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Foresight in sight

ニュースリリース

1997年5月20日

日本ユニシス
変革の時代を先取りするエンタープライズ・サーバ
「CLEARPATHサ-バ HMP IX4000シリ-ズ」販売開始 〜 汎用機に「Windows NT」環境を統合 〜

日本ユニシス株式会社(社長=石栗一民 東京都江東区豊洲1-1-1)は、当社の最新エンタープライズ・サーバである「ITASCA 3000シリーズ」と「Windows NT」をシームレスに統合し、メインフレーム上の既存資産を継承しつつ新たなIT(Information Technology:情報技術)にも容易に対応し、かつオープン環境との最適な共存を図る新世代エンタープライズ・サーバ「CLEARPATHサーバ HMP(注) IX4800シリーズ」12モデル、「同IX4400シリーズ」4モデルの販売を本日より開始します。

21世紀に向けて企業を取り巻くビジネス環境も構造変革の時代を迎えています。企業にとっては、日々変革するビジネス環境への対応に当たり、これまで企業内に蓄積された情報資産を最大限に活用し、かつ最新の情報技術をいち早く安全に取り込み、新たな企業情報システム基盤を確立することが不可欠とされています。
しかしながら、現在の分散化システムは多くの課題を抱えています。運用管理・障害回復処理の複雑さ、機能の重複、安全性などの分散化した多数の異なるシステム群の統合に対する多大なリスク、既存情報資産の継続性、人件費を含めた予想外のコスト増大等々です。一方汎用機は、先進CMOS技術導入による価格性能比の改善、蓄積された膨大な情報資産、高い安全性、オープン化への対応等々によりその重要性が再認識されつつあります。

日本ユニシスは、企業情報システム発展・進化の考え方として「CLEARPATH (クリアパス)」を提唱しています。「CLEARPATH」の狙いは、実績ある安定した汎用機上に蓄積してきた膨大な情報資産を活かしつつ、日々進化する最新のITを迅速に、安全に取り込み、着実かつ段階的に新世代のエンタープライズ・クライアント/サーバ・システムへと進化させることです。
これを実現するために、日本ユニシスはプラットフォームとして「CLEARPATHサーバ」を、またソフトウェアとサービスとして「CLEARPATHソリューション・セット」を提供しています。

「HMP IX4000シリーズ」は、ITASCA3000シリーズ(以下ITASCAノード)とWindows NT(以下NTノード)が専用接続機構により統合されています。このため、「シリーズ2200」上に蓄積してきた膨大な情報資産をITASCAノードで容易に継承でき、それらを安全に、迅速に最新ITと接続・連携することができます。
NTノードを最新ITとITASCAノードとのゲートウェイの位置づけとし、ITASCAノード上の既存情報資産との様々な連携形態を提供します。ITASCAノードの各種データベースやアプリケーションを、Webブラウザからインターネット/イントラネットを介してアクセスできます。また、ITASCAノードの基幹データベースを任意の切り口で自動抽出し、NTノードのOracleデータベースに展開することができるため、市販の分析ツールを用いたDSS(意思決定支援システム)、データマートとしての利用など、様々な連携形態を提供します。NTノードで稼働するITをプラグイン感覚で利用できる利点があります。

急激な最新ITの普及・拡大、規制緩和による競争激化、さらにそれがビジネス・スタイルの変革を促すことが予想される時代には、効率と共に変化に対応するスピードが重要です。「HMP IX4000シリーズ」は、既存資産を活用しつつ種々のオープンな情報技術に安全、かつ迅速に対応できる、変革の時代に最適なエンタープライズ・サーバです。

本日販売を開始する「HMP IX4000シリーズ」は、ユニシスが提供する最新の「CLEARPATHサーバ」として、21世紀の新しいサーバの方向性を示すものです。「HMP IXシリーズ」は、ITASCA 3000シリーズとWindows NTのヘテロジェニアスなマルチプロセッサ環境を実現。企業の基幹業務はもとよりWindows NT稼働環境をシームレスに統合した新世代のエンタープライズ・サーバです。

