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Foresight in sight

ユニシス技報

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1998年8月発刊 Vol.18 No.2 通巻58号
「製造 — 新しい情報システムの方向」

ISO14000が製造業に及ぼす影響について 山本良一

環境マネジメントシステム(ISO14001)を取得する企業の数が急速に増加している.本稿ではなぜISO14000シリーズが必要なのか,その日本の製造業に及ぼす影響を,環境効率と脱物質経済,グリーン購入,エコデザイン,エコラベルと環境コミュニケーション,企業のグローバルな環境認識について述べた.

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PDMシステムを利用した開発状況の可視化による業務効率化の実現業務効率化の実現 柴田晴康

PDM(製品データ管理)システムの導入が着実に進んでいるが,最近の傾向としてPDMの導入効果を製品開発工程(製品データを作り込んでいる工程)の業務効率化に求めるケースが増えてきている.初期のPDMシステムの典型的な適用分野は,CADデータの承認・管理や,承認済の部品表・図面・文書とその変更履歴の管理であった.現在ではこれらを早期に定着させて,適用分野を開発プロジェクトのスタート時点から正式な製品データとして承認されるまでの間に発生した部品表・図面・文書の時系列的な管理や,デザインレビューに代表される実施イベントの管理にまで拡大している.開発途上の成果物とその作成状況を把握することにより,業務の進捗管理や設計完成度管理まで行おうという狙いである.従来は難しいとされていたこの分野のシステム化もPDMのコンフィグレーション管理を利用すると容易に解決できることがはっきりしてきた.本稿ではこのコンフィグレーション管理を利用した具体的な開発状況の把握方法とPDMシステムの標準的な構築方法について記述する.

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ERPパッケージ(Symix/SyteLine)導入と留意点 小口修一郎,深山昌紀

ERP(Enterprise Resource Planning;企業資源計画)は,「企業経営資源の有効活用によって,経営の効率化をはかるための手法・概念」を意味する.この概念の実現を支援するソフトウェア・パッケージがERPパッケージであり,製造業を中心に最近注目を集めている.  ERPパッケージは,オープンプラットフォームでのクライアントサーバシステムを基盤として,論理的に統合された一つのデータベース上で,販売管理,生産管理,財務会計などの基幹業務全体を透過的に計画,管理する統合業務パッケージである.  本稿では,ERPパッケージ導入の実態について考察し,次に当社のERPパッケージ導入方法を紹介し,最後に筆者のERPパッケージ適用コンサルテーションの経験から,その留意点を述べる

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TOTO総合人事情報システム 篠田博水

東陶機器株式会社向けに開発した「総合人事情報システム」の概要と,大規模CSS&データベース・システムの高速応答性と高い生産性とを実現するためにEUC & RADツールとして開発した「RADs(RDB Application Development supports)」について述べる.また本システムの開発で実施したデータベース・システムのチューニングについても述べる.

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オープン環境でのマルチメディア・データベースの構築 中川伸市

レポート,画像や表計算データといった多種多様な形式のデータ,つまり,マルチメディア・データを管理するデータベース・システムを開発した.クライアント(ユーザ)は,Macintosh(PowerPCと68K)とWindows(95とNT)を対象とした.可能な限りデータの種類や機種に依存しない処理や操作ができる仕組みを実現した.  クライアント/サーバ,イントラネット,開発ツール,Javaや周辺ソフトウェアといったオープン環境で,それぞれの長所を取り入れて開発した.検索はクライアントが多数になるため,導入や操作が容易なイントラネット方式にした.WWWブラウザを使用した検索や表示は,レポート,画像,表計算データなどのデータを区別せずマルチメディア(ハイパーテキスト)形式のデータとして扱える.表示,ftp,ヘルパ・アプリケーションの起動などWWWブラウザの機能を利用することで,効率的な開発を行った.また,情報が陳腐化しないように,登録はクライアント/サーバ方式のツールでデータの登録や更新が行えるようにした.画像を扱うため,登録時にサムネイル(実際の画像データを100×100画素程度に縮小したもの)を自動的に作成し,検索画面に高速に表示できるようにした.また,一括登録,データ容量が増大したときの対応策やセキュリティも考慮した. >全文(PDF)

