BIPROGY Foresight in sight BIPROGY Foresight in sight

生産・販売・原価フレームワーク mcframe

変化に強く柔軟なカストマイズ指向の生産・販売・原価統合パッケージ

近年、日本企業は、海外に生産拠点をすべてシフトするのではなく、高機能・高品質な製品を生み出すために生産機能を再び国内へ移行する「日本回帰」の動きが高まっています。BIPROGYは同分野で豊富な経験と実績を持つ「mcframe」を提供いたします。
「mcframe」は、共通フレームワークの上に日本の生産現場に即した多彩な機能と製品別・業界別のフレームワークが装備されているため、短期間・低コストで導入することができます。
(mcframeはビジネスエンジニアリング株式会社の商品です)

BIPROGYでは弊社の長年の経験とノウハウを凝縮して、mcframeの上にさらに適合しやすいように開発したソリューションソフトウェアと導入サービス EIII(イースリーアイ)を提供いたします。

mcframe Certified Professional取得者数 【原価管理コンサルタントの部】 BIPROGYが第一位

MCCP(mcframe Certified Professional)は、mcframeの導入や開発担当者を対象とした認定試験で、mcframeに関する知識・開発技術が一定レベル以上にあることを、東洋ビジネスエンジニアリングが認定する制度です。

製品コンセプト

生産・販売・物流(以下、ロジスティクス系業務)の業務プロセスは、市場のニーズに対応して各企業が商品の売り方・作り方をダイナミックに変えていくことが求められている昨今、従来に比べより頻繁に変更することが求められています。
ロジスティクス系業務とコアコンピタンスとが密な関係をもって成長し続ける企業も多数存在し、特に、日本企業が国際競争力を維持している分野では、この傾向が顕著となっています。
このような企業では、優れた業務プロセスが企業の競争力の源泉となっており、それを忠実に実現し、競争力の強化に貢献できる業務システムが求められます。
mcframeは、日本の製造業のお客様に求められるきめ細かな管理に対応した各種の機能を備えていますので、標準機能のまま短期、低コストでの導入ができます。さらに、コアコンピタンスにつながる各社固有の業務プロセスや、変化する業務プロセスに柔軟かつ効率的に追従できるフレームワーク構造と優れた開発支援ツールを併せ持っています。
このような柔軟性、拡張性を高く評価頂き、mcframeは製造業を中心に約200社のお客様にご採用頂いています。

mcframeのフレームワークコンセプト

mcframeは、先進的なオブジェクト指向技術を採用したフレームワーク構造のシステムとなっています。業務機能は再利用できる「部品」という形で持っているため、mcframe共通フレームワークをベースとして、各製品/業種別ソリューションに部品を追加していく形で、効率的にカスタマイズができます。

mcframeのフレームワークコンセプト

mcframe製品ラインナップ

生産管理、販売管理、原価管理をはじめ、自動車部品・電子電機部品業界、製薬業界などの特定業界向けソリューションなど、多彩な製品・ソリューションをご提供しています。

mcframeの製品ラインナップ
mcframeの製品ラインナップ

生産管理ソリューション

mcframe生産管理は、日本の製造業・流通業の現場のノウハウを実装した生産管理フレームワークです。豊富な機能をそのまま活用いただくことで、短期間・低コストでシステム導入ができます。また、柔軟なフレームワーク構造とシステム開発環境「FrameManager」により、高品質なカスタマイズが可能で、お客様毎の個別要件にフィットしたシステムを構築することもできます

mcframe生産管理の特長

高速MRP・MPS・スケジューラの組み合わせにより、さまざまな業務形態に対応した生産計画を立案

  • 中長期(月次・旬次)と日次の計画の連動による計画立案
  • 日単位、時間単位での計画立案 [新機能]
  • 特急オーダの生産可否を判断する生産可能数シミュレーション [新機能]
  • オーダ負荷積上シミュレーションによる工程負荷の参照 [新機能]
  • さまざまなスケジューラと連携し、工程負荷を調整
  • 複数工場および複数社取引などのマルチサイトに対応
  • 見込生産・受注生産・その混合型など各種生産計画立案形態に対応
  • 製番手配に対応

