掲載日:2014年11月7日

持続可能な社会を実現するために。

ハードとソフトの両面から魅力的な街をつくる

菰田 正信氏の写真

福島 敦子氏の写真

福島
異業種とのコラボレーションにおいて、ICT企業にはどのような期待をされていますか。
菰田
エネルギー面であれば電力の融通など最適管理、健康面であれば医療情報のデジタル化・オンライン化など、ICT企業には各分野でご協力いただいています。これからさらにスマートシティが進化すると、技術や規制の壁にぶつかることもあるでしょう。連携を強化し、技術や知恵を融合させながらともに乗り越えていきたいと考えています。
福島
デベロッパーとICT企業のかけ算には、さらなる可能性があるのですね。
御社の住宅の取り組みで、ICTを活かして遠隔地をネットワークで結び、離れて暮らす家族の団らんを可能にするといったアイデアが紹介されているのを拝見しました。ICTが効率化だけでなく、新しい家族のふれあいを生み出すという点で、非常に面白い試みだと感じました。
菰田
たしかに、ICTは大きな役割を果たすと思います。ただし、家族の関係においてはICTだけでなく、リアルのふれあいもぜひ大事にしていただきたい。その一例が、柏の葉でも取り組んでいる、多世代が同居できる街づくりです。多世代同居は、健康長寿や少子化対策にも大いに関連します。
福島
例えばどのようなことでしょうか。
菰田
祖父母が孫と一緒に暮らして元気になるという側面もあるでしょうし、共働きの家庭であれば祖父母に育児の協力を仰ぐことも可能です。
福島
これからのデベロッパーは、建物や施設などハード面だけでなく、ライフスタイルやサービスなどソフト面の提案も求められるのですね。また、それこそが企業としての独自性や差別化にもつながるのではないですか。
菰田
仰るとおりです。これだけ技術が進歩すると、新しいハードをつくり出しても半年や1年後には追いつかれてしまいます。しかし、ソフトは一朝一夕に追随できるものではありません。
福島
社会的な課題を解決する街づくりとなれば、ますますハードとソフトの両面で考えることが必要になりますね。
菰田
そもそも私たちデベロッパーは、建物や空間をつくることがゴールではありません。そのなかで人々が豊かに楽しく満足しながら、暮らし、学び、働くこと――その実現をめざすことが究極のミッションだと考えています。

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