掲載日:2014年11月7日

Professional Golfers:プロフェッショナルの肖像

初優勝までの10年間の道のりは自分にとって大きな財産。

プロゴルファー 宮里 優作

初優勝の勝因は、目の前の1打に集中して粘り強く戦ったこと

――2013年12月の日本シリーズの前、6月の九州オープンでプロ初優勝を飾りました。この勝利はどのようなものでしたか。
プロになってから初めて結果が出たので、素直に嬉しかったですね。やってきたことが間違いではなかったと確信できました。レギュラーツアーでも結果を出したいという思いがより強くなりました。
――その後も10月の東海クラシックで最終日を2位タイで迎えましたね。
2013年は、どんな状況であろうと「目の前の1打に集中する」ことがテーマでした。ですから、東海クラシックで優勝できなかったことよりも最終日に崩れて13位タイに終わったことが反省点でした。負けても納得できるプレーができているか、粘り強くプレーしているかなど、自分が大切にしていることを再確認した試合でした。
――12月の日本シリーズで初優勝を遂げるわけですが、振り返ってみて勝因となったポイントは何でしょう。
3日目の8番ショートですね。そこまではいい流れでゴルフができていたのですが、ティショットを引っかけて一転ピンチになってしまいました。ダブルボギーになりそうな場面でしたが、3打目をチップインしてパーセーブできたんです。いま思うと、あのチップインから優勝への流れをつかんだのかもしれません。
――優勝を決めたのもチップインでした。最終ホールの3ショットをもう一度振り返ってみてください。
ティショットは4番アイアンで打つことは決めていましたが、強い逆光だったこともあって、少し力が入って飛び過ぎました。グリーンをこぼれたボールはフェアウェイとラフの境目。ダフりは許されないと低いボールでピンを狙いましたが、ボールに届かずトップでした。キャディと2人で「警戒し過ぎたね」と苦笑したのを覚えています。
ですから、3打目は何とかグリーンに止めようとロブショットを選択しました。得意なショットで、イメージどおりに打てたのですが、まさか入るとは思わなかったですね。自然とガッツポーツが出ていました(笑)。