掲載日:2014年5月22日

東京五輪の先を見据えて。

スポーツ以外の目的にも一流の空間の提供をめざす新国立競技場

河野 一郎氏の写真

福島 敦子氏の写真

福島
日本では現在、東京五輪を見据えたインフラを急ピッチで整備しています。その象徴ともいえる施設が「新国立競技場」ですね。
河野
JSCが主体となり、8万人収容の計画で改築を進めています。陸上もサッカーもラグビーも、高い臨場感が得られるよう観客席は可動式とします。また、開閉式の屋根も備える予定です。
福島
予算や景観との調和など、今後克服すべき課題もあると思いますが、前例のないスタジアムをめざしているのですね。
河野
「世界一」をつくりたいという思いがありますから。どこかのマネをしていては一番になれませんし、新しい試みにも挑戦できません。
また、オリンピック後も含め、いかに活用していくかも重要です。新国立競技場は、コンサートや国際会議など、スポーツ以外の用途も見据えた設計となっています。とくに力を入れているのが「ホスピタリティスペース」です。
福島
ホスピタリティスペースとは、どのようなものですか。
河野
食事や会話が楽しめる空間です。海外のスタジアムでは、試合前のビジネスランチが頻繁に行われています。新国立競技場でも、企業が取引先をホスピタリティスペースに招いてランチを楽しみ、観戦後に商談をするという新しい使い方が提案できると考えています。
福島
スポーツに限らず、多くの用途に対応できる一流の空間を提供するのですね。東京における人々の新たな交流拠点となりそうです。
河野
新国立競技場には、都心に位置するという立地条件の強みもあります。コンサートをメインに観光やショッピング、グルメと組み合わせれば、アジアをはじめ世界中から人を集めることができるでしょう。

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