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Foresight in sight

ニュースリリース

1998年8月5日

日本ユニシス
TOTOの総合人事情報システムを開発

〜NT環境でOracleデータベースと開発&
実行ミドルウエアを駆使した大規模CSSシステム始動〜

 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、衛生陶器をはじめとする水まわり住宅設備機器の大手 TOTO(東陶機器株式会社 社長=重渕雅敏氏 北九州市小倉北区中島2-1-1)より、総合人事情報システムの開発を受託し本年4月に納入を完了。
TOTOでは、4月度よりの給与計算、6月の賞与計算に続き、8月1日付の社会保険料算定処理システムの稼働を以って全システムの確認がとれ、本格的に稼働スタートしました。

 同社では従来、汎用機上で1972年に給与計算業務を中心として構築された人事システムを、必要機能を追加しながら運用してきました。しかし、複数ファイル構成/オンライン化/西暦2000年対応などの問題があり、将来的な運用に限界が見えていました。
また全社活動としても、1993年度に事務工数の20%削減を目指した「TIME20」、96年度半ばから「BR21(21世紀を目指すBusiness Revolution活動)」(管理部門では20%の人員をよりクリエイティブな業務に再配置する)の各運動が展開され、人事部門でも「事務処理の簡素化とともに、システムを変えることによって業務の効率化を進める」取り組みが実施されました。

 □ 各部門の人事手続き業務の撤廃
 □ 簡素で効率的な人事事務確立
 □ 人材活用育成のための人事情報提供
 □ 行き届いた福利厚生サービス

を、狙いとして、

 ○ 自己管理をベースに社員自身が自己管理により操作し、直接申請.手続き入力ができるシステム
 ○ 画面からの照査・承認など、ノンシートを指向したシステム
 ○ 振込みを基本とした、キャッシュレスのシステム

を目指した検討が1994年秋より開始されました。

 

 これに対し日本ユニシスは、強いパートナーシップを有するオラクル社の「Oracle7*注1)」をデータベースとし、これまで培ってきた「オーダーメイドのシステム」および「人事パッケージソフトウェア」作りのノウハウを最大限に生かして、WindowsNT環境における大規模クライアントサーバシステムの構築を提案しました。

 TOTOでは、「Oracle7」の市場における実績、同プロダクトに対する日本ユニシスと日本オラクル社の連携体制*注2)、および日本ユニシスのコンサルティング力を評価し、1995年5月、日本ユニシスにシステムの基本設計を委託しました。同年12月からは開発がスタートし、97年4月(勤務報告ほか届出システム)、同年11月(人事基本情報処理システム)、98年1月(独立業務系処理システム)、同年4月(基幹計算処理システム)とステップを踏んで順次本格稼働を開始しましたが、本年8月1日付の社会保険料算定処理システムの稼働を以って全システムのスタートに至ったものです。

 このシステムは、11,238名(98年6月末現在)の社員に対するサポートとサービスに供することを意図して「Human S&Sシステム」と名づけられ、現在、32台のユニシス製 WindowsNT*注3)サーバ「Aquanta」および TOTOのLANネットワークを介して接続された2,791台のクライアントPCのハードウェア構成で運用されています。

 「Human S&Sシステム」(約230メニュー、約2,800画面.帳表)のうち、特に申請関連では、人事部門からみた「業務別」ではなく、社員側からみた「事象別:(例)結婚した。子どもが生まれた。など」にメニューが準備されており、人事制度の詳細を意識しなくても、もれなく諸手続きが進むようになっています。
さらに、全社員へのシステム浸透のため、キーボードからの直接入力を可能な限りなくして、マウスによる選択操作を全面的に採用し、特に工場勤務者が操作するPCでは、タッチパネルに触れて同様のオペレーションができるようマンマシン.インタフェースにも工夫が凝らされています。

 今回のシステム開発に使用したミドルウェア(仮称「RADs*注4)」)は、

 ◆ データベースの内容を検索加工するGUI*注5)画面の開発モジュール
 ◆ WindowsNT + ORACLE環境での実行モジュール
 ◆ データベース/サーバー分散環境対応モジュール

などのサブシステムから構成されており、

 ◎ クイックレスポンス
 ◎ 高生産性
 ◎ 大規模開発
 ◎ プログラム管理
 ◎ 既存クライアントの利用

といった要求に応えるべく、日本ユニシスが独自開発した統合インフラです。
同ミドルウエアの利用により、市販のツールでは実現が困難であった3秒以内の応答と高い生産性を実現することができました。

 TOTOでは、「Human S&Sシステム」の全面稼働により、社員のセルフマネジメントの面で大きな期待をしているとともに、人事関連事務工数、入出力用紙、データ.エントリ費用などについても大幅な削減効果が出ると予測しています。
また、同システムを社員一人ひとりの能力活用ツールとしても展開していきたい方針です。

 日本ユニシスとしてもTOTOに対し、シンプルでスピーディな事務処理と、利用者の立場に立った情報提供が可能なシステムのインテグレーション、コンサルティングと提案を継続してまいります。

 
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*注1) 「Oracle7」は、米国オラクル社の登録商標です。
 
*注2) 日本ユニシスと日本オラクル社は、データウェアハウス、意思決定支援システム、大規模OLTP、アプリケーションなど、さまざまな分野でビジネス.アライアンス関係にあります。
 
*注3) 「WindowsNT」は、米国マイクロソフト社の登録商標です。
 
*注4) 「RADs」: RDB Application Development supports
日本ユニシスがNT + ORACLE環境での分散システム構築のために新たに開発したミドルウェアの仮称です。
 
*注5) GUI:Graphical User Interface
 

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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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