掲載日:2014年5月22日

東京五輪の先を見据えて。

空港から始まるあらゆる場面での「おもてなし」

河野 一郎氏の写真

福島 敦子氏の写真

福島
東京五輪の開催は2020年ですが、選手団の強化、新国立競技場の建設や国際貢献など「すでにオリンピックは始まっている」と言えそうです。そのほかに、今から取り組めることはありますか。
河野
例えば、日本のある地域が、ビジネスパートナーとして望む国の選手団を合宿地に誘致し、子どもたちも含めた交流を今からスタートする。そうすればネットワークが強まり、ゆくゆくはビジネス展開につながるかもしれません。
福島
オリンピックを社会や経済の活性化につなげる長期的な戦略が求められますね。
河野
その部分はまだこれからだと思います。今の段階で国が注力すべきなのは、インフラと運営の2つです。インフラに関してはほぼ心配ないと思っています。ポイントは運営です。とくにオリンピックの運営はいろいろな意味で国力が試されます。
例えば、他国選手団へのおもてなしは空港から始まります。入国手続きや移動に別レーンを設けるなど、到着した瞬間から、いわば「特別扱い」をするわけです。
福島
競技会場や選手村だけでなく、滞在中のあらゆる場面でおもてなしするわけですね。
河野
一部の人を特別扱いすることは、平等を重んじる日本人のメンタリティにはいささかそぐわないかもしれません。
しかし、スポーツに限らず外交にせよビジネスにせよ、それがグローバルスタンダードです。であれば、日本が世界のなかで1つステップアップするために許容することも必要だと考えます。スポーツで前例をつくれば、他の分野にも活用することができますから。

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