発注点管理、MRPにより、ロットサイズを考慮した購買計画を自動立案

  • 生産計画の確定前に、購買する必要がある原材料を前もって手配
  • 複社購買機能
  • 受入検収後の買掛計上に対応
  • 多通貨対応、国外取引に対応
  • 仕入先を入荷の遅延、歩留など多角度から分析
  • 仕入先への購買フォーキャスト情報の作成 [新機能]

きめ細かい在庫・受払管理機能

  • ロット管理・総量管理の双方に対応
  • コック品管理、直送品管理に対応
  • 製品から原材料、原材料から製品へのロットトレース機能
  • 在庫の有効期限の管理や誤払出防止機能
  • 都度棚卸、循環棚卸に対応
  • 在庫一覧画面で、ロット毎、場所毎に合算して在庫と引当状況を確認

製造実績や作業進捗をきめ細かく管理できる製造管理機能

  • 工程手順・投入手順対応
  • 副産品管理に対応
  • 在庫推移を加味した払出予定を作成
  • 着手予定の製造計画に使用する中間品・原材料の品揃え状態を確認

期遅れによる影響範囲を早期に把握

  • MRPオーダ展開・逆展開などの各種シミュレーション機能により、納期遅れが発生した場合の影響範囲を早期に把握

mcframe他製品とのシームレスなデータ連携

  • mcframe販売管理と中長期生産計画、出庫依頼、工場出荷/返品データなどを連携
  • mcframe原価管理と生産実績、作業実績データなどを連携
  • mcframe/PSI と日程計画や出庫依頼データなどを連携

製造品質の信頼性を確保するための品質管理機能

  • 製品から原材料、原材料から製品へのロットトレース機能
  • 品質検査承認前の出荷を防止する出荷判定(出荷承認)機能 [新機能]
  • 検査規格項目毎の実績記録管理機能 [新機能]

製品関連図

製品関連図

販売管理ソリューション

mcframe販売管理は、日本の製造業・流通業の現場のノウハウを実装した販売管理フレームワークです。物流拠点出荷、営業拠点出荷、仕入直送等の様々な物流業務モデルや、集中購買、商品取次販売等の様々な販売業務モデルをもっています。豊富な機能をそのまま活用いただくことで、短期間・低コストでシステム導入ができます。また、柔軟なフレームワーク構造とシステム開発環境「FrameManager」により、高品質なカスタマイズが可能で、お客様毎の個別要件にフィットしたシステムを構築することもできます。

mcframe販売管理の特長

mcframe販売管理 モデル例(A製造業の例)

mcframe販売管理>生産管理>PSI

豊富な製品手配機能

  • 購買部門による製品の一括発注、直送仕入機能
  • 物流部門による製品の一括生産依頼、直送出荷機能

その他

  • 請求先・売掛先・得意先の階層管理
  • 自社資産他社在庫・他社資産自社在庫の管理
  • 製品別、顧客別、取引量別に様々な販売単価・仕入単価の設定
  • 仕入業務における諸口取引先、諸口品目の扱いに対応
  • EDI からの内示取込や社内内示に対応 [新機能]

受注品情報を明細単位できめ細かく管理

  • 型番、付属品の有無などの受注品の仕様情報をきめ細かく管理
  • 顧客のセット品要求に対して、個別注文ごとにセット品を設定し、管理
  • 受注登録時に販売可能なオプション品を製品個別に一覧表示

mcframe他製品とのシームレスなデータ連携

  • mcframe生産管理と構成表情報をはじめ、中長期生産計画、出庫依頼、工場出荷/返品データなどを連携
  • mcframe/PSI と受注情報、在庫情報などを連携

請求・売上管理機能

  • 検収基準、出荷基準売上のどちらにも対応
  • 前受収納、個別売掛消込
  • 受注時の与信残高チェック機能
  • 多通貨・国外取引に対応
  • 会計インタフェースへの入金仕訳対応 [新機能]
  • 売上理由、入金理由による仕訳パターンへの対応 [新機能]

