートを提供しています。両社は、今後もJSQの共同運営などを通じて、カブドットコム証券のシステムの安定稼働を強力にサポートしていきます。

 今回の発表にあたり、カブドットコム証券株式会社 代表取締役COO 齋藤 正勝様より以下のコメントをいただいています。

 2001年4月にES7000を投入し合併によりカブドットム証券としてスタート以来、弊社株式取引シェアも当時1.3%から直近6.3%まで急拡大しております。更なる業容拡大と弊社株式公開を視野に入れ、「Microsoft 64bit version Windows Server 2003, Datacenter Edition」、「Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition (64-bit)」を搭載した「Unisys Enterprise Server ES7000/ 430(以下ES7000/430)」へアップグレードすることを決定しました。

 また、インテル株式会社 エンタープライズ & ネットワーク ソリューションズ本部長 町田栄作様より以下のコメントをいただいています。

 カブドットコム証券株式会社におきまして、基幹業務がインテル Itanium2プロセッサを搭載したUnisys Enterprise Server ES7000/430およびMicrosoft 64bit version Windows 2003 Server Datacenter Edition上で本番稼働されましたことを歓迎致します。大幅な処理能力および信頼性の向上をもたらすインテル Itanium 2プロセッサ搭載システムは、より幅広い選択肢をユーザーへ提供することで、有利な戦略的IT投資および企業活動に貢献できるものと確信しております。

 
*注1:Unisys Enterprise Server ES7000/430
ES7000/400シリーズは、インテル製64ビットプロセッサを最大32個搭載、256GBメモリまで増設可能な大規模Windowsサーバで、エントリモデルのES7000/410(4-8Way)、中位モデルのES7000/420(8-16Way)、最上位モデルのES7000/430(16-32Way)の3つのモデルを用意。
パーティショニングにより1つのサーバ上に複数オペレーティングシステムを搭載し、最大4つまでパーティションごとに独立して並行稼働させることが可能。
パーティション間でのクラスタリング構成が可能。
先進的な5社の大規模ミッションクリティカルシステムへの導入が決定。
*注2: Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition
Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Editionは、64ビットプロセッサと32ビットプロセッサに対応し、これまで提供されているWindowsサーバの中で最も高性能なサーバオペレーティングシステム。
64ビットプロセッサ バージョンでは64WayまでのSMP(対称型マルチプロセッシング)と512GBメモリ、32ビットプロセッサ バージョンでは32WayまでのSMPと64GBメモリをサポート。
8ノード クラスタリングと負荷分散サービスの両方を標準機能として備えているほか、すべてのWindows Server 2003に備えられた豊富なインターネットサービスおよびネットワークオペレーティングシステムサービスのすべてを提供。
Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Editionは、OEMパートナーを通じて提供。

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