なお「HMPIXシリーズ」の販売開始に併せて、「CLEARPATHソフトウェア」群を提供します。

「HMP IX4000シリーズ」の特徴と機能は以下の通りです。

(1)「HMP IX4000シリーズ」の特徴

  1. HMP連携技術
    「CLEARPATHサーバ HMP IX4000シリーズ」は、ITASCAの先進CM OSプロセッサとIntelプロセッサを搭載、ITASCAプロセッサには、OS2200をHMP IX用に機能拡張したIOE(Integrated Operating Environment)を、IntelプロセッサにはWindows NTを実装しています。ITASCAノード上の既存の情報資産は、HMP連携技術を通してNTノード上の各種のオープンなITとシームレスな連携が可能になります。HMP連携技術は、ITASCAノードとNTノードを接続する専用接続機構と連携ソフトウェアで構成されます。
  2. 自動運転機能と集中オペレーション操作環境による使い易さの向上
    「HMP IX4000シリーズ」用の統合システム監視制御装置(SFCPIII)を標準装備、「HMP IX4000シリーズ」のITASCAノードとNTノードの自動電源制御、システム監視制御を行い自動運転を支援します。また、SPO/HMPを標準装備することでITASCAノードとNTノードのオペレータ・コンソール機能を統合/集中化し、21インチ大画面上のGUIインタフェースを介して操作・利便性を大幅に改善しています。SPO/HMPは、NTノードの障害監視機能として、NTノードのOS障害、アプリケーション障害を検知し、障害通知メッセージとして出力することができます。
  3. ファンクション・ノードの内蔵
    NTノードに各種ITをファンクション・ノードとして提供します。これらは、プラグイン感覚で利用できる利点があります。主なファンクション・ノードとして以下のものがあります。
    • I-Net(Internet/Intranet)ノード
      ブラウザからMAPPERを含む既存DBのアクセス、および既存アプリケーションの起動ができます。
    • 小規模DSS(意思決定支援システム)ノード
      様々な観点からITASCA上のネットワーク型データベース(DMS)を抽出・加工し、結果をOracleデータベース としてNTノードに展開できる機能を提供、これにより小規模DSS、データマートが構築できます。
    • RAD(Rapid Application Development)ノード
      NTノードに開発環境を、ITASCA側に実行(導入)環境を構築し、両者の連携により統合的なアプリケーション 開発が可能です。例えば、LINCをベースにしたITASCAのアプリケーション開発ではPCによる分散型のアプリ ケーション開発が、NTノードを介して最終的にはITASCA上で集大成できます。
    • Work Groupノード
      NTノードに載るグループウェアとITASCAノードとの連携ができます。
  4. 最新のCMOSテクノロジの採用により超大型機の能力を2チップで実現
    「IX4800シリーズ」では、「ITASCA3800」で採用した100万ゲートレベの高性能CMOS技術を全面的に採用しており、ユニシスのトップエンド・システムの性能を2つのASICチップで実現しています。
  5. 超大型機から中小型機迄の性能をカバーする拡張性を提供
    「HMP IX4000シリーズ」内では、「IX4400-11」(最下位モデル)から「IX4800-82」(最上位モデル)まで、約64倍の性能範囲をカバーします。
  6. ノンストップ並列処理環境と大規模処理への対応
    実績のある並列処理アーキテクチャXTPA(eXtended Transaction Processing Architecture)を継承、入出力処理系、中央処理系、通信処理系の全系にわたる一貫したノンストップ並列処理環境を実現します。最大64台の並列処理により大規模トランザクション処理、拡張データ処理装置(XPC)と「サイバー・バッチ」ソフトウェアによる大規模バッチ処理、並びにXPCとRQA(Relational Query Accelerator)によるリレーショナルデータベース(UDS RDMS)の高速データ検索処理に対応します。

(2)CLEARPATHサーバ

  1. 「HMP IX4800シリーズ」
    1)「ITASCA3800」と同等の性能
    2) 並列処理機能は、最大64CPU構成まで拡張
    3) 最大主記憶容量は、4GB、最大チャネルは186CHを実現
    4) 内蔵型チャネル・アダプタは、SBCON、BMC、SCSI-2Wを提供
    5) 内蔵型コミュニケーション・チャネル・アダプタは、FDDI、Ethernetを提供
    6) WindowsNTノードは、最大2クラスタを搭載
    7) 自動・無人運転機能「SFCPIII」、「SPO/HMP」を標準装備
  2. 「HMP IX4400シリーズ」
    1)「ITASCA3200」と同等の性能
    2) 並列処理機能は最大16CPU構成まで拡張
    3) 最大主記憶容量は、512MB、最大チャネルは90CHを実現
    4) 内蔵型チャネル・アダプタは、BMC、SCSI-2Wを提供
    5) 内蔵型コミュニケーション・チャネル・アダプタは、FDDI、Ethernetを提供
    6) WindowsNTノードは、最大2クラスタを搭載
    7) 自動・無人運転機能「SFCPIII」、「SPO/HMP」を標準装備
    8) 「IX4400-11、21」は、磁気ディスク装置9.6GB、カートリッジ・テープ装置2台、Ethernetチャネル・アダプタ2ポートを標準装備

