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Foresight in sight

確定拠出年金 レコードキーピングシステム Benefit Keeper®

事例紹介

2002年7月1日

ベネフィット・システムズ様

確定拠出年金 ( 日本版401k 、以下401k ) の運営管理機関であるベネフィット・システムズでは、運営管理業務の基盤となる 「 401k 運営管理/レコードキーピング・システム ( Benefit401k ) 」 を構築、ファーストユーザ向けの運営管理サービスを 7 月 1 日からスタートした。日本ユニシスは、同社のビジネス・パートナーとしてBenefit401k の受託開発をはじめ、Web システムやインフラ構築など全面的なシステム・インテグレーションに当たった。

Interview

佐藤宏和氏
ベネフィット・システムズ 代表取締役社長

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USER PROFILE

設立:2001年3月
資本金:10億円
本社所在地:東京都千代田区神田錦町3-23
確定拠出年金の運営管理会社としてソフトバンク・ファイナンス株式会社、日本ユニシスの共同出資で 2001年3月に設立。株式会社あおぞら銀行、株式会社リロ・ホールディングズ、株式会社オービックビジネスコンサルタント、フィデリティ投信株式会社など現在9社が出資。確定拠出年金に関わるサービスを「運用関連」、「記録関連」と分けることなく、“ワンストップ”サービスとして展開することにより、顧客の利便性向上に務めている。
本事例に掲載された情報は、取材時のものであり、社名や記載内容などが閲覧される時点では変更されている可能性があります。なお、事例の掲載内容はお客様にご了解いただいておりますが、システムの機密事項に言及するような内容については、当社では、ご質問をお受けできませんのでご了承ください。

制度運営に関わる全方位営業を展開。顧客本位のサービスを提供

401k のスタートに照準を合わせて設立されたベネフィット・システムズ 代表取締役社長 佐藤宏和氏は、「確定拠出年金法において運営管理機関は、運用商品の選定・提示や加入者向けの情報提供を行う運用関連運営管理機関、加入者口座の管理や運用指図の取りまとめを行う記録関連運営管理機関とに分けられているが、当社は制度運営全体にかかるコストをトータルで安くする狙いから、両方を手がける (図1)。401k 市場の発展段階に応じて必要な規模のシステムを作っていくことにすれば、コストは大幅に削減できる。当社のサービスを一口にいうと、“ワンストップ、エニーサイズ(any size)、クイック&イージー”となる。制度運営に関して必要なものをまとめて提供し、企業規模は問わない。
しかし一方で航空業界は今、かつてない厳しい競争の時代に突入しており、全日本空輸様にとっても競争力の強化は最も重要な経営課題の1つとなっています。同社が提供する全てのサービスの企画・運用を担う、CS&プロダクト・サービス室 商品戦略部の阿瀬尚行部長はこう語ります。
しかも企業の管理者に事務的負担をかけないのがモットー」と語っている同社では、事業戦略として以下の点を挙げている。
  1. 401k 運営管理機関として、制度導入企業からの業務受託、他の運営管理機関からの業務再受託を行う。
  2. 日本では、運営管理機関は運用関連業務を行い、口座管理などの記録関連業務はアウトソーシングするのが一般的だが、同社では両業務を 1社で行う。
  3. 今回構築したBenefit401k をパッケージ化し外販する。
  4. 提携各社との協業により、総合的な福利厚生サービスの提供を目指す。

日本ユニシスはビジネス・パートナーとして参画。ビジネス基盤を短期に構築

日本ユニシスは、同社に資本参加(出資比率20%)し、ビジネス・パートナーとして、同社のビジネス基盤である業務システムの開発およびシステムインフラの構築を行った。また、本システムをパッケージ化した 「Benefit Keeper」 を、401k 制度導入企業および金融機関を中心とした運営管理機関向けに販売する。
佐藤氏は、「我々はオンライン証券で培った証券業務やWeb サービスのノウハウを持っている。また、日本ユニシスは、信託銀行の受託資産管理分野でのシステム構築経験とノウハウを持っており、双方の強みを生かしたビジネス関係を築くことができると判断した」と語っている。
システム構築に当たっては、Web 基盤としてWeb アプリケーション・サーバ「COOLICE」、業務アプリケーション構築には「OpenMAPPER® 」をそれぞれコアプロダクトに採用し、要求定義から業務運用テストまで、わずか1年という短期開発を実現しており、今後の機能追加などにも迅速に対応できるよう考慮している。

システムの概要

同社のシステムサービスの仕組みを要約すると以下のようになる。(参照:図2)
  • 一般および会員向けWebサービス
    同社の会社概要やサービス内容、また制度内容などの紹介や、将来の年金受取額の簡易シミュレーション機能などを提供する「一般サイト」、より詳細な情報提供を制度導入予定企業の管理者向けに提供する「会員サイト」から構成される。
  • 顧客向けWebサービス
    制度導入企業において、制度運営に必要となるサービスは「顧客サイト」として提供。「管理者向けサイト」と「加入者向けサイト」から構成されている。
  1. 管理者向けサイト
    制度の導入や保全のための加入者情報、掛金情報などの一括アップロードや、資産残高、運用指図推移など統計情報の照会を行うサイト。
  2. 加入者向けサイト
    運用指図、資産残高や取引履歴の照会など加入者に必要な処理を行うとともに、制度や投資などに必要な知識を習得するためのサイト。
なお、顧客はWebサイトだけでなく、コールセンターを利用した電話によるサービスも受けることができる。

ローコスト/ワンストップ・サービス/フレキシブルな対応で顧客の利便性向上を実現

同社が提供するサービスの主な特徴は以下のとおり。
  • バンドル・サービスによる利便性
    運用関連と記録関連、双方を提供することで、顧客の窓口の一本化が可能となり、顧客の煩雑さを軽減。
  • 独自システムによる柔軟性
    自社開発したレコードキーピング・システムの利用により劇的に低額な運営管理手数料の設定を実現するとともに顧客ニーズを反映したカスタマイズ対応やサービスレベルの個別設定が可能。
  • パートナー企業との連携
    制度設計、加入者教育など法定外業務に関しては、グループ内外の専門ベンダーと連携することにより顧客ニーズに合わせたさまざまなサービスの提供が可能。
  • 単独型から総合型まで
    単独での制度導入が困難な中小、ベンチャー企業に対しては、導入負荷の低い総合型サービスを提供する。
    佐藤氏は今後の抱負として、「401k制度は始まったばかりであるが、導入目的や必要なサービスの多様化とともに、さまざまな参入業者が登場してくると思われる。当社ではオープンなスタンスでパートナー企業との提携を進め、お客様のニーズにマッチしたサービスを企画し、迅速かつ低料金で提供していきたい」と語っている。
※本事例に記載された情報は取材時点のものであり、社名、内容など閲覧される時点では変更されている可能性がありますことをご了承ください。本事例は情報提供のみを目的としており、日本ユニシスは、明示的または暗示的を問わず、本事例にいかなる保証も与えるものではありません。

*MAPPERおよびOpenMAPPERは、Unisys Corporationの登録商標です。

*Benefit Keeperは、ベネフィット・システムズの登録商標です。

*Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。

*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。