鼎談

掲載日:2017年5月

破壊的イノベーションを生み出すために。

日本企業の強みを活かした“皆が主役になれる”ビジネスエコシステムと
失敗を恐れぬ文化の醸成が
イノベーション創出の可能性を拓く。

少子高齢化をチャンスと捉えイノベーションを推進

福島
日本は、世界でもずば抜けて早く少子高齢化が進むなど「社会課題先進国」といえます。それらの解決を契機として、日本から破壊的イノベーションが生まれる可能性もあるような気がします。
佐藤
あるハーバードの先生は「日本の少子高齢化はチャンス」と仰っています。労働力が確実に減り高齢者が増え続ける社会が目前に迫るなか、何かしらイノベーションを起こさないと国が立ち行かなくなります。日本がどう解決に取り組むのか、米国のみならず世界が注目し、研究しています。
福島
大きな社会課題の解決のためには、1つの企業だけでなく皆で力を出し合う必要があります。その点で、先ほども話題に出た日本の良さを活かしたビジネスエコシステムが期待を集めそうです。
平岡
ビジネスエコシステムで社会課題解決を推進できるかどうかは、ICTによるシステムだけでなく、それを超えた仕組みづくりが重要だと考えています。
例えば、自炊が困難な高齢者向けサービスとして、食事を自宅に届けるのではなく小学校などに移動販売車を呼び、高齢者が足を運んで食事できるような仕組みをつくるのです。
そうすれば、高齢者は外出する機会が増えて健康や活力が向上するでしょうし、子どもたちと触れ合える場ができることで、高齢者と子どもが融合した新しいコミュニティも生まれます。
佐藤
地域活性化にもつながりますよね。
平岡
コミュニティ形成をはじめ人間力をベースに、デリバリーの効率化や需給予測などでICTをうまく使いながら、社会課題の解決に取り組むことが必要だと思います。
福島
なるほど。利便性向上だけでなく、人々の幸せにいかに貢献できるかという視点も、イノベーションには大切ですね。
佐藤
それらを生み出すのもやはり人ですから、若い人材の優れたアイデアを活かせる組織が増えれば、イノベーションは自然と生まれてくるように思います。
そのためにもリーダーが人材育成に関する意識を変えるべきです。現状は「後継者を育てなきゃ!」と考えるリーダーが多いのですが、自分が育てるのではなく育つ仕組みをつくるのがリーダーの役目です。
仕組みさえつくってしまえば、日本人は優秀ですから良い人材が育っていくはずです。企業が今後成長できるかは、そこに尽きるのではないでしょうか。
平岡
当社も社員が活躍できる場や、支援する組織づくりを一層進めていきます。日本の社会全体が幸せになれるよう、当社が先駆けて変わっていきたいと思います。
福島
近い将来、日本発の破壊的イノベーションが数多く起きることを期待しています。本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

3つの提言

  1. 共有ビジョンのもと得意技術をもち寄る
    日本型のビジネスエコシステムを構築せよ
  2. ルーチン業務における失敗は防ぎ撲滅し
    新たな挑戦における失敗は推奨せよ
  3. ICTを活かしつつ人々の幸せに貢献する仕組みづくりで社会課題を解決すべし

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