仕事の流れ

お客様のご要望に応じてシステムを受託開発するSIer(システムインテグレーター)ですが、実際にはどのようなプロセスでそのビジネスが動いていくのでしょうか。案件のはじまりから完遂までを追いながら、その工程をご紹介します。ビジネスの種類は大きく分けて2つ。すでに取引のあるお客様へのさらなる提案と、新しいお客様の開拓や新規ビジネスの創造です。ここでは新規開拓の例を取り上げました。

SR
SE

商談開拓

情報収集

新規顧客とのコミュニケーションを図ることで、新たな信頼関係をつくり上げていく。その活動の中から、現行システムへの不満や課題を探り、ビジネスに結び付けるチャンスをうかがう。チャンスを発掘できたら、SEと相談して要件を整理。システムを完成させるまでの期間や規模などを検討する。

所有する情報や新たに知りえた情報をもとに、SRと協力して顧客ビジネスの分析やビジネスチャンスの発掘を行う。

ビジョニング

システムによって現行の課題をクリアするだけでなく、お客様の将来的なビジョンを描くことが大切。3年後、5年後、10年後のお客様のビジネス環境を想定してシステムの全体像を描いていく。これは、お客様との関係を継続的なものするための取り組みといえる。

SRからの技術的な質問に答えることで、SRの活動を支える。

受注獲得

プレゼンテーション

競合の特徴を知り、“できること、できないこと”“当社ならできること”を整理。お客様が日本ユニシスと共にシステムを構築することで描ける、ビジネスの将来像を提案する。顧客の理解・納得を引き出すプレゼンテーションを実施し、win-winの関係構築を図る。

SRと協力して、企画書、提案書の作成を行う。

契約

書類作成

「システム開発委託契約書」や 「保守契約書」など、各種書類を準備する。

受注

プロジェクトの立ち上げ

プロジェクトチーム結成

はじめにプロジェクトマネージャ(以下PM)、コンサルタント、アーキテクトなどが任命され、彼らによってシステムを完成させるために必要なエンジニアの種類や人数が検討される。システムの構築は複数のチームに分かれて行われることがほとんどであるため、PMはまずチームリーダーを任命し、チームリーダーが共に働くチームメンバーを決定していく。

プロジェクト実行

設計・構築

《仕様決め》

お客様の求めるシステムが、求められた通り完成するように、お客様とSEの間に入りヒアリングを重ねる。

PMが中心となり、システムの概要を作成。 アーキテクトが、コンピュータの容量、能力、スピードといったハード面の目標値から、個々のコンポーネントですべての仕様を決定。このフェーズでお客様の要望をヒアリングし、その要望をカタチにするための具体的な背策を検討していくため、仕様決めという工程はシステム開発の肝といえる。

《構築》

SEが開発中に必要な機器の調達や、予算調整などを行う。

ユニシスはメーカーではないので、他社の機器にプラットフォームやプログラミングを乗せ、仕様に合わせてチューニングしていく。自身で行うこともあるが、社外のベンダーと協力して行うこともある。

《定例会》

SEと共に進行状況などをお客様に報告する。開発上、何らかの問題が発生している場合、お客様への報告をきっかけに仕様変更を依頼される場合がある。その際は、すみやかに開発内容に調整を加える。

PMは開発チームごとの進捗、発生している問題を確認し、SRと情報を共有する。

《テスト》

SEと共にテストの進捗をお客様へ報告しつつ、お客様の要望と開発内容の間に認識の相違がないかを随時確認する。コミュニケーション強化に専念。

数段階に分けてテストを繰り返し、仕様どおりにシステムが構築されているか確認する。不具合があれば検証、再構築を行う。

プロジェクト締結

カットオーバー(納品)

テストにて品質の担保されたシステムを納品し、これによりシステムが本稼働する。

運用・保守

アフターフォロー

実際に稼働しはじめると、これまで見つからなかったシステム上の問題点や新たな課題が見つかることもある。お客様に使い勝手や不具合についてヒアリングして、改善が必要であれば速やかにSEと連携する。

運用しているシステムのエラーや問題点が発見された場合は、原因を調べ、SRに状況と改善案を伝える。お客様からSRを通してフィードバックされた要望に関しては、すみやかに改善案を考慮し、プログラムやシステムの改訂を行う。