2005年5月13日
日本ユニシス
新中期経営計画「Marching Plan」を策定、推進
〜 顧客価値創造を実現するITサービス・リーディングカンパニーを目指して 〜
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:島田精一、以下 日本ユニシス)は、本年度を初年度とし2007年3月までの2年間を対象期間とする中期経営計画「Marching Plan」を策定し、本年4月から推進しています。
日本ユニシスでは、過去3年半にわたり実施してきました企業構造改革「Re-Enterprising」によって「ITベストパートナー」である顧客価値創造企業としての基盤が確立し、今後、成長基盤を確固たるものにするため新中期経営計画「Marching Plan」に取り組んでいます。本経営計画では「ITサービス・リーディングカンパニー」というビジョン実現に向けての4つの戦略「市場戦略」「サービスビジネス戦略」「グループ戦略」「人材戦略」によって、より一層の基盤強化を推進していきます。
「Re-Enterprising」では、「顧客価値創造企業」「企業風土改革」「個を活かす企業」「コスト競争力強化」「グループ経営強化」という5つの目標を掲げ、目標実現に向けた100以上の施策を徹底的に実行してきました。その中核となるものが、サービスビジネス拡大に向けた抜本的な事業構造改革、新事業創出、ビジネスモデル変革などの推進です。
また「Re-Enterprising」を実行する中で、コスト構造改革の推進、.NETのトップSIerとしての認知も受け、急成長を遂げたアウトソーシングビジネス(売上が3年間で2倍超)、Windowsベースによる基幹系システム構築を含めたビジネス、ユニアデックスにリソースを集中し強化をなしえたネットワークビジネス(ユニアデックスのITマネージメント/ITインテグレーションサービス売上は2003年3月期に比べ2005年3月期では約1.7倍)、経営課題解決のための上流アプローチ(コンサルティング)の推進の結果、営業利益は最終年度(2005年3月期)には104億円(前期比225%増)まで拡大し、特に2005年3月期には上流コンサルティング案件が前年比倍増、新顧客や新事業領域からの受注が前年比50%超になるなど、受注は着実に増加し将来の成長に向けた成果が着実に実現しています。
日本ユニシスは、顧客価値を創造する「ITサービスのリーディングカンパニー」というビジョンの実現に向け、“継続的に前進する”という意味を込めて、本中期経営計画を「Marching Plan」と名付けました。
3年後には本ビジョンを実現し、持続的に成長する企業を目指して「顧客の求める最適な製品」「顧客の経営課題を解決する高付加価値ソリューション」「顧客の競争優位性につながるビジネスモデル」を提供するために、日本ユニシスグループ全従業員がそれぞれの立場で役割と責任を果たし、グループ一体となって将来にわたる成長に向け、お客さまとともに前進していきます。
「Marching Plan」は、「市場戦略」「サービスビジネス戦略」「グループ戦略」それを支える「人材戦略」の4つで構成されます。それぞれの重点施策は以下の通りです。
1.【市場戦略】 | |||
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(1) | グループでポートフォリオ管理(PDCA)を徹底運用、注力すべきビジネス領域を明確化 | |
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(2) | 注力分野へ経営資源をシフトしビジネスの立上げを早期化 | |
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・ | アウトソーシングビジネス 顧客IT資源の全体最適を目指すコンサルティブアプローチによる新規顧客層の獲得 既存顧客における新たなアウトソーシングニーズを発掘 |
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・ | 統合ネットワークサービス・ビジネス ITマネージメントサービス、ITインテグレーションサービスをさらに推進 |
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・ | セキュリティビジネス 顧客のコアビジネスをセキュリティ面からサポートし、顧客の競争力強化につながる価値を提供 日本ユニシスの強みを結集した業種・業務ソリューションとセキュリティソリューションを組み合わせ、さらに強固なソリューションを提供 |
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・ | ユビキタスビジネス インフラやソリューションの優位性を活かした新技術の開発・実用化に積極的に取り組むとともに、アライアンス強化を進め、新ビジネスをリードする |
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2.【サービスビジネス戦略】 | |||
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(1) | 「知識集約型モデル」への転換 「知識集約型モデル」による知財の創造、形成、活用、改善を徹底的に行い、より高品質な競争優位性のあるサービスを提供 |
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(2) | 「顧客リレーションシップ」の再構築 | |
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・ | 日本ユニシスグループ一体となった「顧客リレーションシップの再構築」により顧客価値創造体制を強化 | |
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・ | 新たなビジネス創出のための商材の開発 | |
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(3) | 生産性/品質の向上 | |
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・ | プロジェクト管理のさらなる徹底 | |
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・ | 上流工程への新標準化方法論、再利用技術などの導入 | |
3.【グループ戦略】 | |||
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(1) | グループ会社の役割明確化と専門性のさらなる強化 | |
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(2) | グループ各社戦略の相互共有と徹底推進 | |
4.【人材戦略】 | |||
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(1) | プロフェッショナル人材のさらなる強化と適正配置の徹底 | |
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(2) | 必要となる知財/強みを明確化し、人材ポートフォリオを再整備 | |
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(3) | グループ人事制度を見直し、成果主義に基づいたペイフォーパフォーマンスをグループ全体でさらに徹底 |
日本ユニシスでは、「Marching Plan」における数値目標を以下のように定めました。
【2007年3月期】連結売上高 3,250億円、連結営業利益 115億円
この2年間積極的な投資を進め、100億円以上の営業利益を安定的に確保し、2008年3月期からの確固たる成長基盤への移行を目指していきます。
以上
注釈/リンク
* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連資料: 「Marching Plan 戦略の骨子」 (pdf資料、157.29KB) |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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