対談

2016年1月掲載

スポーツに学ぶリーダー力。

ラグビー日本代表チームの大躍進をロールモデルに、
勝利に向けた個と組織の関係を見すえる。

個の強化と組織全体の強化をリンクさせ継続的な成果を

福島
岡村会長ご自身、東大ラグビー部に所属なさっていた現役選手時代には、あるチームに勝つことを目標に掲げ、そのための戦略を実行し、実際に勝利を収めた経験をおもちだそうですね。
岡村
はい。同程度の実力をもつチームを3つほどピックアップし、何をどうすれば勝てるのか、戦略を練りました。さらに、チーム全体の戦略を個人レベルにまで落とし込み、選手一人ひとりが強化すべきポイントを設定しました。
例えば、当時の私に課せられた課題は、ボール地点に到達するスピードの短縮、ラインアウトでボールを獲得するためのジャンプ力向上です。この2つに徹底して取り組みました。

岡村 正氏の写真

スポーツも企業経営も、
戦略を成し遂げるためのポイントは
リーダーとメンバーの
コミュニケーションです。

福島
目標達成に向け、個々の選手がやるべきことを果たすことが、チーム全体の戦略実行につながり、勝利につながっていくというわけですね。
岡村
はい。先の話で言えば、私がジャンプ力を高めることによってラインアウトでのボール獲得率が向上し、チームの勝利にも結びついていきます。
福島
選手自身がそのことを体感できれば、もっとジャンプ力を強化したくなるでしょうし、その結果、チームはますます強くなりますね。
岡村
いわゆる「PDCAサイクル」が回り始めるわけです。逆に言えば、選手がそれぞれの考えで能力を高めたとしても、戦略に紐づいたものでなければ、チーム力の向上に直結するとは限りません。
福島
個の強化と組織の強化は切っても切り離せない関係なのですね。
岡村
はい。スポーツも企業経営も目標は勝利であり、勝つための戦略を実行するのは個人です。個は組織全体が勝つための戦略を知り、かつ、個の強化が組織全体の強化に直結することを認識する必要があります。
肝要なのは、その両輪のバランスをとっていくことです。両方が上手く噛み合っていないと、1回は勝てたとしても勝ち続けることはできないでしょう。

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