掲載日:2013年5月10日

INSIGHT 日本ユニシスグループ 若手社員が語る 新たな価値を創造する次世代のシステムとは?

2年かかるシステムを半年で完成させる「つくらない開発」

――最初に、皆さんが取り組んでいる研究について教えてください。

細金
細金 万智子の写真私の研究テーマは、「つくらない開発」です。日本ユニシスのようなシステム会社は、これまで一からプログラミングを行って情報システムを開発してきました。しかし、ビジネススピードが加速するなかで、より早く効率的に開発することが求められるようになってきました。
そこで、これまでに開発したシステムやオープンソースといった資源をソフトウェア部品として有効活用し、うまく組み合わせることでプログラミング工程をなくし、超短期でシステムが開発できる、新しい手法の研究を進めています。例えば従来の手法では2年かかる開発を、半年で終えられる仕組みをめざしています。
須永
プログラミングする必要がなくなるということですが、従来のパッケージソフトとは異なるものなのですか。
細金
はい。プログラミングをしないにもかかわらず、お客様の要望に合わせたきめ細かなカスタマイズを実現できるという点で、大きく違うと考えています。
最適なソフトウェア部品を組み合わせてシステムを構築するという仕組みからいえば、SOA注1やBPMS注2はイメージが近いのですが、それでも現状では少なからずプログラミングが必要です。
石井
それを聞いて、まったく新しい画期的な研究なのだということが実感できました。つくらない開発が実現すれば、情報システムの開発プロセスが一変しますね。
細金
須永 博行の写真つくらない開発で一番インパクトが大きいのは、プログラミングからテストまでの工程が減ることです。
須永
そうなってくると、お客様がシステムに対して求める条件や、私たちのようなシステム会社が提供するサービスも変わるでしょうから、大きなムーブメントが起こりそうです。
細金
ただし、誤解していただきたくないのは、適用業務やシステム規模、顧客要件などを吟味したシステム構築・運用力が不要になるわけではないということです。たとえ開発工程が減っても、日本ユニシスが培ってきたミッションクリティカルをはじめとする高度なICTの実現力が、極めて重要なノウハウ・能力であることに変わりはありません。

(注1)SOA:Service Oriented Architectureの略。大規模なシステムをサービスの集合として捉え、各業務処理を行うソフトウェアを組み合わせてシステム構築する開発手法。

(注2)BPMS:Business Process Management Systemの略。ツールを活用して企業活動と業務の進め方を管理する仕組み。常に業務プロセスを分析し、必要に応じて改善を実施する。

研究員から 「研究成果を活かしてお客様の課題解決を。」

研究所で担当した全文検索エンジンの技術をお客様の業務に適用するプロジェクトを通じて、利用する側の発想や視点などを学ぶことができました。その経験が、全文検索技術の応用研究にも活きていると思っています。今後は、研究で得られた成果を活用し、お客様とコミュニケーションしながら、要望に応えるシステム開発を手がけたいと思っています。

石井 愛

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