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Foresight in sight

シンクライアント・ソリューション

導入紹介

米ユニシスにおけるシンクライアント・ソリューション適用事例

「ES7000」との組み合わせで最先端のシンクライアント環境を提供

オラクル社が1996年にTCO(Total Cost of Ownership)の削減を狙いとしたネットワーク・コンピュータ(NC)を提唱して以来、マイクロソフト社とインテル社のNetPC、サンマイクロシステムズ社のJava-Stationなど、各社は、いわゆるシンクライアント商品を次々に市場投入した。
しかしながら、「ネットワークに負荷がかかる」、「パフォーマンスが悪い」、「アプリケーションが不足している」などから、これらの商品は、必ずしも市場に受け入れられたとは言い難い。これらの課題を解決するシンクライアント環境として市場に最も受け入れられたのが、マイクロソフト社がシトリックス社と提携して1998年に市場投入したMicrosoft Windows NT Server 4.0 Terminal Server Edition(WTS)とWTS専用端末であるWindows Based Terminal (WBT)の組み合わせである。
日本ユニシスでは、これらに、さらにNTサーバ“AQUANTA ESファミリ”、シトリックス社MetaFrame、導入支援サービスを組み合わせたシンクライアント・ソリューションの提供を99年4月に開始した。これに、本年3月8日から販売を開始したインテル・プロセッサを最大32個搭載可能な次世代 データセンター・サーバ「Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000」と組み合わせれば、一つの筐体ですべてのアプリケーションを稼働させる“サーバ統合”を実現することができる。シンクライアント環境による“サーバ統合”により得られる利点は、(1)集中管理によるトータル所有コストの低減、(2)キュリティ機能の強化、(3)1クライアント当たり4〜6kbpsという低帯域幅での動作によるネットワーク負荷の大幅な低減、(4)低仕様の旧型クライアントPCの継続活用および新規アプリケーションの容易な導入などである。
本稿では、ユニシス社が構築を支援し、導入が相次いでいるシンクライアント・ソリューションの導入事例を紹介する。

トータル所有コスト“TCO”の大幅な削減

オランダ最大のメガネ小売業であるGroeneveld Opticiens社は、国内110カ所にある小売チェーンを通じて高品質のメガネ・サービスを提供しており、最近では、45の独立商店を戦略的に吸収し急成長を遂げている。
同社の製品情報システムは、カスタマの処方箋が入った個人カードによる紙ベースのファイリング・システムであり、組織の拡大に伴って自動化システムの導入を決定したのは必然であった。「製品情報システムの自動化に当たっては、使い勝手と費用効果が優れ、小売店ユーザの負荷を極小化したシステムを早期に実現できることが重要であり、シンクライアント・ソリューションはこれらを実現する最良のソリューションだった」と同社のITマネージャJan Lokker氏は述べている。
同社のシステムは、中央の大規模NTサーバ、小売店設置の110台のNTサーバ、500台のシンクライアントから構成され、大規模NTサーバにより、アプリケーションを集中管理している。 (図1)
小売店設置のNTサーバへは、さまざまなネットワークを通じて、本社サーバからアプリケーションをリモート・インストールし、シンクライアントは小売店設置のNTサーバ上でアプリケーションを稼働させている。中央の大規模NTサーバの運用管理は、ユニシス社のシステム・インテグレータであるAutomatisering社に委託した。これにより、小売店は複雑で手の掛かるIT保守から解放された。
「新システムの魅力の一つはTCOの大幅な削減だ。年間14,000ドルといわれているPC所有コストを1,500ドルに押さえられる見込みだ。また、ペーパー作業の削減により、最大の優先事項であるカスタマ・ロイヤリティに集中できるようになった」とLokker氏は付け加えている。

トータル所有コスト“TCO”の大幅な削減

オランダに本拠をおく付加価値情報技術リセラーのMicrobais Automatisering社が管理する国内430カ所の薬局では、毎日数千の処方箋が注文・作成される。 同社は、メンバー薬局が使用する小売自動化ソフトウェア・システムを開発・保守している。同社は、調剤業界がWindowsNTに移行中であることから、3種類の投薬管理アプリケーションをWindowsNTベース環境に統合化することを決定した。
これらのシステムは、保険支払い、患者記録管理、薬局管理、投薬管理などを取り扱っており、絶え間ない開発プロセスを伴う。統合化に当たっては、430カ所の薬局へのアプリケーション配布、費用効果の高いクライアント/サーバ・アーキテクチャの採用、および安心できるITパートナーの選定が課題であった。
そこで、クライアント/サーバ・アーキテクチャとしてアプリケーション配布が不要なシンクライアント・ソリューションを選定し、トータル・ソリューション・プロバイダとしてユニシスを選定した。
「理由は明白だ。ユニシスのシンクライアント・システム構築実績とハードウェアを含めたトータル・ソリューション提供能力だ。ESサーバは当社の業務に必要な拡張性、可用性、管理性を備えている。オープンなWindwos NTオペレーティング環境の利点に皆が満足している」と同社常務取締役のWittop Koning氏は語っている。
また、「このシステムの採用により、安全なコンピューティング環境、カスタマ・サービスの向上、TCOの削減、およびカスタマ情報へのリアルタイム・アクセスを実現することができた」と同氏は付け加えている。 (図2)

トータル所有コスト“TCO”の大幅な削減

ユニシス社では、従業員の給与管理、作業環境の改善、モラル向上などのために、1,700人以上の管理職が勤務している。これらの管理職は、6大陸にまたがる90カ国に配置され、各国事務所と連絡をとっている。35,000人以上の従業員を擁する会社では、管理職が全従業員と密接に連絡を取り続けるためのツールが不可欠であり、ユニシス社はアプリケーションとしてPeopleSoftを選択した。
PeopleSoftは、全従業員の人事記録と履歴のオンライン・アクセス機能を提供するソフトウェアである。当初ユニシス社は、従来型のクアライアント/サーバ・アーキテクチャを使用している各国の事務所にこのソフトウェアを導入した。このアプローチは、各エンド・ユーザのクライアントPCのアップグレードとソフトウェア導入を必要とし、高価で、性能の悪い、管理負荷の高いものであった。
再評価の結果、シンクライアント・アーキテクチャを採用することを決定した。このアーキテクチャは従来のモデルと異なり、アプリケーションは、すべて中央のサーバ上で稼働するため、ソフトウェア配布とサーバ管理に関する問題を一挙に解消することができた。1,700人の管理職は、現在のPCをそのまま使用でき、数十万ドルのアップグレード費用が節約できた。また、PeopleSoftアプリケーションの性能が400〜800%向上した。

日本ユニシスおよび米ユニシスは、今後とも、お客様の立場に立ち、最新のIT技術を活用した創造的かつ先進的なソリューションを提供していきます。
本事例に掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。なお、事例の掲載内容はお客様にご了解いただいておりますが、システムの機密事項に言及するような内容については、当社では、ご質問をお受けできませんのでご了解ください。

*Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。

*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。