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Foresight in sight

ニュースリリース

2005年5月26日

慶應義塾大学、日本ユニシス・ソリューション
高等教育機関向け次世代ソリューション「RENANDI®」をベースに
『学習成果物統合管理システム』を開発

〜 理工学系大学における技術者教育の質的向上を支援 〜

 慶應義塾大学(塾長:安西 祐一郎)と日本ユニシス・ソリューション株式会社(本社:東京都江東区、社長:丸山 修、以下 日本ユニシス・ソリューション)は、日本ユニシス・ソリューションの高等教育機関向け次世代ソリューション「RENANDI(レナンディ)(注1)」をベースに、『学習成果物統合管理システム』を開発しました。本システムは、学生に対して紙媒体で実施した期末試験の答案用紙やレポートに加え、Webベースで実施したテストやレポート、アンケート結果(以下、これらを総称して“成果物”と記す)を一元管理するもので、教員は過去数年分の“成果物”を容易に省スペース保管・検索・照会することができます。
 日本ユニシス・ソリューションは「RENANDI」で提供している基盤システムをベースに、本年1月から2ヶ月間で『学習成果物統合管理システム』を開発しました。慶應義塾大学理工学部(学部長:稲崎 一郎)では3月からのテスト運用を経て、6月から本番運用に入ります。これは同理工学部の取組「自立と創発の未来先導理工学教育」が文部科学省の「平成16年度 特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)(注2)」に採択され、その事業推進プロジェクトの一環として取り組んでいるものです。

 現在、高等教育機関では、少子化や国立大学独立法人化などにより競争が激しくなる中、人材育成や教育を重視した国の施策、教育機関の格付け・第三者評価といった環境の変化もあり、あらためて教育の質的向上を図るための取り組みや、教育・学習プロセス評価の可視化などが急務となっています。特に、技術者教育に関してはJABEE(注3)認定の取得が教育プログラムの質や卒業生のエンジニアリングデザイン能力を保証する上で重要となっています。

 今回、日本ユニシス・ソリューションは当社および日本ユニシスが販売している「RENANDI統合eラーニングシステム(注4)」をカスタマイズし、慶應義塾大学理工学部の要求仕様のもと開発したサブシステムと連携し、『学習成果物統合管理システム』を実現、慶應義塾大学へ提供しました。同システムの一部の機能は特許出願中です。

 『学習成果物統合管理システム』は、コース管理とevidence(成果物)管理を融合させ、教育プロセスと成果物を一元的に管理します。「日本技術者教育認定基準」認定取得に必要な“成果物”などの各種情報を一元管理できるだけでなく、大学プログラムの改善サイクル(PDCAサイクル)を実現するために以下の特徴を持っています。

■ 学習・教育目標、学習・教育の量の把握
学習・教育目標の設定や関連情報の公開が可能
学内システムとのデータ連携によって、教員および教務系の事務処理負荷の軽減
受講時間数や目標達成を示す証拠の定義を明示的に登録することで、教員の意識を改善
■ 教育手段、教育方法の把握
教員の授業運営に応じて柔軟にコース設計が可能
教材の更新などを迅速に公開できる仕掛けを活用
お知らせ、掲示板、FAQ、質疑応答など、様々な情報発信の手段の確保
■ 学習・教育目標達成度の評価
Webベース・紙ベースの成果物・出欠管理を活用した成績管理機能により、教員に応じた柔軟な評価が可能
■ 教育改善、教育点検システムの構築
学生カルテの管理、アンケート機能による学生支援と教育改善が可能
アンケートを集計分析することで、教育点検が可能

 日本ユニシス・ソリューションおよび日本ユニシスは、JABEE認定取得など技術者教育プログラムの品質向上を目指す理工学系大学・学部を対象に、7月末より『学習成果物統合管理システム』の販売を開始します。

以上

注1:RENANDI(レナンディ)
  「RENANDI」は、情報化戦略立案からキャンパス特有のプランニングやコーディネートサービス、システム構築までのトータルなサービスを提供する高等教育機関向け次世代ソリューションです。
注2:平成16年度 特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)
「特色ある大学教育支援プログラム」は、高等教育の活性化のために文部科学省が平成15年から始めた事業です。大学教育の改善に貢献する、特色ある優れた教育プログラムを選定し、選定された事例を広く社会に情報提供するとともに、財政支援を行うことにより、国公私立大学を通じ、高等教育の活性化を目的とするものです。
注3:JABEE(日本技術者教育認定機構 )
技術系学協会と密接に連携しながら技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体。技術者の基礎教育のプログラムを認定するための「日本技術者教育認定基準」を定めています。これをJABEEの認定により取得するためには、成績表、試験答案、レポートなど多くの『成果物』(エビデンス)の提出が必要とされます。
注4:RENANDI統合eラーニングシステム
「RENANDI」の基盤システムである、「RENANDI統合eラーニングシステム」は、自己学習から教室での集合学習、グループ内やグループ間での協調演習・グループ実習など様々な学習スタイルをトータルサポートする学習支援プラットフォームです。

注釈/リンク

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