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ニュースリリース

1998年7月1日

日本ユニシスの住宅CADシステムが
三井木材工業で稼働

〜 意匠設計から部材生産支援まで一貫処理 〜

 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、木造住宅と建材製造・販売の大手 三井木材工業株式会社(社長=光永久之氏 東京都中央区日本橋本町 3-8-3)住宅事業本部向けに 住宅CADシステム『HCAD/WS2』を納入、三井木材工業では営業支援システムの本番に加え、このたび「一貫システム」の実現に向けたプレカット(工場における木材事前加工)連動のテストを開始しました。

   『HCAD』は日本ユニシスが自社製汎用コンピュータ上で大手住宅メーカーと共同開発したものであり、平成2年のワークステーション版販売開始以来、全国で約2,500システムの出荷実績があります。
意匠設計・概算見積りなどの営業段階から、詳細設計・積算、生産準備までの全工程を総合的に支援できることが、同ソフトウェアの特徴です。

 三井木材工業では住宅事業本部で「三井ハウス」の設計・施工・販売を行っており、同事業本部の売上は全社の半分以上を占めています。「三井ハウス」は日本の気候風土に適した木造軸組工法を採用し、良質な木材を使用した高品質住宅です。また、一邸一邸顧客ニーズに合わせた「満足設計」が人気を呼び、平成9年度には約1,600棟が建築されました。
 

 同社では、社内の業務改善委員会より、経営効率化に向けた指針のひとつとして「設計/積算/生産業務の効率化」が掲げられました。「満足設計」という同社商品の特徴を最大限にビジネスに結び付けるべく、顧客へのプレゼンテーションから契約、施工段階までを一貫してサポートできるCADシステムが検討され、『HCAD/WS2』がそのニーズを満たし、平成9年4月に採用決定されました。
 

 決定とともに形状/属性データの整備が開始され、同年10月より首都圏5拠点で、合計27台のUNIXワークステーションを使い、売れ筋商品に対応した意匠図面システムの本稼働を開始しました。同時に、既存PC上の見積りシステムに対し、「家モデル」*注)より数量情報を連動して、営業段階におけるより高精度の見積りを実現しました。
 

 これまでの効果として、顧客要望を聞いてからのエスキース(ラフスケッチ図)および基本図面(平面図・立面図)作成で約2倍、さらに詳細図面の作成では約6倍の大幅な効率アップが現実のものとなっています。
 

 三井木材工業では現在、意匠図との連動により、柱、土台、梁などの構造駆体データをもとに伏図の自動作成を可能とするシステムの開発を進めており、今年9月末完成の予定です。
また、伏図情報を三井木材所有のプレカット・マシンに連動するテストも併行で進行しており、これも今年10月に実稼働の見通しです。
これらシステムのスタートに伴い、操作者によるバラツキのない均質な伏図の自動出力が可能となる一方、営業段階からプレカットまで各段階でのデータが最初の1回の入力から引き継がれることになり、人的ミスの減少/処理時間の短縮/部材手配の迅速化が実現します。
 

 三井木材工業では今後、業務標準化における当該システムの位置づけを明確化し、首都圏をはじめ他の地域へも全国展開する予定です。またデータ整備をさらに推進することで、対応する商品のバリエーション拡充も図り、最終的に成約物件の80%をこのシステムで処理したい考えです。
加えて、営業支援に特化したPC版住宅CADシステムの営業第一線への配備も検討中であり、これによってさらなる顧客サービスの向上とビジネスチャンスの拡大が期待されます。
 
 日本ユニシスでも、三井木材工業の動きに合わせ、コンサルティングを継続するとともに、PC版営業支援システムの提案を積極的に実施する方針です。

 

*注)「家モデル」:
  HCADシステムでは、コンピュータ上で立体的に精密な「家」を作り上げていく。
構成部材に関し、形状のみならず属性情報までもリンクするこの3次元表現を「家モデル」と呼んでいる。

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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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