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Foresight in sight

ユニシス技報

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2006年5月発刊 Vol.26 No.1 通巻89号
「創刊25周年記念号II「日本ユニシスグループのテクノロジ」」

88号に引き続き,創刊25周年記念特集の第二弾となる本号は,日本ユニシスグループのテクノロジを特集しました。88号で特集した各種ソリューションを支える基盤技術として,メインフレーム,Linux,Windowsの各OS,データベース,ミドルウェア,ネットワークの業界動向と日本ユニシスグループの取り組みを紹介しています。また,ソフトウェア・エンジニアリングやレガシー・マイグレーション,ITサービスマネジメントといったシステム構築・運用技術についても,グループとしての見解と今後の方向性を示しています。 技報88号「日本ユニシスグループのソリューション」,89号「日本ユニシスグループのテクノロジ」の2冊には,日本ユニシスグループの技術の今後が凝縮されています。2冊セットでご活用ください。

ソフトウェアの利用拡大におけるテクノロジ選択の課題 原 潔

技報25周年特集号は,ソリューションを中心とした特集(前号)と基盤技術を中心とした特集(本号)で日本ユニシスグループの技術を紹介することを目指す. 前号では,取り上げたソリューションを分析し,エンタプライズアプリケーション領域でのソフトウェア利用の拡大と,そこから生まれる技術的な課題が分析されている. 本稿では,ソフトウェアの利用の拡大から生まれる技術的な課題に関し,本特集で紹介されている日本ユニシスのテクノロジを含む基盤技術に対し,ソリューションを支えるテクノロジの選択の課題を分析する.選択の対立点は,オープンかプロプラエタリか,品質かコストか,ビジネスか技術かなどである.

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ミッション・クリティカル・カーネルとバザール・モデル 高橋秀樹

本稿では,まず,ハードウェア技術の発展とともに成長を遂げてきたカーネルの歴史を振り返り,カーネルが進化し続ける必然性を確認する.次に,メインフレーム・カーネルとLinuxカーネルが提供する製品設計思想の違い, 実装方法の違いを検証することにより,メインフレーム・カーネル技術とは何か,Linuxカーネル技術とは何かを探る.更に,両者をミッション・クリティカルという視点で比較することにより,メインフレーム・カーネルが提供する安心感とLinuxカーネルが持つ進取性との間に大きな対立点が存在することを明らかにする.ここには,オープンソースという新しいビジネス商材とバザール・モデルという新しい開発方法論がもたらす大きな課題が横たわっている.ミッション・クリティカルを提供するカーネルには,ユーザに安心感を与えるための機能が必要であり,解析環境に対するカーネル・パラダイムと仮想化技術による新しいカーネル・パラダイムの提供について考察し,結論としている.

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Windows® プラットフォームの進化と日本ユニシスの取り組み 川浦幸裕

Windows プラットフォームはこの10 年で大幅に進化した.WindowsはGUIによる親和性の高さや開発の容易さを維持しながら,バージョンアップを重ねる度にミッションクリティカルな領域に適用範囲を広げている.日本ユニシスは,Windowsプラットフォームの特徴を理解し,活かしながら,システムという視点から,それを最大限活用できるサービスや製品を提供し,ミッションクリティカルシステムの構築に積極的に取り組んでいる. 本稿ではWindowsの進化をOSの変遷として紹介し,進化の流れの中で日本ユニシスが手がけてきたシステム構築の実績と,日本ユニシスが考えるミッションクリティカルシステム構築に必要な仕組み,サービス,製品について述べる

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データベースの動向と課題 ——日本ユニシスの取り組みと今後の動向 行成 敦

データベース技術は,どのようなシステムでもバックヤードで利用される技術であるが,1990年代のシステムのオープン化の流れと共に,ベースとなるプロダクト及び利用方は大きく変化した.関係データベースが一般化すると共に,メインフレーム時代のトランザクション中心処理から,データウェアハウスに代表されるように蓄積されるデータ量もメインフレームに比較して膨大な量になり,大量データの検索処理も重要な利用分野となっている.近年,オープンプラットフォームも商用UNIXからWindowsへ,そしてLinuxへと大きく変貌し,オープンソースで提供されるデータベース製品も登場し利用されてきている. 本稿では,まず,これまでのデータベースの歴史と日本ユニシスの取り組みについて振り返る. 次に,将来目指すべき方向性を検討した後,今後大きな流れとなると予想されるオープンソースの製品と既存商用製品を比較しながら,オープンソースにおいてシステムを実装する際の選択・検討の視点を提供する. 他方,データ量の飛躍的な伸長に伴い,今までの延長線上には見られない特化型データベース製品が出現している.その動向と日本ユニシスの取り組みについて紹介する.

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変化対応を考慮したシステム構築の考察 八木達矢

近年,ビジネス環境の変化に素早く対応する柔軟なシステムを構築する要求が強まっている.ソフトウェア再利用アプローチを取り入れることで変化対応を考慮したシステム構築が可能になる.ソフトウェア再利用の歴史を振り返ると6つの類型を経て進化していることがわかる.本稿では,業務アプリケーション分野におけるソフトウェアの部品化と再利用アプローチの歴史的変遷に注目し,変化対応を考慮したシステム構築の今後の展望について考察する.

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レガシー・マイグレーションの現実解 中村修二

昨今,レガシー・マイグレーションがIT業界およびITを活用している企業において話題となっている.ITを取り巻く環境が大きく変化している中で,10年以上前に汎用機等で構築されたレガシー・システムでは限界に達してきているからである.保守性・拡張性・迅速性を実現するにはレガシー・システムを破棄し,システムを再構築する必要がある.しかし,移行コスト・期間および本番移行リスクを考えた場合,一足飛びにシステムの再構築を実現することは難しい.日本ユニシスが考える現実的で最適なレガシー・マイグレーションは,オープン系プラットフォームに移行する場合は,リライト手法によるシステムの構築を1’stステップとし,段階的にサブシステム単位に再構築していく方法である.

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ITサービスマネジメントの構築・運用における課題と対処策 津村正彦

ITサービスマネジメント(以下,ITSMと呼ぶ)規格がいち早くISO化されISO/IEC20000となった.これを契機にITSMが普及するものと思われる.ITSMの主要な特徴は,PDCAアプローチとプロセスアプローチである.本稿ではITSMの構築・運用における留意事項,課題と対応策を述べている.主要な事項は,企業ですでに採用されているISO 9001やISMSを活用してITSMのマネジメントシステムを構築すること,および,円滑な運用を行う面で難しさのあるプロセスアプローチの導入についてである.これらを実際のITSMの構築・運用の経験に基づいて記述した.

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ミドルウェアに期待される役割と特性 ——MIDMOST® for .NET からみた考案 菅谷俊郎,白木和彦

オープンシステムのミドルウェアに求められる役割として,「基盤要素技術の隠蔽」「汎用的に利用できる共通機能の提供」がある.これに加え昨今は「技術・制約・要件の変化に対して迅速にシステムを対応させることが可能な柔軟性」という特性が求められる.日本ユニシスはミッションクリティカルな業務システムを.NET Framework上で構築・運用することを支援するミドルウェアMIDMOST for .NETを提供している.当製品は,ITシステムがライフサイクル全般において,高いサービスレベル(高信頼性・高可用性・高管理性)を満たすことを可能にするための共通機能を,簡単かつ柔軟に利用できる形で提供している.

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