(3)CLEARPATHサーバ・ソフトウェア

「IX4000シリーズ」の販売開始に併せて、以下のソフトウェアを提供します。

  1. IOE(Integrated Operating Environment)
    「HMP IX4000シリーズ」のOSであり、OS2200とWindows NT OSの統合オペレーティング環境です。「HMP IX4000シリーズ」として、ITASCAノードとNTノードの実行/運用/管理等の統合化機能を提供します。 HMP IX標準連携ソフトウェアにはデータベース連携としてODBC、アプリケーション連携としてX/OpenDTPモデル準拠のPathway、ITASCAノードとNTノードを一元的に運用管理するSPO/HMP等があります。
  2. Web Commers Sever(WebTS、WebTX):Webサーバ機能
    インターネット/イントラネットへの対応としてWebブラウザとのトランザクション処理連携を実現、Webブラウザからトランザクションを介して「HMP IX4000シリーズ」上の基幹データベース(RDMS、DMS)のアクセスが可能となります。またWebブラウザからのMAPPERデータベースのアクセスも可能です。
  3. DataExtractor:DMS/Oracleデータ抽出変換機能
    「HMP IX4000シリーズ」上の基幹ネットワーク型データベース(DMS)を対象として、そのデータをデータマートあるいはエンドユーザ公開用のOracleデータベースに展開する際の抽出変換支援ソフトウェアです。基幹系ネットワーク型データベースを活用したDSS(意思決定支援システム)の実現を支援します。
  4. OADE:オープン・アプリケーション開発環境
    「HMP IX4000シリーズ」のITASCAノードの3GLアプリケーション(COBOL、C)開発環境をPCのGUI上で実現、開発者の全ての作業がPC上で行えるとともに、従来の複雑な開発過程(エディット、コンパイル、リンキングなど)を大幅に改善します。
  5. WinFP:ファイル操作機能
    「HMP IX4000シリーズ」のITASCAノードのファイル操作がPC上のGUIを介して可能となります。従来のITASCAファイルの操作性が大幅に改善されます。
  6. UniAccess ODBC:ODBC対応機能
    全社ネットワーク上のPC、UNIXから「HMP IX4000シリーズ」上のRDMSをODBCインタフェースを介してアクセスすることを可能とします。Windows PC上のEXCEL、ACCESS等のアプリケーションから容易に「HMP IX4000シリーズ」上のリレーショナル・データベースの抽出・加工・蓄積することが可能となります。
  7. EBRS:エンタープライズ・バックアップ・リストア・サーバ機能
    全社ネットワーク上のWindows NT/95、UNIX、NetWareシステムのデータベースやファイルを、高信頼性を保持する「HMP IX4000シリーズ」上に自動的にバックアップ、またクライアントからの要求により随時リストア(復元)する機能を提供します。
  8. DEPCON:分散プリント・サーバ機能
    「HMP IX4000シリーズ」、全社ネットワーク上のUNIX、PC間での分散プリント機能を提供します。「HMP IX4000シリーズ」からの印書を遠隔地のUNIX、PC上へ出力、またUNIX、PCの印書を「HMP IX4000シリーズ」へ出力することも可能となります。
  9. cpFTP:高速ファイル転送機能
    業界標準のTCP/IPでの標準ファイル転送「FTP」を実装、LANで接続された「HMP IX4000シリーズ」と他社ホスト、UNIX、PC間でクライアント/サーバ型の高速ファィル転送を実現します。
  10. RQA:高速リレーショナル・データベース検索機能
    「HMP IX4000シリーズ」のリレーショナル・データベースUDS RDMSの高速検索処理を実現、先進の並列処理アーキテクチャに基づき、トランザクション処理と大量データ検索処理の入出力およびロックの衝突を回避することにより、大規模リアルタイム・データの高速検索処理を実現します。基幹系リレーショナル・データベースを活用したDSSを実現します。

「IX4800シリーズ」の価格は、入出力装置を含む小規模構成モデル「IX4800-11C」で、月額1600万円(ソフトウェア込み)からです。「IX4400シリーズ」の価格は、入出力装置を含む小規模構成モデル「IX4400-11」月額360万円(ソフトウェア込み)からです。

「IX4000シリーズ」の販売目標は、4年間で750台です。また、出荷開始は平成9年6月末を予定しています。

注記
注1:HMP
Heterogeneous Multi Processing
商標、登録商標
  • 記載の会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。