掲載日:2014年11月7日

持続可能な社会を実現するために。

異業種とのコラボレーションで社会課題を解決

菰田 正信氏の写真

福島 敦子氏の写真

福島
一般的にはスマートシティとは、「エネルギーを賢く使う街」と捉えられることが多いのですが。
菰田
私たちはスマートシティをもっと広い意味で捉え、「賢く暮らす・賢く働く街」をめざしています。それは何かというと「社会課題を解決する都市」です。
福島
環境・エネルギーに限らず、さまざまな分野の社会課題を解決していくということですか。
菰田
先進国は少子高齢化、医療費の財政圧迫、産業停滞などの課題に、遅かれ早かれ必ず直面します。それらの課題を街づくりで解決していくのがスマートシティの大きな役割だと考えています。
福島
なるほど。柏の葉スマートシティでは、実際に社会の課題をどのように解決しようとしているのですか。
菰田
主なテーマは3つです。1つめは「環境共生」です。最先端の技術を導入するとともに風の道を設けるなどパッシブデザインも取り入れています。2つめは「健康長寿」です。高齢者が健康に長生きできるような環境や医療体制を整備し、クオリティ・オブ・ライフ向上や医療費の財政圧迫解消を図ります。3つめのテーマは「新産業創造」です。柏の葉に集まっている知識を結びつけて産業が生まれる街をめざします。
福島
現代の成熟社会において、課題解決につながるイノベーションを生み出すのは容易ではないと思います。1つの企業や業界だけでは難しいのではないですか。
菰田
そこで、柏の葉でも「公民学」連携を進めているのです。これからの街づくりは、不動産業のノウハウだけでは解決できない課題が数多くあります。例えば、創エネ・蓄エネであれば太陽光パネルや蓄電池のメーカー、健康長寿なら医療分野や食品業界との連携が欠かせません。
福島
それだけさまざまな企業・組織のプレーヤーが集まるとなると、街づくり全体のグランドデザインやプロデュースを担う存在が不可欠だと思うのですが。
菰田
そのとおりです。プロデューサーやコーディネーターがしっかりとプロジェクトを進められるかどうかが、その成功を左右するといっても過言ではありません。
福島
スマートシティでその役割を担うのは、やはり御社のようなデベロッパーなのですか。
菰田
はい。柏の葉スマートシティでは、市・県との折衝を含めて当社がトータルコーディネートを担っており、おかげさまで皆様からご評価いただいています。

(注)パッシブデザイン:風や光など身近にある自然の恵みを住まいに活用する考え方。

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