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Foresight in sight

ニュースリリース

1999年11月4日

日本ユニシスと昭和精機グループ
モールド金型の3次元ソリッド設計でプロジェクト発足

〜『CADCEUS/MoldDesign』をベースにコスト・納期の半減を目指す〜


 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1 03-5546-4111(大代表))は、内燃機関・金型・同部品・付属品製造の関西における最大手である 昭和精機工業株式会社(社長=仲子政幸氏 兵庫県尼崎市塚口本町5-3-1 06-6428-3145(代表))と、同社の100%子会社の徳島昭和精機株式会社(社長=岡隆一氏 徳島県名西郡高川原字高川原1505 088-674-0204(代表))に日本ユニシス製 3次元モールド(樹脂)金型設計・製造システム『CADCEUS/MoldDesign(キャドシアス/モールドデザイン)』を納入し、モールド金型製品設計業務への3次元ソリッド設計の本格適用による当該業務効率化、ひいては設計コスト・納期の半減を目的とした「3次元ソリッド設計開発プロジェクト」を3社で発足、11月から活動を開始しました。

 昭和精機工業は、精密機械器具の製造を目的に1947年に創設されました。その後同社は1950年からプラスティック用金型の製作を開始し、1972年に 自動車・家電関連を中心とした比較的大型の金型と関連部品を製造する 徳島昭和精機を設立しました。両社はグループとして、樹脂金型製造分野における関西最大手に位置づけられます。
 昭和精機工業と徳島昭和精機(以下 昭和精機グループ)のCAD化の歴史は1984年に始まりました。1986年には3次元CAD/CAMを導入し、LANによる運用をスタートしています。

 一方日本ユニシスは、1992年に国産唯一の3次元統合CAD/CAMシステムとして発表した『CADCEUS』をベースに1997年12月、これをモールド金型設計業務に特化させた『CADCEUS/MoldDesign』を商品化。さら昨年9月に射出成形器国内最大手の日精樹脂工業株式会社(社長=依田司氏 長野県埴科郡坂城町大字南条2110)と技術提携して、当該業務での最新ニーズへの対応力を強め、ユーザにとってのさらなる利便性を追求しており、『CADCEUS/MoldDesign』は目下、約300本が稼働中です。

 昭和精機グループの設計部門では、3次元CADシステム導入後も、ソフトウェア機能、カスタマイズ機能、ハードウェア性能などの問題により2次元的な使用を続けてきました。
 しかし昨今、金型ユーザからの 高品質化、短納期化、低価格化対応への要求が厳しくなるのに伴い、2次元的設計では設計段階での十分な品質折り込みが困難なこと、また設計の効率化には限界があるなどの問題点が顕在化してきました。

 そこで同グループは昨年秋、
  高品質・高精度金型製作の短納期化対応
  設計品質の向上(形状、部品間の干渉チェックなど)、型設計期間の半減(設計作業の半自動化、熟練設計者ノウハウの集積/システム化)
  各種解析実施による、後戻りのない金型製作の実現
を目的とした3次元ソリッド設計導入の検討に着手しました。

 約1年の検討の結果、
  試行錯誤の繰り返しを容易にする、履歴管理、局所的パラメトリック(変数による表現・操作)機能
  各設計段階での最適モデルの活用、ハイブリッド(ソリッド/サーフェス/ワイヤ混在)モデリング
  設計変更、意匠変更へのスピーディかつスムーズな対応
  製品モデリングと型構造設計のコンカレント(同時並行)設計対応
のシステム要件を満たすシステムのベースとして、『CADCEUS』の採用を決定しました。また、同ソフトウェアの提供元である日本ユニシスの 金型に関する業務知識、カスタマイズ・ノウハウ、3次元ソリッド設計への取り組みを評価し、同社との共同プロジェクト化を決めたものです。

 本プロジェクトの活動により、昭和精機グループには、
  共同作業によるカスタマイズ・コストの削減
  同グループ内での共通データベース構築によるグループ力アップ
日本ユニシスには、
  『CADCEUS/MoldDesign』のモデルユーザ拡大
  昭和精機グループ モールド専用ノウハウのソリューションへの反映による業界市場でのさらなるシェアアップ
といった相乗効果が期待されます。

 なお「3次元ソリッド設計開発プロジェクト」は、昭和精機グループ業務分析チーム、同開発チーム、日本ユニシス専任SEチーム、同CADCEUS開発チームが連携し、2001年4月の新システム稼働を目指します。


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