製品関連図

製品関連図

原価管理ソリューション

mcframe原価管理は、製造業を中心に幅広い業種・業態に適用可能な原価管理システムです。外部公開を目的とした財務管理上必要な原価情報に加え、製造管理や原価低減に必要な、原価・原価差異の詳細な情報を様々な切り口でご提供します。さらに、経営管理の指標や、利益目標を定めるための原価情報もご提供できるシステムです。

mcframe原価管理の特長

mcframe原価管理では、上記のような様々な原価管理の目的に対応するために、標準原価・予算原価・実績原価・実際原価の4つの原価計算機能を中心とし、多様な配賦要件を解決する配賦関連の機能群や、原価見積に不可欠なシミュレーション可能な計算環境を備えています。

4つの原価計算機能

標準原価計算
予算原価計算
実際原価計算
実績原価計算

実績/実際原価計算では、品目・工程別の総合原価計算に加え、品目・ロット別原価、オーダ別原価などの個別原価管理に対応。仕掛中金額や原価進捗を的確に把握。

原価シミュレーション

計算履歴管理機能と高速な積上げエンジンで、原価見積を支援します。マスタや賃率などを変更しつつ、新規製品の原価標準の算定から計画変更による予定製造原価の算出まで、幅広く使用して頂けます。

原価シミュレーション

配賦設定

6種類の配賦基準、配賦先階層設定、一次配賦機能という3つの機能によって、多様な配賦要件に対応できます。

一次配賦機能で多様な部門間配賦を実現
配賦基準の充実
配賦先階層で効率よく配賦設定

製品関連図

製品関連図

製品詳細

標準原価計算

標準原価積上げ

  • 材料投入の歩留や手順毎の出来高に対する歩留を設定
  • 子品目単位での原価内訳、工程別の作業情報などの詳細な照会

標準原価計算シミュレーション

  • 歩留りや配賦率の設定を変えながら、シミュレーション計算を高速実行
  • シミュレーションの履歴を管理し、品目単位で計算結果を比較
  • 標準原価確定用のテーブルとは別にシミュレーション用のテーブルを用意し、当期の標準原価単価を確定したあとでも、最新単価での標準原価単価の見積が可能
  • 為替シミュレーション機能 [新機能]

予算原価計算

  • 標準原価と工程別の生産計画より、予定の製造原価を計算
  • 工程別の作業工数見積や材料使用見積など、金額以外の観点からの分析

実績原価計算

  • 標準原価と製造実績を元に実績原価を計算
  • 締めを待たずに速報の原価計算を実行
  • 投入数量差異 ・時間差異の製造歩留の差異を把握

実際原価計算

実際原価集計

  • 品目単位の差異の詳細や、差異の工程別集計など、様々な単位で標準原価との差異を比較
  • 入力した配賦費用金額ごとに、どの品目へいくら配賦されたかを確認
  • 各品目へ配賦された金額に対してどの費用から配賦されたかを確認

販売管理との連携

  • mcframe販売管理のデータを取り込み、売上原価計算、売上利益率を分析
  • 売上データについては、分類別 ・品目別 ・地域別 ・得意先別 ・担当者別 ・売上部門別など様々な角度から分析・参照
  • 従来の生産管理側での受払表のほかに、販売管理側の受払表を出力

原価レポート作成機能

  • 製造原価報告書 ・売上原価明細書などを自由な形式で作成、表示

月次分析機能強化

  • 従来の月別平均単価一覧 ・月別品目製造原価一覧のほかに月別部門製造原価一覧 ・月別 ・在庫一覧 ・月別原価レポート ・月別売上原価一覧を追加

配賦率計算

  • 生産計画と経費予算から標準原価用の予定配賦率を算出
  • 計画 ・予算を変更しながら配賦率をシミュレーション
  • 販管費の配賦による総原価の算出 [新機能]

その他 [新機能]

  • 既存のマスタ情報をコピーし、類似品目のマスタを簡単に作成
  • 原価管理システムで計算した標準原価単価を共通マスタに反映
  • 低価法への対応 [新機能]

EIII(イースリーアイ)mcframeの上にBIPROGYがご提供するソフトウェア/導入サービス

EIII(イースリーアイ)は、国内で約 200社の実績を持つ 生産・販売・原価統合パッケージmcframeの上にBIPROGYの長年の経験とノウハウを凝縮して、さらに適合しやすいように開発したソリューションソフトウェアと導入サービスの総称です。