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IISによるWebシステム開発事例報告 松木則夫

本稿は,1996年7月から1998年3月にかけて開発した,CADデータおよびそれらに関連する属性情報の検索システムの開発報告である.このシステムはWebによるクライアント・サーバ形態を採用し,マイクロソフト社のWebサーバであるIISのアプリケーションインタフェースであるISAPIを用いて開発した. 本システムの開発において,我々はいくつかの試みを実施し,多くの困難に直面した.今後の開発の参考のため, 1.システムの概要:システムの構成およびソフトウェアモジュール構成など, 2.Webクライアント・サーバシステムの仕組み:Visual Basicなどのツールを使用して開発する通常のクライアント・サーバとの比較, 3.「オープンシステム」開発における課題, を中心に述べる.

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遺伝的アルゴリズムを利用した多品種多工程スケジューリング問題の解法 中田純一,浦上浩一

近年生産スケジューリング問題に対して遺伝的アルゴリズム(GA:Genetic Algorithm)が適用され,その有効性が認識されつつある.現実の生産スケジューリングをシステム化するにあたっては,多様な生産工程を対象に全体として最適なスケジュールを効率よく作成することが求められる.このような複雑な問題に対してGAを適用する際は,個体の表現や遺伝的操作の中に対象とする問題領域の特性をいかに組み入れるかという工夫が必須である.本稿では,多品種かつ多様な工程を対象に全体としてのスケジュールを一度に求めるという問題に対して,2種類の染色体を用いたGAによる解法を提案する.

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ネットワーク型製造スケジューリングと知識ベースによる試行 吉安正孝

製造現場への小日程計画,操業計画,差し立て計画等と呼ばれる計画の立案業務は種々の条件を加味して行われている.計画立案業務は,多岐にわたる条件を満足させる解法の複雑さ,高品質な解の要求,多大な処理時間等のため,コンピュータ利用の要望が高いものの,システム化が遅れている分野である.システム化するには,独自開発または汎用のスケジューリングシステムの利用がなされている.後者の場合には,目的に合わない部分があると,スケジューリングシステムのカスタマイズ(改造)が行われている.  立案業務の評価の基準には,納期,稼働率,ある種の優先順位等とこれらの組合せがあり,解法も種々提案されている.また,生産品の品質を守るため等,製造技術上の条件を反映した立案業務は,汎用システムの適用は困難で,AIを利用したエキスパートシステム化が進められている.  本稿では,生産品毎に異なる加工順序を許すジョブショップ型のスケジューリングシステムに関する生産構造,特徴,解法を紹介し,エキスパートシステム構築ツールを利用してリソース(資源)を扱った例を報告する

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住宅CADシステム「DigiD」における新技術 長谷川貢一,山科隆伸

住宅CADシステムは,住宅設計の全工程を支援するシステムである.住宅設計の最初の工程である営業支援段階と下流の実施設計段階では,住宅モデリングの方法も異なり,当然モデルそのものも異なる.しかしながら,営業支援段階で作成された住宅モデルは,実施設計段階でもそのまま活用できることが望ましい.今回我々の開発した住宅CADシステム「DigiD」ではこの工程間の連携をスムーズに行うことを大きなターゲットの一つとしてきた.その背景と,実現方法について紹介する.

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CADCEUSにおける協調設計支援機能 笹尾 忍,青沼崇生

「CAD/CAMシステムが,複数人での協調設計を支援するシステムへと脱皮すること」は,製品開発システム高度化のキーの一つである.このため,統合CAD/CAMシステムCADCEUSに,協調設計支援機能であるShared Work Spaceを追加実装した.  本稿では,協調設計支援が求められる背景を概観し,必要となるCAD/CAMシステムのフレームワーク機能を定義し,その中で最も基本的でありかつ中心となるべき「製品モデルを共有する協調分散型DBMS」の一つの解として,今回開発した機能について紹介する.

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