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Foresight in sight

ニュースリリース

1999年10月6日

青山学院大学
新教育方法による授業を開始

〜日本ユニシスが新教育基盤システムを開発〜


 青山学院大学(学長=國岡昭夫氏 東京都渋谷区渋谷4-4-25)は日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)と共同で新しい教育方法の構築をテーマとした実証実験プロジェクト(AOYAMA Media Lab.-AML-プロジェクト)を推進し、環境構築、システム開発、および教材作成などの作業を行ってきました。この度、それらの準備が整い一部の授業・演習での実験を開始しました。

日本ユニシス(株)は、同プロジェクトの新教育基盤システム開発を担当し、XML*1およびCORBA*2/Javaを採用してシステムを構築しています。
 同プロジェクトは、通産省および情報処理振興事業協会(以下IPAと略記)における情報化教育モデル学習システム構築事業の一環として、青山学院大学(経営学部、理工学部、文学部、国際政治経済学部)、青山学院初等部の各教員・アシスタントおよびシステムベンダー4社(日本ユニシス(株)、SAPジャパン(株)、(株)オフィックス、大日本印刷(株))の産学官共同で構成されています。

 青山学院大学経営学部では、1997年度から4年間の計画で AOYAMA Cyber Campus(ACC)プロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトの成果をベースとして、青山学院大学では1998年に「バーチャルユニバーシティ構築のための実証実験プロジェクト」を発足しました。なお、同プロジェクトを青山学院大学内で「AOYAMA Media Lab.-AML-プロジェクト」と呼称し、青山学院大学総合研究所におけるIPAからの受託研究活動として推進しています。

このAMLプロジェクトの目標は、(1)新しい教育方法の提案、(2)そのためのデジタル教材や教育用ソフトウェアの開発、(3)それらの教育の運用を支援するための教育基盤システムを構築することと、(4)以上の教育方法、教材、機能、さらに教育基盤システムを、実際に模擬授業で実証実験して、それらの有効性を検証することにあります。
 大学の講義などでは、学生にとって必要な「知識」は習得できても、「経験」を得ることは困難であるのが現状ですが、社会では、獲得した知識を十分に活用でき、より実践的な経験を持った学生が望まれているため、そのような人材を育成する手段のひとつとして、コンピュータシステムの利用が注目されています。AMLプロジェクトでは、コンピュータを使って、実社会を擬似体験できるシステムの構築を目指しています。

 日本ユニシスは、この中で新教育基盤システムの開発を行っており、長期にわたってのさまざまな教材の蓄積・バーチャル演習システムのサポートなど教育システムにおけるさまざまなニーズに応えるため以下の先進技術を採用しました。


●XML
   XMLとは文書の共有性向上や標準化を図るための国際標準規格です。教材などの保存にこのXMLを採用しており、長期間にわたる保存・改訂の容易性、また、学外・海外との教材の交換をねらっています。また、これを実現するために「XDS(XML Document Server)」を開発し、XMLで記述された各種ドキュメントの保存・検索が容易になるような仕組みも採用しています。

●CORBA/Java
   CORBAは分散オブジェクトの国際標準であり、特にオブジェクト間の通信プロトコル(IIOP*3)は複数のシステム間を連携するためのデファクトスタンダードになっています。また、システムの開発言語には Javaを採用しています。これらにより、柔軟なシステム構成と他システム間連携の容易性をねらっています。このCORBA準拠プロダクトとして「SYSTEMν[nju:](システム・ニュー)」を採用しています。


 青山学院大学では、今回の授業・演習の運用を踏まえ、来年度より、大学全体や他大学への普及、および企業との連携を検討しています。


*1  XML: eXtensible Markup Language
*2  CORBA: Common Object Request Broker Architecture
*3  IIOP: Internet Inter-ORB Protocol


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