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ニュースリリース

2014年7月2日

日本ユニシス、佐渡地域医療連携推進協議会
佐渡地域医療連携ネットワーク「さどひまわりネット」第二期システムが稼働 〜 佐渡島内の医療機関や介護施設など約70システムを連携し、
島民の医療データをクラウドで安全に一元管理。
第二期システムでは介護施設からの入力情報も一元化、
地域医療の効率化と品質維持を支援し、島民が安心して生活できる社会基盤づくりに貢献 〜


日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)は、特定非営利活動法人佐渡地域医療連携推進協議会(事務局:新潟県佐渡市、設立代表者:百都 健 、以下 佐渡地域医療連携推進協議会)が運営する佐渡地域医療連携ネットワーク「さどひまわりネット」の、第一期プロジェクトに続き、第二期プロジェクトにも開発パートナーとして参画し、システムを稼働開始しました。第二期システムでは、第一期で実現した医療機関の診療データ連携に加えて、介護施設のバイタルデータ連携機能などを追加し、参加患者数は島民人口の約20%におよびます(2014年6月現在)。
 

日本が超高齢社会となった現在、医療・介護における課題は少なくありません。特に島民の高齢化が急速に進み、医療・介護を支える人材が不足している佐渡では、医療・介護を守る対策が急務となっています。これまで医療・介護では効率化を求めて役割分担が進められてきましたが、その連携が十分ではないために効果を発揮できず、むしろ効率の悪化や利便性の低下を招いています。

「さどひまわりネット」は、こうした課題を乗り越えて佐渡の医療・介護を守るべく、佐渡島内の有志の病院・医科診療所・歯科診療所・薬局・介護施設で構成される佐渡地域医療連携推進協議会により、国の支援と新潟県・佐渡市の協力を受けて作られました。島内の医療・介護福祉関連施設をネットワークで結び、患者の医療情報や介護情報を共有・活用する、広域医療圏としては前例のない地域医療連携ネットワークです。


佐渡地域医療連携推進協議会では「さどひまわりネット」の構築にあたって、参加するすべての施設で情報の提供と参照が可能な双方向システムとすること、ネットワークへの参加を促進するため参加施設の業務負荷とコスト負担を可能な限り抑えること、島民にメリットがわかりやすく情報共有に多くの人から同意しても らえるシステムとすることの3つの目標を設定しました。

日本ユニシスは、これらの要件一つ一つについて根拠を示して実現に向けた具体的な方策を提案したことに加え、操作が容易で閲覧性に優れたユーザーインタフェースを提案したこと、また事業継続の観点から保守・運用コストを抑えながら安定したシステム稼働が可能な提案をしたことが高く評価され、開発パートナーに選定されました。日本ユニシスはプロジェクトの第一期、第二期ともにシステムの設計・構築を担当し、「島内の医療資源を最大限に活用し、島の医療レベルを維持する」という同協議会の先進的な取り組みをICTで支援しています。

「さどひまわりネット」の特徴は、下記のとおりです。

  1. 医療機関の既存システムに手を加えずに、複数機関のデータを一元管理できる仕組み
    医療機関ごとに異なる患者番号を持つ同一患者を自動で名寄せし、同意患者の情報のみをクラウド上に統合データベースで一元管理します。
  2. 医師や看護師の業務を増やさず、業務フローも極力変えずに、データを自動で収集
    医療連携のために新たに電子カルテシステムを導入する必要が無く、既存の機器からレセプトデータや検査・画像データなどが自動で収集される仕組みとしました。
  3. 誰もが即座に使いこなせるように、マニュアル不要の操作性を実現
    現場の医師や介護士の声を反映し、誰もが使いやすいシステムを目指しました。


第一期の稼働から1年2ヶ月が経過し、参加患者数は着々と増えています。佐渡地域医療連携推進協議会では今後も介護情報システムとの連携や、地域包括ケアに向けた機能強化などにより、島民に最適な医療や介護サービスを提供できる環境の実現を目指しています。

日本ユニシスは、今後も継続して「さどひまわりネット」を支援し、佐渡の医療品質の維持に貢献するとともに、佐渡地域での実績をベースに同協議会協力のもと全国の医療圏に地域医療連携システムを提供していきます。

以 上


■「さどひまわりネット」の概要

 

「さどひまわりネット」の概要 

■「さどひまわりネット」の医療介護連携
 

「さどひまわりネット」の医療介護連携図



■佐渡地域医療連携推進協議会の「IT Japan Award 2014」特別賞 受賞について


佐渡地域医療連携推進協議会は、地域医療の効率化と品質維持を実現した「さどひまわりネット」にて医師の負担を増やさないように、使い慣れた機器を活用し実用性の高い仕組みを構築した点が評価され、日経BP社のIT総合誌「日経コンピュータ」が主催する「IT Japan Award 2014」の特別賞を受賞しました。

IT Japan Awardは、情報システムを構築・活用し、顕著な成果を上げている企業を発掘し、成功のノウハウを広く共有する目的で創設され、今回で8回目を迎えます。IT Japan Award 2014では、2013年5月1日〜2014年4月末までに「日経コンピュータ」に掲載されたユーザー事例記事の中から、各賞が選出されました。

【受賞内容】
  • 表 彰 名 : IT Japan Award 2014 特別賞
  • 受 賞 者 : 佐渡地域医療連携推進協議会
  • 受賞内容 : 地域医療の効率化と品質維持を実現した「さどひまわりネット」
    医師の負荷を増やさないように使い慣れた機器をフル活用して、レセコン(注1)のデータの共有を基本にした実用性の高い仕組みを構築した。高齢化や過疎化に悩む地域医療の将来像を提示。
注記
注1:レセコン
レセプトコンピュータの略。レセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピュータのこと。
商標、登録商標
  • 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
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