標準導入サービス(EIII/Navi)

EIII/Navi(イースリーアイ・ナビ)はmcframeの標準導入メニューです。
これにより、短期間・低コストでのシステム化をご支援いたします。
お問合せは左記の「お問合せ」フォームをご利用ください。

EIII/Naviの位置づけ

EIII/Naviの位置づけ

システム化計画作成支援サービスの特長

  • mcframeを利用したシステム化計画をおこないます
    • 新しい生産管理システムの考え方を確認
    • それを支援する情報システムの姿を検討
    • mcframeを利用した簡易的なFit&Gap分析にて、適合性を評価
  • パッケージ化したサービスを提供いたします
    • 業務パッケージやサービスベンダーを決めることなく
    • 限定したメンバーで、短期間に(標準 2ヶ月)
    • 小規模での検討で手軽に実施できます。

システム化計画作成支援サービスの概要

作業項目 インプット
(参照資料等)
作業内容 アウトプット
(想定作成物)
作業 ・分担の
考え方
貴社 弊社 進め方
ビジネスの理解 ・経営方針・戦略
・中長期経営計画等
全社経営方針経営目標、ビジネス形態等を確認・把握 ビジネス概要
経営課題等
TOPインタビュー等
現行の把握 ・業務手順、業務フロー
・現行の課題等
対象領域について各業務の概要と他業務との連関を確認・把握 現行業務手順、フロー
主要業務課題等
ヒアリング等
課題の整理 ・主要業務課題
・主要システム課題等
各課題間の関連を調べ、原因や改革の目的を検討 課題一覧
課題関連図等
共同討議等
新業務プロセスの策定 ・業務手順、フロー
・課題関連図等
課題の要因を解決する、または目的達成の手順、フローを策定 新業務手順
新業務フロー等
共同討議等
新システム案の案出 ・新業務手順、フロー
・主要システム課題等
新業務手順、業務フローを支援するシステムの打ち手を検討 新システム構成図
新旧改善点比較等
共同討議等
mcframe適合性評価 ・mcframe標準機能
・新業務手順、フロー等
新業務手順、フローとmcframe標準機能との差異を実機検証 簡易Fit&Gap
評価表等
BIPROGY主導で実施

受注組立生産ソリューション(EIII/BTO)

EIII/BTO(イースリーアイ・ビーティーオー)は、受注組立生産を強力に支援する豊富な機能を搭載しております。

受注組立生産ソリューションの特長

  • 見込生産、受注生産混在型のハイブリッド生産をサポート
  • 受注から出荷までの一貫した整合性のある情報連携が可能
  • 競争優位のための個別開発時には、開発を強力にサポートする環境や部品を提供
EIII/BTO受注組立生産ソリューション

EIII/BTOの機能

EIII/BTOでは、mcframeの豊富な標準機能をそのままご使用いただくことができ、さらに受注組立生産に必要な各種機能をご活用いただく仕組みとなっております。

ご提供する主要な機能は以下のとおりです。

  • 引合・見積機能
  • 受注登録/製品編成機能
  • 生産依頼機能
  • 受注引当機能
  • 出荷指図/出荷報告機能
引合・見積〜受注
製品編成・生産依頼
手配状況確認
製造完了〜客先出荷

機能関連図

機能関連図

機能詳細

  • 引合 ・見積機能
    • 過去の見積情報や受注情報を、顧客や担当者などから検索して参照登録
    • 製品や中間品の在庫を確認しながら納期を確定
    • 最早完成予定日シミュレーション
  • 受注登録/製品編成機能
    • 過去の受注情報や見積情報から参照登録
    • 特性選択として受注時のオプション品選択をサポート
  • 生産依頼機能
    • 受注登録から在庫を引当て、足りない分を即座に生産指示
    • 受注に基づいた手配や進捗の状況をリアルタイムに確認
  • 受注引当機能
    • 製品が工場で完成と同時に受注に引当
  • 出荷指図/出荷報告機能
    • 工場の出荷部門から顧客へ直接出荷

*mcframeはビジネスエンジニアリング株式会社の商品です。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。