ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

2009年4月22日

日本ユニシス
国内初の知財人材のスキルマネジメントICTサービスを提供開始

〜知的財産を扱う人材のキャリアパス形成を支援〜


本文

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、知的財産関連のコンテンツを提供する知財力UPサイト「iPowerStation™(アイパワーステーション、以下 iPowerStation、https://ipower.unisys.co.jp/ipportal/)」をWeb上に開設し、本日から知的財産を扱う人材(知財人材)のキャリアパス形成を支援する「人材スキルマネジメントICT(注1)サービス」を開始します。

 「iPowerStation」は、知的財産を扱う企業や人材(知財人材)のためのポータルサイトです。企業価値を高め将来の力となる「知的財産(人・技術)」に関連したコンテンツを提供します。第一弾のコンテンツは、国内初の知財人材スキル標準(注2)に準拠したサービスで、知的財産を扱う上で必要な個人の「業務能力」と「業務経験」のスキルチェックや、実務のケーススタディによるスキルアップなど、キャリアパス形成の機会を提供します。

 本サービスの提供にあたり、一般社団法人知的財産教育協会(本部:東京都港区、理事長:棚橋祐治氏、以下 知的財産教育協会)から知的財産管理技能検定(旧検定を含む)の過去問題の提供を受けています。また、これに加え、知的財産教育のスペシャリストである株式会社アップロード(本社:東京都中央区、社長:小川 裕正氏、以下 アップロード)とコンテンツ保守を締結し、強力な体制で知財人材の支援を行います。

 人材スキルマネジメントICTサービスの特徴は、以下のとおりです。

  1. 知財人材スキル標準準拠の「業務能力」と「業務経験」のレベル測定
    経済産業省がとりまとめた知財人材スキル標準に定義された、膨大な業務のスキルカードとチェック項目を利用しやすくIT化しました。設問に回答するだけで知的財産を取り扱う上で必要な個人の「業務能力(知識などを基礎とした理解力や問題解決力)」と「業務経験(有するべき実績や経験)」を評価し、レベルを測定します。設問は、質問によるアンケート形式と、知的財産管理技能検定(旧検定を含む)の過去問題およびアップロード開発の問題によるテスト形式から構成されており、利用者は客観的な視点でスキルレベルを把握することができます。

  2. 実務のケーススタディでトレーニング
    知財人材スキル標準に定義されたスキル領域から、特に重要な領域をピックアップし、ケーススタディ形式の実務トレーニングを提供します。ケーススタディは、知的財産管理技能検定(旧検定を含む)の過去問題と、アップロード開発の解説文を採用しています。重要領域をおさえた効率的な実務トレーニングができ、解説文による仮想的なOJTを実現します。挑戦するごとに新しいケーススタディが出題されるので、知的財産管理技能検定受検の練習にも活用できます。

  3. 全国スキルランキングによる相対評価
    実務トレーニングを実施すると、全国スキルランキングに参加できます。日次の集計結果により各ケーススタディの上位10位に相当する成績を持つ利用者は、翌日のランキングに入賞することができます。スキルチェックとあわせて、トレーニング成果を測る目安に利用できます。

  4. スキル管理ができる利用者専用のMyノート
    スキルチェックやトレーニングは、利用者個人の専用ページ(Myノート)で実施します。スキルレベル測定やトレーニングの結果は個人の専用ページに自動的に記録し保存されます。職場が重視する業務に関連したスキル領域のレベルアップや将来希望するキャリアにあわせて、実現するためには何をおこなうべきかの自己目標設定を支援します。さらに、自己学習と組合せて本サービスを利用することで、現状把握→目標設定→自己学習・職場経験→結果評価と、キャリア開発サイクルを実現できます。
■人材スキルマネジメントサービス概要図

人材スキルマネジメントサービス概要図

 本サービスは、定額制による課金体系とし、スキルチェックの利用範囲に応じてBasicプラン、Standardプラン、Expertプランがあり、Basicプランは1ID月額2000円(税別)から利用が可能です。知的財産教育協会との協業(2008年11月25日発表)により、知的財産管理技能士(注3)の有資格者は、特別会員として本サービスに登録することで、スキルチェックの一部と実務トレーニングを無料で利用できます。

 産業界のグローバル化が進み知的財産に関わるトラブルは、知的財産部のような専門部署のみならず、研究開発部や営業部など企業内の多くの部署で発生しており、それに伴い知的財産視点で事業や技術開発を考えることができる人材の必要性が高まっています。

 日本ユニシスは、将来的に、本サービスをスキル比較機能(業種別や職種別の比較、時系列の比較など)や統計・分析のできる企業管理機能に拡張した、知財領域の人材育成を重要視する企業向けのサービス展開を計画しており、今後5年間で売上10億円を目指します。

以上

■セミナーのご案内
「iPowerStation」を以下のセミナーでご紹介(展示)します。


注1:ICT(Information and Communication Technology)
従来のIT(Information Technology)に「Communication」を加えた情報通信技術の総称です。 人と人、人とモノとの情報のやり取りが活発化してきたことから、情報・知識の共有が念頭に置かれた表現として用いられています。

注2:知財人材スキル標準(IPSS: Intellectual Property Skill Standards)
知的財産を扱える人材を育成し、育成効果を図るための人材育成マネジメントに利用するツールです。2007年3月、政府の知的財産推進本部が定めた「知的財産推進計画2006」の一環として、経済産業省の経済産業政策局知的財産政策室が作成したものです。知的財産を対象とした人材スキルの標準化は世界初になります。人材育成策を検討する上で、スキル(実務能力、経験など)を明確化することにより、人材を必要とする側(企業など)にとっては必要な人材確保・育成を行う際の目安とすること、各個人にとってはキャリア形成の目標を設定することが可能になります。

注3:知的財産管理技能士
知的財産管理職種の知識と技能を身につけた技能士のことです。知的財産管理技能検定は、職業能力開発促進法(厚生労働省所管)に基づいて実施され、知的財産の創造分野(価値評価、パテントマップの作成など)、保護分野(出願戦略の立案、手続管理など)、活用分野(ライセンス戦略の立案、営業秘密管理など)といった知的財産管理職種における技能およびこれに関する知識の程度を測るもので、1級〜3級それぞれについて学科試験と実技試験が実施されます。学科試験および実技試験の両方を合格すると「知的財産管理技能士」と称することができます。


注釈/リンク

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